って言われることがあります。
先日の大阪ワイナリー協会の設立記念総会でも、そういう方にお目に掛かりましたし、過去もあります。
非常に親しくしている人からも言われたことがありますね。
私は「実は私もそう思っている」一人です。
勿論、自分の仕事ですから、全否定は出来ませんし、そうであってはならないと思っています。
が、確かに
1:高いワインを売りつける。
2:難しい言語を使う
3:気取っている
4:農家が汗水流して造ったものを軽々しく扱う、或いは批評する
5:高いワインを買ってくれるゲストを持ち上げて、そうでないお客様を放置する
などなど・・・・・・
確かに雇われているソムリエの場合、サービスの選択肢は狭まっていることは違いありませんから、オーナーの意向通り高いワインを勧めざるを得ない者もいるでしょうし、お客様に批評を求められることもあるでしょう。
また、ワインの分析なしにはサービスも出来ませんから、それなりの評価はあって然るべきですね。
が、しかし、です。
私も含めてワインに対して傲慢になっていないか?
難しい言葉で語っていないか?
日々反省しなければなりません。
同業や生産者と話すときには専門用語や難しい分析を語らなければなりません。
が、客席にゲストがいるときは如何に柔らかいか。ですね。
これからの季節、ソムリエやワインアドバイザー、ワインエキスパートなどの受験者が勉強と称してテースティングにアチコチのワインバーやレストランに出没します。
これは中々避けられないことかもしれませんが、難しい顔をして難しい表現をしながらテイスティングしている姿は不快です。
そういう時に隣の「普通のゲスト」がどう感じているか?を察知して不快な思いをさせない。
また、ワイン通と言われる方の「高いワインを飲んだ自慢」をほめたたえては、周りの「多くの方々」は不快ですね。
自分自身も含め、ゲストの動向をシッカリ見ながら、「ソムリエは嫌いです」と言われる要素を取り除かなければ未来はありません。
今日も何組かのお客様が来られます。
ひょっとして「嫌われる一言」は吐いてしまわないか?
そういうお客様を乗せてしまう態度を取っていないか?
これはホテルなどの高額ワインを売っている店の特徴か、と言えば必ずしもそうでもありません。
気楽にワインを楽しんでもらいたい、と標榜している店にこそ見受けられることが多いのも事実です。
気楽すぎて新規のお客様が入りこめない雰囲気を作り出していたり、お客様が初心者が多い事を良い事に自慢気なサービスが多かったり・・・・
ま、「舶来の文化」を扱う業態には付き物の悩みかも知れませんね。
樋口はどうなのか?
今日も悩みながら頑張ります。