今月5日、7日と13日のブログにドイツのワインの事を書いていました。
フランス、イタリアの使用量の多いそむりえ亭ではありますが、ご承知のように国籍にこだわらないのが身上ですのでドイツのワインもちょくちょく使っているのです。
が、先月から今月にかけては4アイテムを同時に使っていました。
すべて同じ醸造所のものです。
ベルンハルト.フーバー醸造所。
温泉でも有名なバーデンのワインです。
この地は700年前の文献ではピノノワールの銘醸地であったことを当主のベルンハルトさんが気付きます。
ドイツはおろか世界の中でも肩を並べるピノノワールを産し、名を轟かせた情熱の醸造所。
ここのマルダーディンゲン村はドイツにおけるピノノワールの異呼称として残るほどの地だったのです。
フランスのアルザスのすぐ近くです。
そんなタイミングの今月11日=私がブログに書いていた中間の日、ベルンハルト.フーバーさんは天に召されました。
まさに虫の知らせ、だったんでしょうね・・・・
1959年2月5日生まれだそうですから私と同級生です。
親しい訳ではありませんが、尊敬すべき「おない」です。
55歳。
惜しい人ほど儚いんですね。
今月中は3アイテム(ピノノワール=シュペートブルグンダー2種とピノゼクト=ピノノワールの発泡酒2006年ヴィンテージ)は切らさずに彼の追悼をしたいと思います。