ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

懐かしい形

2016年12月19日 02時31分07秒 | ワインの事
古いワインファンにはポルトガルのマテウスロゼは「ああ、懐かしいなあ」ってなもんだろうと思います。

独特の扁平のボトルは印象的です。
マテウス ロゼ 750ml
サントリー
サントリー


昔とずいぶんボトルの色やらキャップやらが変わりましたが、私には思い出深いワインです。

しかし、この扁平瓶はもう一つ「ふるさと」とも言える産地がありまして・・・・

ランダースアッカー ゾンネンストゥール リースリング グローセスゲヴェックス  Q.b.A.  トロッケン トリアス
シュテアライン&クレニッヒ
シュテアライン&クレニッヒ


そう、ドイツのフランケン地区のものです。

ある程度の年齢の方には「ドイツワインは甘い」という印象があると思いますが、この地域では辛口が昔から一般的で「石のワイン」といわれる硬い辛口。
現在では他の地域=ラインガウやモーゼルでも辛口が目立ってきましたが、ま、ドイツ辛口の本家本元と言っていいんではないんでしょうか?
写真のものはリースリング種のものですが、今月のそむりえ亭ではシルヴァーナ種のを使っています。

アルトレーベンといわれる古木のものです。
硬い辛口ではありますが、すこし空気接触をすると柔らかく開きます。

私的にはボトルは懐かしいもののセラーに収めにくい、というジレンマがありますが・・・・

冷製の肉料理などにはお勧めしたいワインです。


さて、そういいながら今日19日はお休みを頂いて年の瀬のラッシュに備えたいと思います。

      
                 樋口誠