ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

13年前

2018年08月07日 02時08分22秒 | ちょっと休憩
今から13年前なら私は46歳の後半。

カラオケなどを謡う時などは「20歳までに覚えた歌が自分の新曲」

13年というのは今となっては「ちょっと前」位の感覚です。


では、私の生まれる13年前。

日付は変わりましたが、8月6日は広島に原爆が落とされた日です。

父や母から色々聞いてはいるものの、子供の私にとっては「13年前」はとてつもなく昔に思えたりもしていました。

でも、たった13年前に悲惨な光景「ピカドン」が広島を襲ったのです。

父はビルマにいました。

激戦地です。

母は東京で戦死した兄の代わりに三人の弟と里子で貰った妹を抱えるように空襲から逃げたのだそうです。



悲惨、悲惨、悲惨、悲惨・・・・


広島にはその象徴が残っています。



昨年も一昨年もこの日に原爆のことを書いていると思いますが「アレ?」と感じたことがあります。

テレビでのそういう番組が今年は減ったのではないか?ということです。

たまたま私が見逃したのか?

はたまた何かの力が働いているのか?


どうぞテレビ局の皆さんには「飽きるほど」映し出していただきたいと思います。


「落としたアメリカが悪い」とかではなく「ああいうことは繰り返さない」と心に留めることが大事なこと。


しかし、私の子供の頃ですらそうであったように、今の子供たちには「もっと遠い昔」です。


風化させない。

語り継ぐ。


「力対力」ではない。

そう思っています。


           樋口誠