帰宅後テレビを点けると「NHKスペシャル=祖父が見た戦場ールソン島の闘い 20万人の最期~」が流れていました。
こういう放送を待ち焦がれる、というのは本望かというと違うのだろうと思います。
しかし、そこで映っていた「死んでいった兵隊さん」を「生き残った戦友たち」が語れる時間はおそらく数年しかないはずです。
その一人であった父(生きていれば96歳間近。ビルマで終戦)も3年前に亡くなり、兄を戦地で亡くした母も今は認知で語れません。
ですから、こういう番組をしっかりと流していただかないと「戦争はゲーム」的な印象の人が増えても咎めることが難しくなりますね。
ちなみに、今回の番組は「ためしてガッテン」などで有名な小野文恵アナウンサーがお母さまとともに亡きお祖父様の生き様、死に様を見届ける旅。
その映像の中にある死体。
血も涙もなく行動をとらざるを得ない部隊の「戦争の悲しさ」が浮き彫りになります。
「お国の為」ではなく「無理やり」な出兵と他人事の軍部の乖離。
父の話とも合致しますし、若い頃に聞いた先人たちの声とも一致です。
「何もいいことはない」
「生きている人にもウジがわく」
「死んでも家族にも真実は伝えられない」
もうやめましょうね、戦争は・・・・
樋口誠
こういう放送を待ち焦がれる、というのは本望かというと違うのだろうと思います。
しかし、そこで映っていた「死んでいった兵隊さん」を「生き残った戦友たち」が語れる時間はおそらく数年しかないはずです。
その一人であった父(生きていれば96歳間近。ビルマで終戦)も3年前に亡くなり、兄を戦地で亡くした母も今は認知で語れません。
ですから、こういう番組をしっかりと流していただかないと「戦争はゲーム」的な印象の人が増えても咎めることが難しくなりますね。
ちなみに、今回の番組は「ためしてガッテン」などで有名な小野文恵アナウンサーがお母さまとともに亡きお祖父様の生き様、死に様を見届ける旅。
その映像の中にある死体。
血も涙もなく行動をとらざるを得ない部隊の「戦争の悲しさ」が浮き彫りになります。
「お国の為」ではなく「無理やり」な出兵と他人事の軍部の乖離。
父の話とも合致しますし、若い頃に聞いた先人たちの声とも一致です。
「何もいいことはない」
「生きている人にもウジがわく」
「死んでも家族にも真実は伝えられない」
もうやめましょうね、戦争は・・・・
樋口誠