ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

新しい生活様式?

2020年06月19日 00時11分55秒 | コロナ
「新しい生活様式」という言葉が席巻しています。

確かにこれまでと同じというわけにはいかない部分もあるのだろうと・・・

しかし、私ごときの短い人生の中でも既に「生活様式の変遷」は数えきれません。


水洗でないトイレ

温水洗浄便座でないトイレ

そしてトイレットペーパーでない紙

舗装していない道路

木の雨戸

クーラーがなく

暖房は練炭や炭

交換手を通す電話

薪で炊く風呂

手で回すミキサー

洗濯機に着いた手で回す「絞り機」

ペットボトルのお茶など売っていない

テレビののチャンネルはダイヤル式

カラーテレビ

隣近所の付き合い深く

お陰で玄関は鍵なし

都会の今のマンションでは無くなった「表札」

あ、それにワインなど考えられない生活

ことごとく変わりました。

いやいや、もっとあります。

激変です。

ですから、コロナのお陰で変わった部分は実は「これまでもあった変化」の延長ではなかろうか?とも思えます。

嘉門タツオさんの唄で「ゆうてなかったやんブルース」と言うのがありますが、まさに「そんなん無かったやん」です。

昔は良かった、とかいうのではありません。

「もともと変化してゆくものだから、慌てずに構えましょう」と思います。

そして、ひょっとしたら「無理矢理新しくせんでもええかも」という部分も必ずあるはずです。

行き過ぎると「振り子」は戻ってくるものです。

既に京大や阪大の感染症、ウイルス専門の先生方が「これまではやり過ぎ。少し、以前に戻そう」ということを声高におっしゃられています。

過剰な「新しい生活様式」に振り回されないようにしたいと思います。


          樋口誠