先日行われた「サクラアワード」では女性ソムリエが一斉に(大阪会場では150名)テイスティング。
5名一グループ×30組が並ぶ姿は壮観です。
一組当たり50銘柄近くを利き酒します。
一組当たり50銘柄近くを利き酒します。
11時過ぎから始まった審査会は真剣な眼差しの女子たち。
中盤に差し掛かる頃(14時過ぎ)には多くの女性ソムリエの顔はピンクに染まっていました。
まさに「サクラ」色ですが、そりゃもう大変な審査会です。
膨大な量のワインも「吐き出すから大丈夫」という方もいますが、実際のところは酔っぱらいます。
さて、テイスティングの大事なポイントは「真剣に、しかし、速やかに」です。
それを完遂するのに次の点に留意しないと「サクラ」色の顔では済みません。
1:吐き出しても口腔内に数ミリリットルのワインは残る
2:香りを嗅ぐことで鼻腔からアルコールは吸収される。
上記の2点だけでも相当な量が身体に入るわけです。
つまり・・・
・何度も口に含むことをしない。
・何度も口に含むことをしない。
・何度も嗅ぐことをしない。
です。
・更に水があるなら口腔内にへばり付いたワインを洗い流すこと。
・ただ水が口腔内に多量に残ると、これはこれで次に試飲するワインが薄まります。
しっかり吐き出し、口腔内の水分を除去したいものです。
中には「飲み込まなきゃ判らん」という強者もいますが、それは数種類迄の話。
多種に及ぶ場合は「飲酒運転と同様」のミスを犯しやすくなると捉えるのが大事なこと。
過去にはそういう会場で「べろっべろ」に酔っぱらって退場処分を受けた人も知っています。
表題に「余談」と書きましたが、実は本質的なことです。
あ、ご同業以外の方には関係ない話になりました。
あしからず・・・・・
樋口誠