ワインの世界の話です。
「専門家」にも色々ありまして・・・
醸造家、輸入元、ワインショップ、ソムリエ、ワインスクール等の講師etc
そして世間の殆どの人は「専門外」
醸造家、輸入元、ワインショップ、ソムリエ、ワインスクール等の講師etc
そして世間の殆どの人は「専門外」
日本のワイン消費量(成人一人当たりの年間平均)は3㍑と少しです。
で、「専門家」という方の多くは年間数百㍑呑まれ、結婚式などで注がれるワインも含めての平均が3㍑と少しなわけですから、多くの人は「殆ど吞んでいない」のです。
私としては「もう少し、あと少し、吞んでほしい」と思って仕事をしているのですが、時折「専門家がワインを嫌いな人々を増やしている」と感じています。
当り前のように高額なワインを呑み、生産者やヴィンテージについて語る。
当り前のように高額なワインを呑み、生産者やヴィンテージについて語る。
「俺が造ったんだから旨いに決まっている」と宣い、
「まだ若いね」とか「ピークは過ぎてるね」と言うのです。
「ワイン通は嫌われる」という本があります。
まさにその通り。
良かれと思って話している内容は「専門家内では有効」かもしれませんが、それ以外の場所ではご法度というものです。
特に最近は科学的な言葉を駆使して語る人が増えたような・・・
それでは普及に繋がりません。
私のしている仕事(マリアージュ)も面倒なことです。
しかし、ご存じの方も多いと思いますが「この相性は家でなら、こうしてみてはいかが?」と「簡単に」説明しているつもりです。
あ、もちろんダジャレ交じりで😅
「ワイン嫌いを造るのは専門家」にならないようにしたいものです。
自戒を込めて。
樋口誠