そむりえ亭では殆どの場合、ワインはグラスでの提供です。
しかし、稀にボトルでお出しすることがありますし、私は元々ホテルのソムリエでしたので散々ボトルで開けてきました。
その経験の中で「待ち過ぎたワイン」「寝かせ過ぎたワイン」を多々経験しています。
例えば有名なDRCのワイン。
略さずに書くと「ドメーヌ ド ラ ロマネコンティ」社のもの。
なにしろ高額ですから「寝かせて本領を発揮するまで待とう」というのが多くの方の考えるところ。
しかし、1953年、1959年、1961年、1964年、1969年、1970年、1971年などは20年から40年熟成したものを開けていましたが、若い内に飲むより「落ち着き過ぎ」であったり、「少し峠を過ぎている」状態だったりしました。
78年以降は毎ヴィンテージを開けていますが比較的若い内に開けることが多く、実は後悔したことが無いんです。
その感覚も人それぞれかもしれません。
ま、私はそう感じている、ということです。
それに比べてボルドー等は「長熟」と言われ、ヴィンテージによっては「待つに値する」というのもあります。
それは判断の難しいことでもありますが、待ち過ぎて後悔するより、早過ぎた場合は「また買うチャンス」があるわけですから・・・・
そむりえ亭で通常使うワインはグラスで提供するので「若め」ですが、時にボトルでお出しする時(条件があります)には、その辺をご相談頂ければ体験頂けると思います。
「特別なお祝い」とか「お人数が6名程度揃いそうなとき」等はお声がけください。
さて今日21日はお休みです。
明日22日以降も満席の日はありませんので宜しくお願いいたします。
樋口誠