どの業界にもあるのでしょうが、ワイン界には沢山の試験があります。
私の所属するソムリエ協会の試験はもちろん、各種団体の試験、生産国や地方が独自に設けた試験。
そしてプロ向け、アマチュア向け、サービスマン向け、教育系向けetc
プロの人が臨むのは「やむを得ず」という側面も強いのだと思いますが、実際にそのための受験勉強で役に立つことも多かろうと思っています。
対してアマチュア向けの場合、最初の動機が「もっとワインを美味しく飲むために」と思っていたのに「試験勉強をしているうちにワインが嫌いになった」という声も聴きます。
いや、プロの人も「細かすぎる道」に入り過ぎて「美味しいサービス」が出来なくなるというケースもあります。
サービス側でも飲み手側でも最終的に「美味しく飲める」を着地点において、各種試験に臨んでほしいものです。
PS:そむりえ亭で働いて頂けると、キッチンでもホールでも惜しみなく勉強の後押しします。仕事終わりのテイスティングや各種の本類も揃っていますよ。
樋口誠