先日、セラーの温度管理について書きました。
しかし、ワインはセラーの中で飲むものではありませんね。
よって「セラーから出した後」が重要なのは言うまでもありません。
当然、夏は上がりやすく、冬は下がりやすいわけですが、それも一様ではありません。
エアコンの風など、いろいろな要素が温度に悪戯を仕掛けます。
夏は冷たい風が当たり=温度が上がりにくく、冬は暖気が当たって上がりやすく、といった具合です。
昔、何名かのソムリエ界の大先輩が温度変化に関するレポートをしてくれていました。
かなり詳細なものです。
しかし、そこではエアコンに関しては触れていませんでしたし、「風のあたり方」や「サーモで効き方が違う時間帯」まで考えると簡単ではありません。
ですので、何はともあれ「セラーから出して」「冷蔵庫から出して」「どれくらいの時間で」適温になるかを自分なりに知ることが重要です。
そむりえ亭カウンターにお座りいただく方には時折お話しすることもあります。
「そむりえ亭のグラスワインはセラーから、或いは冷蔵庫から〇時に出して、△な場所に、◇な置き方をする」という話。
お家では参考にならないかもしれませんが、気になる方はお聞きください。
(むしろ同業者の若い方に必要なことかもしれません)
さて今日5日はお休みです。
明日以降のご来店をお待ちしています。
樋口誠
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます