中島みゆきさんの唄ですが、多くの方がカバーしていますのでご存知の方も多いはずです。
この唄の中に「私、目撃したんです。電車の駅、階段で・・」で始まる一文があります。
昨日帰りにコンビニによって数点の買い物をし、レジに並びました。
私の3人前に老いたお婆ちゃんがいて、会計に手間取っているようです。
暫くすると隣のレジが空いて、私の番になりレジを済ませます。
入口付近に止めていた自転車の籠にエコバックをいれ、漕ぎ出した時。
3人も前にいたお婆ちゃんが手ぶらで出てくるではありませんか?
恐らく90歳前後。
「ひょっとしたら、お金が足りなかったか?」
「確か食パンくらいしか買っていなかったはず」
寂しそうな顔をされていました。
が、私は漕ぎだした自転車を止められませんでした。
先程の「ファイト」 ←(吉田拓郎さんバージョンのリンクです)の一節は・・・・
私 本当は目撃したんです 昨日電車の駅 階段で
ころがり落ちた子供と 突き飛ばした女のうす笑い
私 驚いてしまって 助けもせず叫びもしなかった
ただ恐くて逃げました 私の敵は 私です
2年前まで年老いた母を介護していたのに、
そんなことに気が回らない、
自転車を降りられない、
食パン代位出してあげられるのに、
声もかけられない
自宅に帰りついて情けなさにガックリです。
「自分の敵は自分」だと思い知らされました。
あのお婆ちゃんは家に帰り着いただろうか?
お腹を空かせているのではないだろうか?
恥ずかしい限りです。
どうぞ、皆様は私のような情けない大人にならないようにお願いします。
樋口誠
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