ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

約一か月ぶりの「アレ」です!

2016年07月06日 00時19分57秒 | ニュース
昨日はお休みを頂いて店のメインのエアコンを入れ替え。

その他についでの修理等もお願いしました。

よって今日からは快適なはずです。

涼しくなりますし、ついでに財政も涼しく・・・・・・


ってことで「さあ頑張るぞ‼‼」ってなもんですが、予約がありません。

前回が6月10日でしたから約一か月ぶりのアレ。


「ブログ見たでえ‼」です。

今日は通常のグラスワインはオール200円引き

一杯2,000円以上のものは各500円引きと致します。



どうぞ遠慮なく「ブログ見たでえ‼」て囁いてくださいまし‼‼

涼しい店内でゆっくりどうぞ‼

お待ちしています。

           樋口誠

葡萄の個性

2016年07月05日 02時27分43秒 | ワインの事
「◯◯と言う葡萄の個性はホニャララです」とか「こういうところが品種個性です」とかいう話がよく言われます。


しかし、同じ葡萄でも産地は勿論、醸造法、栽培法で大きく変わるものです。


アルコール度が全然違ったり、それにつれて酸の度合いも変わります。

熟成の樽のサイズや新旧、熟成年数で別物に感じます。

高額なワインの手のかけ方と日常用ワインの「量勝負」では違って当然。

また多くの産地では単一品種のみで造るより補助品種をブレンドすることの方が多く、その補助具合でニュアンスが変わる。


「パッと見た目は日本人」でもアメリカ育ちは英語をしゃべり、日焼けも控えめで色白、っていうのも例えになると思います。


なんてことを言うと「なにが正解なんだ?」と言う話になります。

例えばリースリングの本場ドイツやアルザスのものの多く=日常的なもの=はぺトロールと言われる鉱物的な香りはあまりしませんが、オーストラリアなどのものに感じやすい。

オーストラリアから覚えた人は「リースリングはぺトロール」と覚える人がいるわけですが、実はそういう憶え方は危険とも言えます。

サンジョベーゼはイタリアの有名品種ですが、中でもトスカーナのそれは様々過ぎて「覚えにくい」ということにもなっています。

キアンティなどの古典的なもの、スーパートスカンと言われるフレンチハイブリッドでは別物。


シラーも然り・・・


では品種個性は憶えなくてもいいのか、否か?

憶えなくてはならないし、憶えなくてもよい、というあやふやな答えが私の中にはあります。


つまりワインは「産地」や「生産者」の個性を反映するのですから・・・・


「この人はどんな人なんだろう」と言うのと同じで「ゆっくり観察」「色々な場面で付き合う」ことで見えてくるのはワインも同じ。

品種の個性も同じように見えてきます。



が、それは服を脱いだ裸の身体の話で、通常は服をきているのですから「見誤る」のですね。


難しいことを書きました。

しかし、どうぞ一旦本で読んだことは忘れ、ワインと向き合うテイスティングをしてみてください。




あ、この話はお客様向けではありませんね。

これからワイン業界でコレから頑張ろうという人向けです。

あしからず・・・・


                樋口誠


群雄割拠

2016年07月04日 02時11分07秒 | ワインの事
例えば昭和の野球と言えば「阪神VS巨人」

サッカーと言えばブラジル、ドイツ、イタリア。

相撲は大鵬、柏戸。

それぞれの牙城は「当時」は鉄板な印象です。




ワインはというとフランス、イタリア、そしてドイツ。

それも有名産地。




ところが、気が付けば野球もどこが優勝してもおかしくなく、それどころかNPBではなくMLBが話題の中心で

サッカーはブラジルも虫の息のような低迷。

相撲は日本人の横綱は当分ない訳です。


それらも多分「20年から30年」のインターバルで変遷するのでしょう。


ワインもそうですね。

有名産地に偏ることなく、有名国に偏ることなく、有名品種に偏らず、です。

いやあ、まだまだかもしれませんが、私の20代の頃から思えば天と地の差ですね。


80年代の初期にカリフォルニアワインをホテルのフレンチでグラス売りするなんて「阿保」扱いでしたし、それが今では「大国」になっていますし(笑)


と言うことで、昔から色々な国のワインを使っていますが、今や「そこの国のを使っているから珍しい」と言うことは無くなってきました。


・・・・・・・・・・って、思ったら大きな間違いです。

実際にはワイン消費量は年間3リットルをやっと超えたところ。

つまり「大国」だの「小国」だの「有名」だ「珍しいやろ」的な話は「身内ウケ」でしかありません。


自分の店で使えるワインは数知れています。

業界の皆さんと色々な「隙間を埋める作業」をしていくことでワインの世界も広がる、と言うことなんだと刻むこの頃です。


           樋口誠



白は強いんです。

2016年07月03日 01時47分27秒 | ワインの事
世の中の男性が「男が強くて女は弱い」と思っていて、実際は「女は強い」のです。

それは紛れもなく恐妻家のご主人はよーく身に染みているものと思います。


それと同じように「赤ワインは強くて白ワインは弱い」と思っている人も多く・・・・

そういう方の判断は「色が濃い」とか「渋い」とかからくるのだろうと思います。

しかし、果たしてどうか?というと白の方が強いことが多いと感じています。


例えば酸化に耐えるのは耐えるのは白で、赤は刻々と酸化して劣化していきますが、白は自身の持つ酸でむしろ開いていき劣化はかなり後からやってきます。

酸というのは他の酒とワインを区分する大きな要素ですから、そこが強いというのが一番なんですね。


確かにタンニンはありませんが、赤のタンニンは「いずれ無くなるもの」なのです。



で、何が言いたいのかというと「男は強いワインを飲むもんだ」的な考えはやめて「芯が一本通った豊満は白」を認めましょう、と言うこと。

また「実は白こそデキャンタなどのエアレーションで大化けしますよ」ってことです。

そむりえ亭でするワインメーカーズディナーなどに参加されている方は、その辺の違いを体験されていると思いますが、今月の白はそれが判り易いのを揃えています。


白は強いんです。


あ、何事にも例外はありますけどね・・・・


          樋口誠

皮膚感覚

2016年07月02日 02時10分37秒 | ちょっと休憩
皮膚感覚とか肌で感じるとか

或いは直観とかは意外に当たっています。

例えば営業中の「あの人たちはどんな客層だろう」とかは結構当たります。



ちなみに出勤途中の風景は景気感を物語るもので、谷町から坂を下って心斎橋に降りてきてからの店までは「人ごみを抜ける」のですが・・・

ご承知のように2年前ほど前からの大阪は観光バスと、そこから溢れる様に降りていらっしゃるアジア系の団体様。

2車線をふさぐバスとか心斎橋筋を往来するグループは自転車を一旦止めないと勧めない位でした。


しかし勘違いかもしれませんが、ここ一か月くらいはバスの数もグループの大きさも、或いは道の塞がれ具合も緩和されているように感じています。


たまたま私の出勤時間の感じかもしれませんし、新しくできた中国のディズニーランドや円安、イギリスの離脱がそうさせているのか、いや参議院選挙で日本人の動きが変わっているのか、それは定かではありませんが・・・・

ただマンションなどでの民泊が規制され始めているというのは確かにあって自宅マンションでも「それらしい姿」は消えましたからねえ・・・
まんざらハズレではないのでしょうね。


元来、そむりえ亭は外人さんの利用は殆どありませんので、このことによる影響は直接あるわけではありません。

しかし、それで潤っている業界もありませから、何某かの因果応報が廻ってくるのかも、なんて考えるわけです。


さて今日は土曜日。

出勤時の混み具合を感じながら店に出たいと思います。


           樋口誠

右に倣え・・・

2016年07月01日 02時13分08秒 | ちょっと休憩
ちょっと気になることがありまして・・・

いや難しい政治やマスコミの言論統制、ってなことではありません。


NHKの朝のテレビ小説のヒロインが、その後急に他の局の番組で「登場しまくり」ってことです


こういうことっていつの時代からなんだろうか?と考えるわけです。


確かに昔もそれをきっかけに売れていった女優さんは沢山いらっしゃいますが、今のような露骨な感じではなかったような気がします。


勿論、それなりに力のある方々なんでしょうが、他人の作品の勢いをそのまま使うっていうのはワインの世界でいえば、シャンパンでも無いのにラベルにシャンパン、ボルドー絵もないのにクラレットと書いているようなもので、この世界ではとっくの昔にNGなんです。


同じではないのでしょうが少々コソバユイというか「見てはいけないものを見た」感に襲われるのです。

一番組とかなら、なんていうことはないんです。

でもアッチでもコッチでも見かけると「あ~あ」です。


「予算と努力なし」で視聴率を得られるんでしょうね・・・



そういうのを観ていると政治的なものに関しても「無理をしない」となるのかな?と懐疑的にもなります。


あ、朝のテレビ小説のヒロイン役の女優さんには何の恨みも妬みもありませんよ。


チャレンジ。


が、欲しいな、と思います。


                 樋口誠