日本ソムリエ協会の呼称資格認定試験。
7月からの一次試験も後半に差し掛かってきました。
数年前からCBTと呼ばれる「一人ひとり入れるコンピューターの設置されたブースで期間中の好きな日時に受験できる」システムで実施されています。
期間中、一人二回までのチャレンジが出来(申し込み内容による)、自身の回答終了時に即座に合否が判ります。
よって、一回目で合格された方は2回目を受けず、次のステップ=2次試験=テイスティングの準備に進むわけです。
本来、テイスティングは誰の影響も受けない環境で試験で使うのと同じグラス(ISOグラスと言います)で勉強するのが一番。
しかし、この時期、あちらこちらの飲食店で教えを乞う受験者が続出するのです。
そむりえ亭も例に漏れません。
ところが今年は緊急事態宣言下で開けている店が少なく「テイスティング難民」が続出しているのだろうと・・・
ただ、これは「食事ついでのテイスティング」や「違うグラスでのテイスティング」「有名ソムリエに教えてもらっている感」を拭い去るにはいい機会とも言えます。
1:お昼ころの
2:空腹時に
3:ISOグラスで
4:外観、香り、味の要素をトレースし
5:適温、料理等を考察する
という習慣をつけてください。
「当たる」とか「当たらない」より先に方法を身につければよいと思います。
それと、この試験の良いところは「特定のワインばかり飲んでる(扱ってる)人は弱い」「安くても色々飲んでる(扱ってる)人が強い」ということ。
試験をきっかけに様々な産地の幅広いワインを試していただければと思います。
樋口誠