




新年度が始まった
シルバー人材センターに派遣登録して、図書館の補助業務をやらせていただくようになって5年
登録会員の機会均等という理由から、5年たった昨日で更新終了となった
月曜日は休館日なので、日曜日が最後
はたらく人生の終盤にとても幸せな時間を得ました
私の方からご挨拶をして回るべきところ、かかわってくださった職員さんたちが、
機会をとらえては声をかけてくださって、
私はもう涙が出そうでした
私が仕事をさせていただいたのは、団体貸し出し業務のお手伝いです
貸し出し先は、保育園、幼稚園、児童館、学童保育…
帰ってきた本を点検して、棚に戻す作業です
貸し出された本は、先生方が子どもたちに読んでもらいたい本
図書館側がこれを使ってほしいと考えた本
私の係ではなかったのですが、小学校・中学校に貸し出される朝読書、学習支援用の本もありました
これが知らない本がたくさんあるとわかる経験でした
書店は流行りの本が目につくように置かれます
図書館では、自分の感性で棚を眺めます
目につかない本がたくさんあるんだと思いました
書棚に戻すことを「配架」と言いますが、配架は新しい本との出会いでした
ぱらぱらと傷や落書きなど破損がないかと調べる「点検作業」は、
究極の流し読み、あとでじっくり読もうと手の甲に書名を書き込んだりしていました
「書架整理」は、本がラベル通り順番に棚に並んでいるかと整理するのですが、
私は背表紙をみているだけで読んだ気分になり、とても満足しました
最初の年はまだまだ失敗も多く、お役に立っていると感じるようになったのは2年を過ぎてからでした
自分の判断でしていい事、確かめるべきことが分かったんだと思います
どの仕事もマニュアルだけではまわらない数々のことがあります
そこで役に立つことができたという実感 感謝しかありません
さてこんなに幸せで、次をどうしたらよいか途方にくれています
まず、引きこもりにならないように過ごそうと考えています