おとなの週末 2020年 10月号 [雑誌]の感想
北海道では鰻屋さんがあまりない。コロナのおかげで長逗留している東京で、そろそろ外食も行けるかな?と手に取った。Gotoなんたらをつかっても気軽に行けるわけではないが、手ごろなお店も載っていて楽しくチェックをした。東京は広くてたくさんのお店があって、地方人には選びきれないからこういう本はありがたい。
読了日:10月10日 著者:
15ひきのおしかけねこの感想
バンサンに猫の絵があるんだと飛びついて開いた。伸びやかな線は猫の柔らかい表情を生き生きとを描いていた。図書館で見つけた一冊、是非に愛蔵本としたいものです。
読了日:10月08日 著者:ガブリエル バンサン
いい階段の写真集の感想
美しいなあ…いいなあ…凄いなあ…。面白かった、階段って思いを込めて作るとこんなに素敵なんだと、見ごたえ、読み応えのある一冊だった。
読了日:10月07日 著者:BMC
東京、コロナ禍。の感想
歴史に必ず残る時代を生きていて、カメラマンとして今を切り取っておくことはとても意味のあることだと思うが、まだまだ事態は動いていくだろうと容易に想像がつく。記録としての価値はあるのだろうが、この写真が意味するもの、言いたいことがつかめない。時間をもう少しかけてどうして切り取ったのかに考えが深まれば…そこに見る側である私の気持ちがよりそっていかないもどかしさを感じた、残念。
読了日:10月07日 著者:
笑い三年、泣き三月。の感想
物語のはじめ、戦後の混乱時期の描写に理解が及ばず投げ出しそうになった。それが少しずつ人物のあり様がしみてきたら、最後は終わるのが惜しかった。浅草ってそうだよ、こういう街だった。ストリップって死後に近いのかな?そうだよなあ、時代が随分変わったんだ…だけどその中でも、変わらずに、変わろうと、そんなそれぞれの頑張りがここちよかった。私には「木内昇 はずれなし」だな…
読了日:10月07日 著者:木内 昇
カーテンコール!(新潮文庫)の感想
極端に人と違う問題を抱えている女子に寄り添う教育者がいるとしたら、…理想論として、どんな目立つ問題のない一人にでも向き合うのが教育のあるべき姿なんだろうが、なかなか今の日本の状況では望むのは難しい。ただ、どんな一人にでも「あなたは素晴らしい」と言える教育者であってほしいから、このラストはジンときた。こういう足踏みが許される教育の場ってあってほしいなあ。
読了日:10月06日 著者:加納朋子
おさがしの本は (光文社文庫)の感想
レファレンスサービスが答えの見分けにくい推理小説のようなものだから、こういう仕立てはいけると思うが、そのなぞ解きになんとなく足りなさを感じた。読み終わってなんとなくすべてが棚上げで終わっているように感じたから、続きがあるんだろうな…?
読了日:10月05日 著者:門井 慶喜
コンクリンさん、 大江戸を食べつくすの感想
日本食に造詣の深いアメリカ人のコンクリんさんが英語で書いたエッセイを日本語に翻訳したもの。住まいの近辺の蕎麦屋をくまなく訪れるなど精力的な"研究"が、来日の外国人以上に日本人にも魅力的な内容となっている。翻訳本ならではのなんとなくリズムが悪いと感じる部分もあるが、総じて楽しく読めた。日本人が当たり前としていることにスポットを当てるコンクリんさんになるほどと思うが、反対にコンクリんさんがアメリカで当たり前だと思っていたことがそうではないと気が付く様子も面白かった
読了日:10月04日 著者:デヴィッド・コンクリン
剣客商売二 辻斬り(新潮文庫)の感想
映像から入り、漫画を読み、原作に手を付けて、やっぱり原作の味わいが素晴らしいなあ…映像には映像の良さがあるが、この原作は風景や心が思い浮かぶところがすごいと思う。"老虎""悪い虫"が好み。小兵衛の色気がいいなあ…今どきのおじさんたちにもあるんだろうか???
読了日:10月02日 著者:池波 正太郎
ポール・スミザーの剪定読本の感想
親から引き継いだ猫の額ほどの庭に手入れを待つ樹木が何本かある。どうしたもんかと悩みながら、ポールスミザーさんの名前を知った。以前、黒姫の赤鬼と呼ばれたCWニコルさんの講演を聞いたことがあるが、その時の話を思い出した。隣家と近い我が家では、木の思うように剪定を施すことは難しいが、気持ちはそうありたいと考えている。
読了日:10月01日 著者:ポール・スミザー
読書メーター
あつかったら ぬげばいい (MOEのえほん)の感想
大人がつかれたらの答えがうるっときました。
読了日:10月20日 著者:ヨシタケ シンスケ
剣客商売三 陽炎の男(新潮文庫)の感想
1・2と比べたら、力が適当に抜けたような筆の滑りを感じた。三冬もこういう描き方をしたのかと思った。
読了日:10月20日 著者:池波 正太郎
よあけ (世界傑作絵本シリーズ)の感想
しんとした空気の色や音、気配や、小さな生活音、変わる温度、陽が上る…美しい絵本だった
読了日:10月19日 著者:ユリー・シュルヴィッツ
ローザの感想
私の子どもの頃、アメリカはそういう国で日本人は有色人種だが白人のものを使っても許されると海外旅行の案内にはそう説明されていた。道徳の時間にこのバスの事件は習ったように思う。そうか、こういう真面目な女性が始まりだったのか…テニスの大阪なおみさんも声をあげられている。少しでも偏った考え方が大きくならないように…変わらなくても続けなければいけないと心した。
読了日:10月19日 著者:ニッキ ジョヴァンニ
4にんのこえがきこえたら (おかしきさんちのものがたり)の感想
うわああ、いい子育てだ!家の中はしっちゃかめっちゃかなんだろうなあ、でも、自分ができないことを体験してくる兄弟がいるって、知ることが増えるってことなんだなあと思った。
読了日:10月19日 著者:おの りえん
かぜのひ (児童書)の感想
これは、素敵な絵本。"あめのひ"よりも気持ちが緩やかにのびのびする。おじいちゃんとの冒険が生き生きと描かれている。いいなあ、すごいや!
読了日:10月17日 著者:サム アッシャー
新選組 幕末の青嵐 (集英社文庫)の感想
デビュー作という。明治維新前後の新選組をテーマにした名著が数多くある。その中で主格を替えて丁寧に描くこの本は見事だと思った。これは私個人の感想だが、だからこそ最終章でそのやり方が崩れたのが残念に思った。筆の力が続かなかったんだろうか?今の作者だったら、彼らの最後の姿をどう描くんだろう?私は永倉新八のファン。明治に代わってからの永倉の姿をぜひ書いてほしいと思う。
読了日:10月16日 著者:木内 昇
かようびのよるの感想
うわ!なんかいい!かえるさんたちが、少し驚くがあとは平然と飛び回るさまがシュールな風景だが面白い!翌朝残された蓮のはっぱ!なんかいいなあ!
読了日:10月16日 著者:デヴィッド ウィーズナー
いぬのサビシーの感想
サビシー…寂しい名前。サビシーが少しずつ心をほぐしていくさまがいい。引っ越しの時に犬を置いていくというの、他の絵本でもあったがよくある話なんだな??それこそ寂しいなあ…
読了日:10月16日 著者:サンディ ファッセル
ジャックのどきどきモンスターの感想
絵が好き!自分が育ててしまうモンスターが、とても素敵に描かれている。ちびっちゃいの位はそばにいた方がいいんだろうな??
読了日:10月16日 著者:サム ズッパルディ
まあ、なんてこと!の感想
まあ、なんてことでしょう!!!びっくりする人もいるけれど、大して気にせず楽しんじゃう人もたくさん!!価値観の違いは人それぞれなんだということ、だとしたら楽しんじゃった方が人生は豊かになれそうだ。
読了日:10月16日 著者:デイビッド スモール
100年たったらの感想
始まりのライオンと鶯の物語が切ない……その後に続く100年ごとの出会い。命の不思議や妙を思う。
読了日:10月16日 著者:石井 睦美
写真リポート 新型コロナ 見えない恐怖が世界を変えたの感想
この頃は他国の様子があまり報道されないので、日本のことばかり気になっているが、そうだったよなあと改めて感じた。前にも思ったが、こういう本の評価はもっともっと先にするべきと考えている。
読了日:10月13日 著者:
BEFORE THEY PASS AWAY -彼らがいなくなる前に-の感想
真っすぐにこちらを見つめる力のある目。生き方の根本を問われているようだった。
読了日:10月13日 著者:ジミー・ネルソン
わにのなみだはうそなきなみだの感想
手に取れる細長い本の形態に思わず手に取った。ページをめくるたびに長く伸びる見開きにわにを感じたし、泣いて何とかしようとするこのにくめないわにが笑えた。
読了日:10月13日 著者:アンドレ・フランソワ
ふつうじゃない庭を作った男の子の感想
綺麗な絵本だった。グレイの色調から少しずつ緑が増え、最後の開いたページは爽やか!! この男の子が、毎日カリカリと向き合ったのではなく、途中飽きてほったらかしにしたところが好きです。
読了日:10月13日 著者:サム・ボウトン
ニュータウンは黄昏れて(新潮文庫)の感想
いろいろ盛りだくさんだったかなあ???あれもこれも進めめなかればならない話が多くて、そのどれもが身近に滅多にない話だから、私はわやくちゃだったなあ…ババを回した三人組の今をもう少し描いてほしかったなあ…
読了日:10月12日 著者:垣谷 美雨
むれの感想
最初はミッケのようなものかとわくわくと探したが、頁を進むにつれていらぬ感想がむくむくとわいてきた…みんなと違ってもいいんだと読み取るべきなんだろうが、みんながほとんど同じなのが気持ち悪く感じた。その中に埋もれるなということか???うう、私は少し斜めに読みすぎているよなあ…
読了日:10月12日 著者:ひろた あきら
ねこは るすばんの感想
あらあ、そおなんだあ…寝てばかりなのかと思ったら、違うんだ!最後のとてもかわいいお顔にぐふっとなった
読了日:10月12日 著者:町田 尚子
浮世女房洒落日記 (中公文庫)の感想
これは面白い!すごく面白かった!江戸時代の共働き夫婦の1年の姿が映し出されていて、へええ、そおなんだあ…!!とふむふむと感心した。一日分のご飯をまとめて朝炊くのは旦那の仕事、総菜は近所の煮売り屋から買ってくる…手作りにこだわるのはいつぐらいからなんだろう?いやしかし当時の主婦は暇なしで働く、でもきっちり息抜きもする。始終やりくりに苦労していて喧嘩がたえないが夫婦で力を合わせている。たくさんの注釈のおかげで内容が把握できるという状態だったが、楽しい読書の時間だった。
読了日:10月11日 著者:木内 昇
東京ミュージアム散歩 (エルマガMOOK)の感想
大きな展覧会をやる大きな美術館はわかるが、どうやらちいさな美術館や記念館がいっぱいあるようだ。行ってみたいなと思う。
読了日:10月10日 著者:
読書メーター
今日は11月21日…11月に読んだ本は今のところ6冊
いかに10月は読書に突き動かされていたのかということで、
ストレスがあっても本は読めないし、ストレス発散にもなる
10月の読書メーター
読んだ本の数:46
読んだページ数:6868
ナイス数:236
旅行ガイド (ことりっぷ 函館)
読了日:10月31日 著者:
ある男 (朝日文庫)の感想
読み応えのある本だった。一つ読み終わるたびに噛み締める時間が必要で時間がかかってしまった。大義を胸に明治維新を起こした志士達の周りには波に飲まれ破壊されないように、寄らば大樹の陰、大きな船に隠れてふらふらとながれていく小舟のような存在がたくさんいたのだろう、いや、志士達だって思い描いた未来を築き上げたとは言えないのかもしれない。箱の中から限りなく箱が出てくる、現代社会も何個めかの小さくなった箱かもしれない、
読了日:10月27日 著者:木内 昇
ミスターワッフル!の感想
この猫の描き方が気持ちよい!視点が思いもかけないところから描かれて、その瞬間を感じさせてくれる。ネズミや虫たちと協議する宇宙人たち…壁に描かれた絵もいろいろ想像して楽しい!
読了日:10月25日 著者:デイヴィッド ウィーズナー
うでのいいくつや (ウトピアおうこくのおはなし)の感想
なるほど、黙って靴を作り続ける父親…言葉ではなく、靴で伝える。それをわかる息子も偉かったなあ。
読了日:10月25日 著者:くすのき しげのり
おれのおばさん (集英社文庫)の感想
物語としては面白かったのですが、その土地を知っている場所がいくつか出てきて、あまりに明確に描かれていたため、そちらの方に気を取られてしまった。もう少し場所をぼかして書いてくれたら純粋に物語を楽しめたように思う。
読了日:10月25日 著者:佐川 光晴
おいっちにおいっちにの感想
おじいちゃんが回復しなかったとしても、この孫と祖父の間にあるものが何よりなんだろうと感じた。おいっちにおいっちに、前に進むよ!!かな?
読了日:10月24日 著者:トミー デ・パオラ
偶然の祝福 (角川文庫)の感想
この作家の独特のふわとした感じがあまり得意でなく、得意でないというか理解が及ばないので、これまであまり読んでこなかった。これは短編集なのでいけるかと手に取った。ふむ、なるほど、本当に不思議な読後感がある。面白かった。いつか長編も読めるようになるといいなあ。
読了日:10月24日 著者:小川 洋子
オオカミ王ロボ (あべ弘士のシートン動物記)の感想
シートン動物記の狼王ロボは、私の小学生時代の思い出の一冊。歌う人が違うと歌が違って感じるように、踊る人が違うと違うものに見えるように、この一冊も私に描く人が違うと違う表現になると思い知らせてくれた。物語はあのロボなのだが、この一冊はまるで別物のように感じた。すごい!
読了日:10月23日 著者:あべ弘士
剣客商売 四 天魔 (新潮文庫)の感想
「ひどい」の浪人がいい、薄汚い感じが念友というその言葉とともにじんわり来た。
読了日:10月23日 著者:池波 正太郎
くじらさんのーたーめならえんやこーら (チューリップえほんシリーズ)の感想
なんでこうなったのかなあ?でも楽しかった。もわり、もわりと持ち上がる様子がジェットコースターのように思われて、その浮遊感はすごい!言葉でも体感できるんですねえ。くじらさんのためにみんなが頑張ったなあ!!!
読了日:10月23日 著者:内田 麟太郎
さる・るるるの感想
ほお、そう来たかああ、へえそれからどうした?次は?と言葉遊びを楽しんだ。最後がいいねえ!
読了日:10月23日 著者:五味 太郎
さびしい犬 (世界の子どもライブラリー)の感想
つい最近"犬のサビシー"を読んだ。題名に惹かれて古本屋に並んでいたこの本を手にした。こちらのさびしい犬はさびしいというより、逃げ出した犬…ちょっと違うかな?"シャイロー"という原題の方がピンとくるような感じがする…といいながら私も題名に引っかかったのだが…登場人物がみな必死に働いて生活を営んでいる。それは犬を虐待していると思われる人達も同様で、現代人と比べるととてもとても強く感じた。出会ってよかったと感じる本だった。
読了日:10月22日 著者:フィリス・レノルズ ネイラー
生還 (集英社文庫)の感想
北海道出身の弁護士…2018年の胆振の地震が登場した。嘘を重ねてしまったがために起こった事件なのだが、私個人としては記憶喪失で過ぎてしまった2年のあと、よみがえった記憶があるにも関わらず夫の元へ姿を見せないことがあるんだろうか??と不思議だった。現実は小説よりも奇なことが多いから、そういう行動をとる人もいるのかもしれない。20年以上探し続けた夫と隠れ続けた妻…ふむ、面白いんだけれど、もうちょっと思いは複雑であってほしかったかな???でも、読み始めたら手が止まらずついつい一気読みしてしまった。
読了日:10月22日 著者:小杉健治
ニワトリは一度だけ飛べる (朝日文庫)の感想
「イノ部屋」4人の、ここまでと、これからが知りたい!企業小説やミステリーにもなりうる素材がちりばめられていて、それをなんとなくふんわりとした空気がくるんでいるのが重松清らしい感じがした。
読了日:10月21日 著者:重松 清
歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽの感想
古く残る建て物を見て、お茶ができるっていいなと手に取った。たまたま先日岡本太郎記念館に行き帰りに併設のカフェでパンケーキにレモネードでよい時間を過ごした。他の場所もぜひ行ってみたい。
読了日:10月21日 著者:甲斐 みのり