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6月の読書メーター
読んだ本の数:45
読んだページ数:4756
ナイス数:227
表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬の感想
この人の生きづらさ、生きにくさ、…私はテレビでの様子をあまり評価していないが「社会人大学人見知り学部 卒業見込」といい、この本も自身が持てあましてしまっている鬱屈したものが、周りに忖度することなく現れていて魅力がある。なんとも言えず扱いにくいやつなんだろうなあと思える著者に、読んでいて妙に共感し、頑張る!と思えてくる。きっと良い本なんだろうと思う。
読了日:06月14日 著者:若林 正恭
ののはな通信 (角川書店単行本)の感想
メモや手紙、メールと形は変わっていくが、往復書簡で物語が進んでいく。やり取りに時間がかかる物語前半は思春期の危うさもあり、この二人はどうなるんだろうと半ば呆れながら進展を見守る。若気の至りの時間だったかと読み進めていくと、一方通行の手紙が並べられ、それぞれがそれぞれの思いを抱えて、その人生を歩んでいくという最終面を迎えた。読み終わって、萩尾望都や竹宮恵子の世界観と似たものを感じている。透き通ったような、そんな感じをつかむまでもやもやしたが、後半に入ってからは一気に最後まで頁を捲った。
読了日:06月14日 著者:三浦 しをん
ぼくたちがギュンターを殺そうとした日 (児童書)の感想
これは、…物語初めの目に余るいじめを自分の尺度で読み進めてしまい、後半にやってきたものを受け止めることができず理解が深まらない。今全世界で起こっているBLMも、黒人がおかれていた状況を知ることが無かった私にはついていくのがやっとのところ、訳者のあとがきに引用された“人間は何をしかねないのか――これをわれわれは自らの歴史から学びます。” 整理がついたらもう一度読むべき一冊だと感じています。
読了日:06月13日 著者:ヘルマン・シュルツ
老夫婦の感想
読友さんのレビューから、ブレルのシャンソンにバンサンが挿絵を描いたものと知り、手に取った。初めは解説も読まずにまっさらな状態で、次は説明文や手紙などを読んでから、最後にユーチューブでブレルの歌を聴きながらもう一度。印象がどんどん変わった。少し老いさらばえて寂しい時間を過ごす老夫婦という感じだったのが、ブレルの歌を聴きながら頁を捲ったら、背筋のピンと伸びた老パリジャンの粋な人生がするると忍び込んできた。こんなに立体的に楽しめる絵本は初めてだ。また時間をおいて楽しみたいと思う。
読了日:06月13日 著者:ジャック ブレル
エリカ 奇跡のいのちの感想
あの戦争の時に、人の善意が奇跡を起こしている。その時の、母親、父親のことを想像すると魂がぶるぶると揺らいでくるようだ。生き延びたエリカ…どれだけの思いを背負って、生きたのか、二度と同じことを繰り返してはいけない!
読了日:06月13日 著者:ルース・バンダー ジー
猫が見ていた (文春文庫)の感想
落語の枕だけ…、サビだけ聞かされたヒット曲!みたいな、え?それで終わり?あとはどうなったの???読みたい気分を刺激されてしまった。北村薫を読みたくて手に取ったが、あれ?読んだ覚えがあるという感触に、記憶の引き出し引っ掻き回し、そうか、中野のお父さんだと気が付いた。他の作家もそういうことなのかな?目次みたいな本でした!
読了日:06月12日 著者:湊 かなえ,有栖川 有栖,柚月 裕子,北村 薫,井上 荒野,東山 彰良,加納 朋子
リバース (双葉文庫)の感想
復興が進まない東北の状況に思いを強く寄せているせいか、事件の流れはなんだかささっと通り過ぎて行ってしまう、もう少し捜査に頁を割いてくれたら、重厚な物語になったのではと少し残念に感じた。この物語の舞台は311から3年後、今だってそうかわりはないんだろうなあ…そういう意味でのこの本の存在は大きいと思う。
読了日:06月10日 著者:相場英雄
なんだろうなんだろうの感想
なんだろう??って疑問を持たなくなっていたなあ…ああ、そうだよ、これもわからない、あれも聞かれたらちゃんと答えられるだろうか?自戒を込めながら、ワクワクした気分を感じつつ楽しく読んだ。
読了日:06月10日 著者:ヨシタケ シンスケ
サワコの和 (幻冬舎文庫)の感想
戦中派の親に育てられた私は、今の状況についていけないことが多々ある。わからないから黙っているが、わからないなりに頭の中は悶々としている。この本には私が常にどうなんだろう?と思っていることが、そうなの、そういう風に私も思っているということがいくつもいくつも出てきて、あるあると頷いていた。消えゆく風景なんだろうなあ、それもいい、今の日本もいいと思うから、そう思えるような一冊だった。
読了日:06月09日 著者:阿川 佐和子
しろの感想
絵がとても魅力的。言いたいこともおそらく裏も何もなくそのままストレートに受け止めればいいのだろうと感じたが、大丈夫なのかな…この表現は??と、心配になる。己を含めて日本人は悪気なく無頓着なことをしてしまう場面があるから、この本の味わいがそういうものとは無縁なものであればいいと思う。
読了日:06月09日 著者:阿部 はまじ
スタンド・バイ・ニャー 岩合光昭写真集の感想
どうしてだろう、岩合光昭さんの写真からは、猫だけではなく猫がいる暮らしが見えてくる。かかわり、や、周辺や、猫のブロマイドではなく、その場所の流れる時間が感じられる。猫が案内してくれているかのようだ。
読了日:06月08日 著者:岩合 光昭
ねこチラの感想
ちょっと猫がいる…おほ!めんこいなあ…
読了日:06月08日 著者:
マリオネットの感想
1ページ目をあけたとたんに“アンジュール”を手に取ったときの感動がよみがえった。あのワクワクをまた体験できるんだ…“マリオネット”は、その期待に応えてくれた。少年の心に寄り添い、人形遣いの心になり、マリオネットの心にも乗り移って、頁を捲った。読み終わって?文字がないのだが、心の中でいろいろと語っていたのかな…読み終わって、ふううっと息がはけた。これも一編の映画のようだった。
読了日:06月07日 著者:ガブリエル バンサン
旅屋おかえり (集英社文庫)の感想
礼文出身の友人がいる。続いたことに驚いている。旅番組でも時折、楽しそうに旅している人いるなあと思い起こした。おかえりちゃんがそういう人を引き寄せるんだろうなあ…旅屋初の旅から、次が大団円の内子町への旅。間にもう少しエピソードがあるともっと楽しめたかな?だが、面白かった!
読了日:06月05日 著者:原田 マハ
茗荷谷の猫 (文春文庫)の感想
友人が茗荷谷に住んでいるので手に取った。なんだこれ?不思議面白かった!連作のような、そうでないような、侍の時代から、国立競技場の建設が出てくるような時代まで、なんとなく絡み合って短編が並んでいた。ぱああっと明るいものではないが、気味悪いほどではないが、ちょっと独特の空気が流れていて、じんわりと話が身に染みる、… あれ?名前から男の人だと思って読んでいたら、書き手は女性なのかとも驚き!ほかのものも読んでみたいと思った。
読了日:06月03日 著者:木内 昇
ともだち―Dear Friendの感想
ともだち…というタイトルに、はじめは頁を捲りながら混乱した。そのうち、そのタイトルの持ついろいろな意味が伝わってくるような気がして、目が離せなくなった。ともだち、今、どうしているんだろう???
読了日:06月03日 著者:長倉 洋海
素数ゼミの謎の感想
わかりやすくなぞ解きのように書かれていたので、楽しく最後まで一気に読み通しました。面白いなあ、温度ではなく、時間で羽化の時期を図っているって、しかも、決まった小さな場所に固まって発生するって、楽しかった!
読了日:06月03日 著者:吉村 仁
ランドセルは海を越えて (シリーズ・自然 いのち ひと)の感想
ランドセルを持つ子どもの穏やかな顔がうれしい。ほこりっぽい大地にランドセルを机代わりに字を書く少年の姿が印象的。「学校が家に来たようだ」どこの場所にいても子供には輝かしい未来を感じていてほしいと思う。
読了日:06月03日 著者:内堀 タケシ
ぬすみ聞き―運命に耳をすましての感想
アメリカで片膝をつき黒人差別に対する抗議のデモが起こっている。はるか昔、自分たちの状況を、白人の会話を窓の下で盗み聞きすることで情報を得ていた…それがいけないことだと教育は行われているだろうになくならない人種差別に、せつないという感想しか出てこなかった。
読了日:06月02日 著者:グロリア ウィーラン
読書メーター6月2日