この時は息子の所に3泊した
分別したものをどう処分するか、市のごみ収集の確認や、新しい家に運ぶもの、
当面使わないが処分できないもの…これに困ったんだろうとおもいます
「東京で預かってあげるから、持っていくんでない」と助言をした
趣味のものが結構あるのと、
彼は衣裳持ちなんです…というか着古したものを処分することができない
着古してなくても、今はそれほど袖を通さなくなったものを処分することができない
まずクリーニングにもっていくことを提案した
クリーニングにもっていくのをはばかられるようなものは処分しようと提案した
愛着のあるものは東京行きの荷物に入れることを助言
一つ一つそんなことのやり取りを繰り返し、何とかなるだろうと踏んでいた
荷物の仕分けが始まった感じのところで、いったん東京に戻ることになった
(翌日、彼女が見に来ると言ってる…そうだろうなあ、
彼女は私に、息子の引っ越しのばせないんだろうか?と言ってきたんだから…
心配だったろうなあ…)
実はこの時に息子の荷物の中から、かつての旦那と同じものがごそっと出てきた
まあ大したもんではないが、これまでお付き合いしてもらった女の子と間でのやり取りされた
メモや手紙、記念品のようなもの
ここで紹介したかしら?
私が旦那の実家に入って暮らしだしたとき、旦那の荷物は整理されることなく山積みで、
それを端から開けて行ったら、まあ、出てくる出てくる、
女ものの下着、ラブレターの山…これは彼女からのものに旦那が下書きしたものもあったな、
バレンタインのチョコレートや、彼女とのことをメモした手帳などごっそり!!
あきれるやら、情けないやら、あとから順繰り怒りがわいてきて、
いまだに根に持っています!
…と、同じようなものがごっそりと!
まったく高校時代の感じのもあったから北海道からずうっと後生大事にとっていたんだろう!!
涙が出るほど「親子だなあ…」と思った
なんで捨てないんでしょうねえ…ああいうもの???
男だから?それともうちの旦那や息子だから???
とにかく私は嫌だったなあ…
それをひっくくって話をし、まとめて燃えるごみの袋にほおり込んだ
私、あの時に見つけたものいまだに持っていますから…
だって熱愛のラブレターですよ…私にではなく…あははは!
翌日に図書館勤務が入っていたので、昼の新幹線で帰ると息子に言ったら
「京都駅でお鮨ご馳走するから、それで帰ってよ」と言い出した
息子の引っ越しが終わったら北海道に向かう予定になっていて
それの何よりの楽しみが回転鮨で、それを話していたのを覚えていたのだろう
連れていかれたのはこちら…京都に行かれる方なら有名な店らしい
普段はすごい行列だけど今はそんなにだから…
席数を減らしているせいもあり、すぐその場で入店はできなかったが20分ほどで呼び出しの電話が鳴った
なるほど…同じ回転鮨でも北海道のものとはちがうなあ
北海道ももう少し考えた方がいいかもなあ…少し料理していいかも???
握りの大きさも、いい!!
そんな話を息子にしたら「あのネタの大きさだと握りを大きくしないとだめなんじゃないかな?」
なるほど
次女の会社の人で「北海道の鮨は生臭くっていやだ」という人がいる
ああ、そうだよなあ、その感じはよくわかる
ま、北海道にも腕のいい職人さんはいるから一概にどうのとは言えないが、
とにもかくにも2回目の外食!大満足でした!
不思議でしょう??
気持ちのバランスなんでしょうが、うまくいかないことが出てきたときに、
それを自分の中でひねくり回しちゃうんでしょうねえ…
それが引っ張り出されるとこんな風に落ち着いてくるんです
その時々でさらっと周りの人間に話をすればいいのになあと思うんです
だからこそ一人でいなくて済む今は、きっと大きなパニックを起こさないと感じています
この度のタッチアンドゴーは急に決めた
旦那の様子から離れても大丈夫と見極めがついたからだが、
娘から電話があった
「お母さんが来る日、うちで映画の撮影をすることになって、
私がいるから大丈夫だから、…」
それが前日のこと、今更嫌だともいえず、
夕方家についたがまだまだ撮影はしていて、
終了は8時半だという…それまで風呂も夕飯も先送りかあ…
汗だくでついた私をみて、娘がシャワー浴びていいよと声をかけてくれた
末っ子も部屋から出るに出られず閉じこもっているようだ
仕方がないと私もベッドに転がったらうとうととした
娘が「終わったよ」と声をかけてくれたのが9時を回っていた
たくさんいた人の影はなかったが、あれこれ動かした残骸はあって、
もうここまで来たら「明日にしよう」と夕飯を済ませたら今度こそバタンキューだった
さて、問題はここから、
当然だが娘が起きてきたのはいい加減私が腹が立って声をかけた昼近く、
それまでにどうなっているんだこれは???と思いながら、一人で片づけていた
まずインターホンが鳴らないようにしてあった
朝いちばんで向かいが「鳴ってないわよ」と教えてくれたが、
寝ぼけ眼の娘は「私は知らない」と布団に潜り込んだ
知らない?え?じゃあ、故障なの???
とりあえず取扱説明書を引っ張り出して、スイッチが切られていることがわかり、
当然だが内部の時計も止まっていた
キッチンの窓が開けっぱなし、それでキッチンがうすら寒かったのか?と変に納得
居間から外に出るデッキについている照明がつけっぱなし
外のベンチも動かしたまま、
撤収を優先したんだろうと考えて、腹の虫を抑えながら掃除をしていたが、
末っ子の部屋から持ち出した家具を戻さなければならないと、
ほこりがすごかったので、ベランダ側の窓を開けたら煙草のにおいが入ってきた
え?アパート側の換気口が近くにあるからそれかしら?とみたら、
ベランダに煙草の吸殻を入れたグラスが放置されていた
ぴきっときた
今振り返れば、私が帰ったことで撤収を優先し片づけを娘が引き受けたんだろうと思うが、
その引き受けただろう娘が何もせずに寝くるっている!!
起こして、あれこれ苦情を言ったら、
「もういいから、私一人でやるから、やらなくていいから」と見当違いの反抗をした!
「母親が怒っている!て昨日の責任者呼べ!」と言い放った!
娘が途端に困った表情をした
以来、娘は落ち込んで口をきかなくなった
こいつ、こうだからダメなんだよなあ…うちの子の弱いところはどの子もこれだ
長男も、長女も、次女も、末っ子もきっとそうだろう
きっと外でも同じだろう…馬鹿じゃないかと思う
はむかうなら徹底的に踏ん張ればいい
自分の正当性を理解させようとすればいいのに、勝手に負けて落ち込んじゃう
それで、強く言い募るやつの悪口を言う…そうじゃないと私は思う
言葉は荒くしなくても、自分がやろうとしたことを相手に理解させる
そういう努力を惜しむように感じる… そこが足りない
怒らせる前に、やれば、よかったんだけれど、
怒らせちゃったんだから、説明しろよ!
ていうこと
食事もせずにふて寝を続ける娘に話をするのも面倒くさくて、
「次はもうないだろうけれど、あるんならあなた以外の人を窓口にして頂戴、
母はその人に使うならこうしてほしいとお願いできるし、後片付けも納得してやりたい」
とだけ伝えた
映画製作を志す若い人たちはお金がない
無いから知人友人のつてを頼って撮影場所を探す
協力できることはいくらでもしたいが、
こうさざ波がたつのであればもうごめんこうむりたいというのが、正直なところだ