4人の子どものうち、大学生が3人いる。
もう驚愕の自体だ。 どなたにお話しても目をみはられる。
で、「一番上の人は、就職してくるんでしょう?」という問いにつながっていく。
むむむむむ・・・・・・・・・・・・・・・
長男は物心ついたときから、「人にものを教わる」という状況を好んだ。
読み聞かせに連れて行っても、手遊びに行っても、とにかく一番前の真ん中にいた。
教えてくれる人の真ん前に陣取るのだ。
親が遺伝子として彼に与えられた資質の中で、彼の力になっているものは唯一これだと思う。
知力に関しては申し訳ないほど足りなかったと思っている。もう少しできたら楽だっただろう。
今、所属しているゼミでも成績評価に関しては、仲間から一歩も二歩も見劣りするのだと思う。
でも、教えてもらうことが好きだから、結果が思わしくなくても諦めることがない。
自分の足りないところを補う努力を厭うことをしない。
ゼミの教授が、息子のそういう様子を大変好意的に認めてくれている。
「うちの大学の学生は優秀だから、教えるとすぐ理解する。
でも、○○は勉強できないからいろいろ疑問に思うだろう。そして、それをわからないままにはしない。
理解しようと努力する。そういう資質は、研究者に向いているんだよ。
これはね、言って身につくものじゃないんだよ」
親として、涙が出るほど嬉しかった。
勉強ができなくて出来なくて、点数がとれなくて、いつもいつも苦労してきた長男。
「学ぶことが好き」という、その大事な大事な宝をやっと認めてもらえた気がした。
と、ここまで来たらお気づきだと思う。
来月、実はあの息子、入試を控えている。受験生なんだ!?
大いに悩んでいるようだ。これでいいのか、これでいいのか・・・と。
友人たちは、次々と、学びの場から巣立っていく。自分だけここにいていいのかと、本当に思い悩んでいるようだ。
後悔なんて、あとからいくらでもできる。
ああすればよかった、こうすればよかったなんて、いつでもどこでも掃いて捨てるほど出てくる。
今は選んだ自分の道に正直にあるべきだと、私は思っている。
ということで、我が家の、大学生の数はしばらく変わりそうにない。
(メ・ん・)?ところで、末っ子が大学生になる頃はどうなっているんだろう?
いやあ、考えたくないなあ・・・。