久しぶりに「北国の生活」のカテゴリーです
もも吉さんのコメントにお返事を書いていたら、
整理がつかなくなりました
改めてお答えします
しかし、私も似非道民ですから、間違いもあると思います
参考程度だとお含みおきください
雪道は状況によってものすごく滑りやすいものです
滑りにくい歩き方はありますが、滑らない歩き方はありません
ということは万が一滑って転んだ時には、ダメージの少ない転び方をするのが必須です
まず手をついていいのは体が柔らかい若い世代までです
もも吉さんも年齢から言うと手をついていいと思わない方がいいです
転んで腰の骨や足の骨を折るというケースも多いですが、
手首を複雑骨折するという話もちょくちょく聞きます
たいてい出るのは利き手ですから、これは避けたいです
では、向こうでは滑ったら、なんとする気でいるかというと、
手に持っている荷物をすべて頬りだして、バランスを取り、
頭を打たないように足のほうを見て、
変に抵抗しないであっけらかんと転ぶ
というのが正しい高齢者の転び方です
それで、これは後ろに転んだ時ですね、
前に転ぶこともありますが、こちらは頭を打たないようにまっすぐ両手を出して支える
顔から転んでしまうお年寄りもいますから、注意してください
手袋 帽子 というのは防寒の意味合いが大きいですが、
転倒時のためでもあります 雪で切ってしまい出血することもあります
万が一けがをしても、すっきりとした怪我を目指すべきで、
体がねじれたりするとひどいけがになります
もう一つは融雪についてです
はい、塩で溶けます 札幌では塩化カルシウム 通称 塩カルを凍った道にばらばらとまきます
塩です
我が家も先ほど様子を見てきました ほぼ溶けていて、あとはがつがつと外すことができました
ただ、塩ですから、海辺で起こる塩害と一緒です
白っぽくなるし、金属は傷みます 札幌で使われる融雪剤は、雪が流してくれますから、
取り立てて洗い流すことをしているのを観たことがありませんが、
我が家のは今どうしようかねえと言っています
水やお湯で溶かすのはどうか…これは、外気温によります
北海道ではNGです
撒いたお湯が凍りますから、かえって滑りやすくなります
今日の東京でもやめた方がいいでしょう
すべてを押し流せるほどの量を流せるのなら話は別ですが、
そこらへんで沸かして流すというのはいただけません
スキー場などで流しっぱなしにしている、あれは水が動いているから凍りません
北国では、融雪孔を作ってそこに雪を落とし込み ボイラーで温めて溶かす装置があります
これボイラーなので灯油だったかな?すごいかかると聞きました
ロードヒーティングもアスファルトの下に温水を回しあたためてとかす装置ですが、
入っている場所と、入ってない場所との境がとんでもないことになりますし、
タイヤが傷みます
車のフロントグラスを水で流す? 北国の人間はやりません
車を温めるのが一番手っ取り早い方法だからです
蛇足を付け加えると、
車の屋根の雪、中途半端におろしても走っているうちに落ちるのですが、
あれが事故のもとになります
雪崩のように落ちたりしますから、私は運転得意ではないので、
できるだけ落としてから走り始めます
あまりの寒さにドアが凍り付いて開かないという事態も起こります
どこか一つでもあけばエンジンかけられますが、開かないと
ひたすらお日様が上がるのを待ちます
あの時は自動でかかるのうらやましいと思うんです
下手にお湯をかけるとそれが凍りますから絶対にやめましょう!
パーキングを入れない人も雪国にはいます
ブレーキ周りに雪がついて凍ってしまうことがかつてはよくあったそうです
ですが、今はほとんどそういうことはないと車屋さんが言ってます
私も旦那もパーキング入れます
いろいろ失敗はありますが、振り返ると面白いことばかりです
雪国あるあるですが、先日、新潟の人と青森の人とで雪の話をしました
面白かったですよ
やっぱりその土地土地で雪の対応が違うから、
こんなところです
札幌はそれほど雪の対応に困ることは多くないので、
知らないことも多いですから、近くに雪国の人いましたら聞いてみて下さい