定期テストの結果が返ってきた。
こういう言い方をすると末っ子に失礼だが、思いのほかパーパーテストの結果がよかった。
仕事のこと、東京の姉のこと、彼の兄姉のことで、末っ子のテストなど私の眼中になかった。
それが・・・・・・・・・・親として、この子に頭が下がりっぱなしだ(普通でいてくれて、本当にありがとう)
春には中学3年生。いよいよ進路に向き合わなければならない。
勉強がいやなら高校進学もやめていいと口先では言っているが、
今の時代、やっぱり高校は通って卒業してほしいと腹の中ではしっかり思っている。
塾から春期講習の案内が届き、どうするか尋ねたら 「うーん、行くわ!」
正月のときは 「面倒だから、いいわ」 だったのが、少し違う思いがでてきたのかな?
ところが、春期講習にもれなく無料でついてくるという学力テストは 「あ、いいわ、受けない。面倒くさいもの」
世の中の空気や、進学という特殊な状況の中で踊ってしまう親と違い、この子はなんかすごいわ!
当たり前のようにお尻をたたいて、いろいろな思いを親子ともどもしてしまった上の子どもたちの経験から、
どんな道を進んでもわが子に変わりないということだけは学ばせてもらっている。
それならそれでいいかと、塾に断りの連絡を入れて、
行くなら一緒にと言われていたお友達のママに連絡をした。
メールが返ってきて 「優しい!うちにはいかないという選択肢はないから」
ぐっと詰まった。 優しいのかなあ・・・?
そういう育ち方に抵抗のない子どもと、そうでない子どもがいると感じている。
わが子の中で言うと、長女はそうでない子どもだった。
あの当時、本人も親も、周りの空気に流されてしまいそういうものだと思いこみ、遮二無二進んだ。
そして、高校の時に娘は悲鳴を上げ、ひとくくりにまとめて教育しようとする今の教育行政から落ちこぼれた。
彼女はそれでも自分なりに考えて、今がある。
受験に追われた中学校、高校時代、自分のペースで考えていいよと言ってやれていたらと思う時がある。
彼女にとって優しい親、頼りになる親は、そういう親ではなかったのかと思う。
あの時、それができなかったから、
長女だけでなく4人の子どもすべてに、自分で考えたことであるのなら、
受け入れてやりたいと考え続けている。
話を聞いて、しっかりこたえてくれたら、それでいいのではないか。