「話すチカラ」の中で安住紳一郎アナが電車の車内放送について言っていました
大抵の鉄道会社で「扉がしまります ご注意ください」と放送しているが、
安住アナが知る限り、京急だったかな?(うる覚えでもうしわけないのですが、)は、
「扉をしめます」というそうだ
「しめます」 と 「しまります」
扉を閉める人の意思を感じ、それに協力するのは乗客の責任のように聞こえる
どの鉄道会社も、「しめます」を使っていいのではないかというような意見が述べられていました
私も同感しました ほんの小さなことですが、
こういう小さいことの積み重ねが凛としたものになるように感じます
お客様は神様ではなく、安全運行、定時運行の協力者たるべきなのでしょう
11月の読書メーター
読んだ本の数:23
読んだページ数:4599
ナイス数:135
驚異の人体の感想
人体の仕組みを丁寧で、手の動いた後がわかる絵で親しみやすく説明されている 読みやすく、わかりやすく楽しく読了
読了日:11月29日 著者:リチャード・ウォーカー
きんいろのライオン: インドの昔話 (ひまわりえほんシリーズ)の感想
絵に惹かれて手に取った 絵が素晴らしい 物語、こういうお話とは思わず、、、絵にこめられた力が余計に悲しかった 友達は選べよ 大人のそんな言葉、時に若い世代は嫌うだろう 頭の片隅において、と思う
読了日:11月28日 著者:唯野 元弘
崩壊 (光文社文庫 し 42-1)の感想
物語の進み方、登場人物、背景、全てをもっと揉んでから本にして欲しかった 出てくる人物の物語が均等に説明されるので、散漫に感じた 蛇足と感じる言葉も散見された 映像にして、演出や演技、風景がつけば良いかと感じるが、「本」は本を読んで感じる世界がまず第一であって欲しいと思う 物語の狙いは面白いと思うが、殺されるほど恨まれた議長が情報受取後何をしたのかが書かれていない その情報市議に流したら、そりゃ捕まるでしょう 何をして欲しかったの?と思うのです
読了日:11月28日 著者:塩田武士
半沢直樹 アルルカンと道化師 (講談社文庫 い 85-24)の感想
池井戸潤はある程度の本を読んで、しばらく離れていた 久しぶりに読んだら、やっぱりうまいなあ 流れるように「読ませて」くれる 高田郁も川の流れのように読ませてくれるが、池井戸潤のこれもあっという間に最終ページだった 内容はいつもの通り「倍返し」だが、それが心地よい 楽しく読んだ
読了日:11月26日 著者:池井戸 潤
あ~っ! (講談社の翻訳絵本)の感想
「あ~っ!」という「~」がすごく長くて、そこに大変な物語が続く え、まだ?まだ?と頁をめくりながら、これ実寸大のアートでも楽しそうだと思った 「!」のあとはこっそり逃げろ!だった
読了日:11月25日 著者:カンタン・グレバン
キラキラ共和国の感想
前作でも思ったが、先代に反発してヤンキーになり今は落ち着いているという鳩子の、ここまでが見えてこないので、彼女の生き方に心が沿わない 私には合わないと感じている 2冊目は行けるかと恐る恐る読んだが、時間を要した こういう風になる本があるんだなと思った 申し訳ないがこのシリーズはここまでにします
読了日:11月25日 著者:小川 糸
児次郎吹雪・おたふく物語 (河出文庫)の感想
神田古本市で「最終日100円」のワゴンから選んだ そんな手に入り方だったが、山本周五郎のすごさを改めて感じさせてくれ、読み応えのある一冊だった どの物語に出てくる人物もとても濃くてがっちりした魅力があった 文章のマジック その空気の中にどっぷりとつからせてくれた やっぱりすごい作家だ
読了日:11月24日 著者:山本周五郎
話すチカラの感想
安住アナが「話す」ということについて書いてあるものかと手に取った 母校の学生さん向けということで、活力に富み、希望に向かう力のある方向けのもののようで、ハードルが結構高く感じた 途中嫌になってしまい流し読み 本の初めは言葉に対するものなどがあり面白かったのだが、対象を広くもう一度「話す」について語ってほしいと思う あるのかもな…出会ったら読んでみようと思う
読了日:11月21日 著者:齋藤 孝,安住 紳一郎
激動 東京五輪 1964 (講談社文庫)の感想
前の東京オリンピックを背景に組まれた短編集 戦後のにおいがそこここにある そうだ明治神宮外苑は学徒出陣の壮行会が行われた場所 その地でオリンピック 戦後復興とあの当時は日本中が沸いていたが複雑な事情がそこここにあったと思った 最後2編が似たような登場人物で、私はこの手の話が苦手なので少してこずった 二度目の東京オリンピック これはどんな話があるのだろう…二つを比べられるとなお面白いように感じた
読了日:11月21日 著者:大沢在昌,藤田宜永,堂場瞬一,井上夢人,今野敏,月村了衛,東山彰良
たまらん坂 武蔵野短篇集 (講談社文芸文庫 くA 5)の感想
武蔵野の聞き覚えのある 生活の場所 そこの物語 思い出がキーワード 初老を迎えたおじさま方の来し方というところだろうか…ちょっと根柢にながれているような男女差のにおいがひっかかるものがあったが、当時としてはこんな感じの空気だったのだろうと棚上げにして楽しんだ 私もここに出てくるおじさんたちと同じ思いがある風景があちこちにある たまらんなあ…
読了日:11月19日 著者:黒井 千次
東京のたい焼き ほぼ百匹手帖 (立東舎)の感想
びっくり!こんなに一匹ずつ違うとは思っていませんでした ほかの本の息抜きのつもりでぱらぱらっと、これは腰据えて読まないといかんと思いました すごいなあ!!
読了日:11月19日 著者:イワイ サトシ
冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場の感想
逮捕状の理由となった被害届が定かでないので、何が起こったかはご夫婦のみが知ることだろう 真摯に誠意をもって話し合われ、読者に安心して本を楽しめるようにしてほしい 才能や人気が先んじ、他を軽んじることがないようにと思う 著者個人のことを区切り、タナボタで潜入取材となった逮捕からの体験は、何とも想像の及ばない実態だった ただ体験したことを著者の立場からのみの文章なので、物事のすべてを描いているかというとそうではない 丁寧な調査や取材が行われたら姿が違って見えるように思った
読了日:11月18日 著者:冲方 丁
里山の子、さっちゃんの感想
里山で暮らすさっちゃんと人も含めた仲間たちのドキュメンタリーだった 全身まひというハンデが個性のように感じた 自然というのはすごい ペットではない そういう猫や犬の生き方 うちの猫はどう思うのだろう??
読了日:11月17日 著者:佐竹 茉莉子
海をわたる手紙――ノンフィクションの「身の内」の感想
このお二人の本を、私は臆してしまって読んでいない 対談集は苦手で手に取ることがないのだが書簡集ということで読んだ 面白かった お二人の背景から始まり、どのような仕事をされているのか読みやすい文章で書かれていた ふと磯田道史先生を思った 歴史家で古文書研究の第一人者 同じことだと思った そして、先日読んだ赤木雅子さんの本 公文書が改ざんされてしまったら、歴史はどう残るのだろう 日本より情報公開が確立されているアメリカでも隠されている取り残されている事実は多いようだ どちらの方の本も臆せず読んでみようと思った
読了日:11月16日 著者:澤地 久枝,ドウス 昌代
かたばみの感想
苦手な新聞連載 本になるのを楽しみにしていた 読メさんのレビューにあるが「寅に翼」の物語に近い 戦中男性の代わりに労働力として、また家の存続のために、扱われた女性が戦後声を上げだす 女でも男でも、国に翻弄されて命や人生を投げ出さざるを得ない たくさん刺さる言葉があったが218ページ吉川先生の「教師も親も、子供の手本になろうとする。でもそれは間違いだと思うのです。人は、どこまでもいつまでも未熟で不完全です。ただ一所懸命に生きている正直な姿を、子供たちに見せるほかないように思うのです」そうでありたいと思います
読了日:11月14日 著者:木内 昇
ロブスター岩礁の燈台の感想
図書館で借りられる5冊の最後 これがクリュスのデビュー作 これを読んでクリュスのほかの物語がすとんと腹に落ちた ここに世界平和を願ったクリュスのすべてがあるように思った そして“口伝”というものの力を感じた 日本昔話も囲炉裏端で“口伝”で伝わったもの クリュスの物語には“口伝”で伝わっている物語を“本”にする存在がある いつの時代にもどんな伝え方でも残すということを感じた 長い道のりの旅 幸せの日に生まれた人と出会い風のうしろの幸せの島に行ってみたい
読了日:11月13日 著者:ジェイムス クリュス
私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?の感想
裁判はその後どうなったんだったか?そんな疑問からこの本を手にとった 赤木俊夫さんという人が見えて手を合わせていた そして赤木さんの苦しみが見えた 彼は国民に仕える公務員として最大の罪を犯した、どうあろうと犯罪者なんだ 同じ罪を犯しただろう人、指示した人、原因になった人が赤木さんと同じに罪を認めていれば、この国の行政はまっとうだが、ねじ曲がったまま進んでいるんだと思った そういうことを、勇気をもってこの本は示していてくれる 公文書の改ざん テストのカンニングみたいなこと、何で正当化するのか!?残念でならない
読了日:11月12日 著者:赤木 雅子,相澤 冬樹
たもんのインドだもん (コーヒーと一冊)の感想
インドはとても濃い魅力のある国で、好き嫌いがはっきりするという 私の姉はインドに魅了された 私は今一つ???日本の人混みが苦手という著者が、インドの人混みが嫌でないという 流れに身を任せられれば日本ににはない居心地の良さがあるようだ そのヒントの糸口が感じられた 楽しく読んだ
読了日:11月10日 著者:矢萩多聞
名物「本屋さん」をゆく (宝島SUGOI文庫)の感想
新刊書店で特徴のあるものかと読みだして…だんだんニッチな古書店に…こだわりは年代を選ばず ここにこんな本屋さんがあるのかと発見がありました 図書館サービスのレファレンスをしてくれるんですよね そこには書店への興味や信頼が重要だなと思った バーブック 最初はカバーブックと早とちりして独特のカバーなのかと思ってたどり着いたら、バーで本屋!え?酔っぱらっちゃったりしないの?と酒飲みはいらぬ心配をしました
読了日:11月08日 著者:井上 理津子
パウリーネと風の中の王子 (昭和44年) (国際アンデルセン大賞名作全集〈16〉)の感想
「風の後ろの幸せの島」とこの本は図書館の閉架から出してもらった 50年前にに作られた本だがそのしっかりとした様子にも感心した パウリーネによって語られるのびやかなお話が面白い 挿画も自由にペンが走っている感じがして物語に伴奏している感じがした 風の中の王子…私もこういう想像していたような…誰もがこんなこと学校では思ったんじゃないかな 面白く読了
読了日:11月07日 著者:ジェームス・クリュス
離島の本屋 22の島で「本屋」の灯りをともす人たちの感想
生活圏内に図書館も書店も古書店もない場所で暮らしたことがある あったのはスーパーの雑誌売り場だけ 毎度買うわけでもないが本屋の棚をのぞいて満足していた自分をはっきりと意識したことがある あの時は街中の大きな書店で糊の臭いがしてほっとした この本に出てくる書店は、離島という物流に困難が伴う場所で砦のようにある書店 携わられる個人の思いが伝わってくる 経営や継続がどこも課題 街中にいれば本はたやすく手に入る 餓えるほどの気持ちの上で手に入る一冊の満足感も想像できる 離島の本屋さんの心意気に感謝しかない
読了日:11月04日 著者:朴 順梨
風のうしろのしあわせの島 (昭和44年) (国際アンデルセン大賞名作全集〈15〉)の感想
「涙を売られた少女」の巻末に、壮大な物語群の中の一冊という説明があり、全体を知りたくなった 図書館で調べてもらったところ邦訳され、読めるのは全部で5冊 残り3冊のうち閉架から運んでもらった一冊 風の向こうの島…ラピュタもそうだったな 夢のような暮らしをする平和の人たち ドラえもんの世界も重なった 幸福な日に生まれた人は招待を受けられる うらやましい ほっかりとしたこういう夢を描いていいんだと子どもたちに伝わる
読了日:11月04日 著者:ジェームス・クリュス
ねこのひとりごと2 そばにいるよの感想
最寄り駅近くの書店でイベントがあると聞き、のぞいてみたら、第2巻が並んでいた 「出たばかりです」「3冊目もあります 野良猫がテーマです」の話だった 24ページの寝ているネコのおなかに妙に惹かれた しかし、新刊本てお高い……作家のためには購入がいいのだろうが、なかなか全部はいかない
読了日:11月03日 著者:東郷聖美
読書メーター