つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

11月の本

2024年12月03日 | 本・・・

「話すチカラ」の中で安住紳一郎アナが電車の車内放送について言っていました

大抵の鉄道会社で「扉がしまります ご注意ください」と放送しているが、

安住アナが知る限り、京急だったかな?(うる覚えでもうしわけないのですが、)は、

「扉をしめます」というそうだ

 

「しめます」 と 「しまります」

扉を閉める人の意思を感じ、それに協力するのは乗客の責任のように聞こえる

どの鉄道会社も、「しめます」を使っていいのではないかというような意見が述べられていました

 

私も同感しました ほんの小さなことですが、

こういう小さいことの積み重ねが凛としたものになるように感じます 

お客様は神様ではなく、安全運行、定時運行の協力者たるべきなのでしょう

 

 

11月の読書メーター
読んだ本の数:23
読んだページ数:4599
ナイス数:135

驚異の人体驚異の人体感想
人体の仕組みを丁寧で、手の動いた後がわかる絵で親しみやすく説明されている 読みやすく、わかりやすく楽しく読了 
読了日:11月29日 著者:リチャード・ウォーカー
きんいろのライオン: インドの昔話 (ひまわりえほんシリーズ)きんいろのライオン: インドの昔話 (ひまわりえほんシリーズ)感想
絵に惹かれて手に取った 絵が素晴らしい 物語、こういうお話とは思わず、、、絵にこめられた力が余計に悲しかった 友達は選べよ 大人のそんな言葉、時に若い世代は嫌うだろう 頭の片隅において、と思う
読了日:11月28日 著者:唯野 元弘
崩壊 (光文社文庫 し 42-1)崩壊 (光文社文庫 し 42-1)感想
物語の進み方、登場人物、背景、全てをもっと揉んでから本にして欲しかった 出てくる人物の物語が均等に説明されるので、散漫に感じた 蛇足と感じる言葉も散見された 映像にして、演出や演技、風景がつけば良いかと感じるが、「本」は本を読んで感じる世界がまず第一であって欲しいと思う 物語の狙いは面白いと思うが、殺されるほど恨まれた議長が情報受取後何をしたのかが書かれていない その情報市議に流したら、そりゃ捕まるでしょう 何をして欲しかったの?と思うのです
読了日:11月28日 著者:塩田武士
半沢直樹 アルルカンと道化師 (講談社文庫 い 85-24)半沢直樹 アルルカンと道化師 (講談社文庫 い 85-24)感想
池井戸潤はある程度の本を読んで、しばらく離れていた 久しぶりに読んだら、やっぱりうまいなあ 流れるように「読ませて」くれる 高田郁も川の流れのように読ませてくれるが、池井戸潤のこれもあっという間に最終ページだった 内容はいつもの通り「倍返し」だが、それが心地よい 楽しく読んだ 
読了日:11月26日 著者:池井戸 潤
あ~っ! (講談社の翻訳絵本)あ~っ! (講談社の翻訳絵本)感想
「あ~っ!」という「~」がすごく長くて、そこに大変な物語が続く え、まだ?まだ?と頁をめくりながら、これ実寸大のアートでも楽しそうだと思った 「!」のあとはこっそり逃げろ!だった
読了日:11月25日 著者:カンタン・グレバン
キラキラ共和国キラキラ共和国感想
前作でも思ったが、先代に反発してヤンキーになり今は落ち着いているという鳩子の、ここまでが見えてこないので、彼女の生き方に心が沿わない 私には合わないと感じている 2冊目は行けるかと恐る恐る読んだが、時間を要した こういう風になる本があるんだなと思った 申し訳ないがこのシリーズはここまでにします
読了日:11月25日 著者:小川 糸
児次郎吹雪・おたふく物語 (河出文庫)児次郎吹雪・おたふく物語 (河出文庫)感想
神田古本市で「最終日100円」のワゴンから選んだ そんな手に入り方だったが、山本周五郎のすごさを改めて感じさせてくれ、読み応えのある一冊だった どの物語に出てくる人物もとても濃くてがっちりした魅力があった 文章のマジック その空気の中にどっぷりとつからせてくれた やっぱりすごい作家だ
読了日:11月24日 著者:山本周五郎
話すチカラ話すチカラ感想
安住アナが「話す」ということについて書いてあるものかと手に取った 母校の学生さん向けということで、活力に富み、希望に向かう力のある方向けのもののようで、ハードルが結構高く感じた 途中嫌になってしまい流し読み 本の初めは言葉に対するものなどがあり面白かったのだが、対象を広くもう一度「話す」について語ってほしいと思う あるのかもな…出会ったら読んでみようと思う
読了日:11月21日 著者:齋藤 孝,安住 紳一郎
激動 東京五輪 1964 (講談社文庫)激動 東京五輪 1964 (講談社文庫)感想
前の東京オリンピックを背景に組まれた短編集 戦後のにおいがそこここにある そうだ明治神宮外苑は学徒出陣の壮行会が行われた場所 その地でオリンピック 戦後復興とあの当時は日本中が沸いていたが複雑な事情がそこここにあったと思った 最後2編が似たような登場人物で、私はこの手の話が苦手なので少してこずった 二度目の東京オリンピック これはどんな話があるのだろう…二つを比べられるとなお面白いように感じた
読了日:11月21日 著者:大沢在昌,藤田宜永,堂場瞬一,井上夢人,今野敏,月村了衛,東山彰良
たまらん坂 武蔵野短篇集 (講談社文芸文庫 くA 5)たまらん坂 武蔵野短篇集 (講談社文芸文庫 くA 5)感想
武蔵野の聞き覚えのある 生活の場所 そこの物語 思い出がキーワード 初老を迎えたおじさま方の来し方というところだろうか…ちょっと根柢にながれているような男女差のにおいがひっかかるものがあったが、当時としてはこんな感じの空気だったのだろうと棚上げにして楽しんだ 私もここに出てくるおじさんたちと同じ思いがある風景があちこちにある たまらんなあ…
読了日:11月19日 著者:黒井 千次
東京のたい焼き ほぼ百匹手帖 (立東舎)東京のたい焼き ほぼ百匹手帖 (立東舎)感想
びっくり!こんなに一匹ずつ違うとは思っていませんでした ほかの本の息抜きのつもりでぱらぱらっと、これは腰据えて読まないといかんと思いました すごいなあ!!
読了日:11月19日 著者:イワイ サトシ
冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場感想
逮捕状の理由となった被害届が定かでないので、何が起こったかはご夫婦のみが知ることだろう 真摯に誠意をもって話し合われ、読者に安心して本を楽しめるようにしてほしい 才能や人気が先んじ、他を軽んじることがないようにと思う 著者個人のことを区切り、タナボタで潜入取材となった逮捕からの体験は、何とも想像の及ばない実態だった ただ体験したことを著者の立場からのみの文章なので、物事のすべてを描いているかというとそうではない 丁寧な調査や取材が行われたら姿が違って見えるように思った 
読了日:11月18日 著者:冲方 丁
里山の子、さっちゃん里山の子、さっちゃん感想
里山で暮らすさっちゃんと人も含めた仲間たちのドキュメンタリーだった 全身まひというハンデが個性のように感じた 自然というのはすごい ペットではない そういう猫や犬の生き方 うちの猫はどう思うのだろう?? 
読了日:11月17日 著者:佐竹 茉莉子
海をわたる手紙――ノンフィクションの「身の内」海をわたる手紙――ノンフィクションの「身の内」感想
このお二人の本を、私は臆してしまって読んでいない 対談集は苦手で手に取ることがないのだが書簡集ということで読んだ 面白かった お二人の背景から始まり、どのような仕事をされているのか読みやすい文章で書かれていた ふと磯田道史先生を思った 歴史家で古文書研究の第一人者 同じことだと思った そして、先日読んだ赤木雅子さんの本 公文書が改ざんされてしまったら、歴史はどう残るのだろう 日本より情報公開が確立されているアメリカでも隠されている取り残されている事実は多いようだ どちらの方の本も臆せず読んでみようと思った
読了日:11月16日 著者:澤地 久枝,ドウス 昌代
かたばみかたばみ感想
苦手な新聞連載 本になるのを楽しみにしていた 読メさんのレビューにあるが「寅に翼」の物語に近い 戦中男性の代わりに労働力として、また家の存続のために、扱われた女性が戦後声を上げだす 女でも男でも、国に翻弄されて命や人生を投げ出さざるを得ない たくさん刺さる言葉があったが218ページ吉川先生の「教師も親も、子供の手本になろうとする。でもそれは間違いだと思うのです。人は、どこまでもいつまでも未熟で不完全です。ただ一所懸命に生きている正直な姿を、子供たちに見せるほかないように思うのです」そうでありたいと思います
読了日:11月14日 著者:木内 昇
ロブスター岩礁の燈台ロブスター岩礁の燈台感想
図書館で借りられる5冊の最後 これがクリュスのデビュー作 これを読んでクリュスのほかの物語がすとんと腹に落ちた ここに世界平和を願ったクリュスのすべてがあるように思った そして“口伝”というものの力を感じた 日本昔話も囲炉裏端で“口伝”で伝わったもの クリュスの物語には“口伝”で伝わっている物語を“本”にする存在がある いつの時代にもどんな伝え方でも残すということを感じた 長い道のりの旅 幸せの日に生まれた人と出会い風のうしろの幸せの島に行ってみたい
読了日:11月13日 著者:ジェイムス クリュス
私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?感想
裁判はその後どうなったんだったか?そんな疑問からこの本を手にとった 赤木俊夫さんという人が見えて手を合わせていた そして赤木さんの苦しみが見えた 彼は国民に仕える公務員として最大の罪を犯した、どうあろうと犯罪者なんだ 同じ罪を犯しただろう人、指示した人、原因になった人が赤木さんと同じに罪を認めていれば、この国の行政はまっとうだが、ねじ曲がったまま進んでいるんだと思った そういうことを、勇気をもってこの本は示していてくれる 公文書の改ざん テストのカンニングみたいなこと、何で正当化するのか!?残念でならない
読了日:11月12日 著者:赤木 雅子,相澤 冬樹
たもんのインドだもん (コーヒーと一冊)たもんのインドだもん (コーヒーと一冊)感想
インドはとても濃い魅力のある国で、好き嫌いがはっきりするという 私の姉はインドに魅了された 私は今一つ???日本の人混みが苦手という著者が、インドの人混みが嫌でないという 流れに身を任せられれば日本ににはない居心地の良さがあるようだ そのヒントの糸口が感じられた 楽しく読んだ
読了日:11月10日 著者:矢萩多聞
名物「本屋さん」をゆく (宝島SUGOI文庫)名物「本屋さん」をゆく (宝島SUGOI文庫)感想
新刊書店で特徴のあるものかと読みだして…だんだんニッチな古書店に…こだわりは年代を選ばず ここにこんな本屋さんがあるのかと発見がありました 図書館サービスのレファレンスをしてくれるんですよね そこには書店への興味や信頼が重要だなと思った バーブック 最初はカバーブックと早とちりして独特のカバーなのかと思ってたどり着いたら、バーで本屋!え?酔っぱらっちゃったりしないの?と酒飲みはいらぬ心配をしました
読了日:11月08日 著者:井上 理津子
パウリーネと風の中の王子 (昭和44年) (国際アンデルセン大賞名作全集〈16〉)パウリーネと風の中の王子 (昭和44年) (国際アンデルセン大賞名作全集〈16〉)感想
「風の後ろの幸せの島」とこの本は図書館の閉架から出してもらった 50年前にに作られた本だがそのしっかりとした様子にも感心した パウリーネによって語られるのびやかなお話が面白い 挿画も自由にペンが走っている感じがして物語に伴奏している感じがした 風の中の王子…私もこういう想像していたような…誰もがこんなこと学校では思ったんじゃないかな 面白く読了
読了日:11月07日 著者:ジェームス・クリュス
離島の本屋 22の島で「本屋」の灯りをともす人たち離島の本屋 22の島で「本屋」の灯りをともす人たち感想
生活圏内に図書館も書店も古書店もない場所で暮らしたことがある あったのはスーパーの雑誌売り場だけ 毎度買うわけでもないが本屋の棚をのぞいて満足していた自分をはっきりと意識したことがある あの時は街中の大きな書店で糊の臭いがしてほっとした この本に出てくる書店は、離島という物流に困難が伴う場所で砦のようにある書店 携わられる個人の思いが伝わってくる 経営や継続がどこも課題 街中にいれば本はたやすく手に入る 餓えるほどの気持ちの上で手に入る一冊の満足感も想像できる 離島の本屋さんの心意気に感謝しかない
読了日:11月04日 著者:朴 順梨
風のうしろのしあわせの島 (昭和44年) (国際アンデルセン大賞名作全集〈15〉)風のうしろのしあわせの島 (昭和44年) (国際アンデルセン大賞名作全集〈15〉)感想
「涙を売られた少女」の巻末に、壮大な物語群の中の一冊という説明があり、全体を知りたくなった 図書館で調べてもらったところ邦訳され、読めるのは全部で5冊 残り3冊のうち閉架から運んでもらった一冊 風の向こうの島…ラピュタもそうだったな 夢のような暮らしをする平和の人たち ドラえもんの世界も重なった 幸福な日に生まれた人は招待を受けられる うらやましい ほっかりとしたこういう夢を描いていいんだと子どもたちに伝わる 
読了日:11月04日 著者:ジェームス・クリュス
ねこのひとりごと2 そばにいるよねこのひとりごと2 そばにいるよ感想
最寄り駅近くの書店でイベントがあると聞き、のぞいてみたら、第2巻が並んでいた 「出たばかりです」「3冊目もあります 野良猫がテーマです」の話だった 24ページの寝ているネコのおなかに妙に惹かれた しかし、新刊本てお高い……作家のためには購入がいいのだろうが、なかなか全部はいかない 
読了日:11月03日 著者:東郷聖美

読書メーター

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10月の本

2024年11月02日 | 本・・・

ようやく当地でも気温が下がりだしました

それでも動くと汗が出る じっと本を読みます

10月は児童書との出会いが多かった 

「おすすめの本は?」と聞いた私に気軽に答えてくださった図書館職員さんに感謝です

 

10月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:2971
ナイス数:81

大ピンチずかん大ピンチずかん感想
図書館の作業中返却本の中にあったこの一冊をさして職員さんが「これ今すごい人気で、テレビでCMを流している本で、予約が100件以上なんです」と言われた 手にとりざっと流し読みさせてもらった なるほど面白い こういう伝え方今まではなかったなと思った 短い時間で流し読みしたので、次はゆっくり読みたいと思う
読了日:10月30日 著者:鈴木 のりたけ
涙を売られた少女涙を売られた少女感想
「笑いを売った少年」に続編があると知り探した この物語も少女が、この経験を通して、知恵や勇気や判断力を身に着けて大人になっていく 読みながら私は社長(男爵)を知りたくなった 悪魔の力を持つ男 どういうことでこういうことをしでかして回っているのか知りたくなった…それは私の年齢のせいだと思う 10代のみずみずしい時間をすごしている読者であればネレに心を添わせていくのではないかと感じた 壮大な一連の物語の中の一冊ということだ ほかの本もおいおい読んでみたいと思う 水先案内人のようなボーイの存在も魅力的でした 
読了日:10月30日 著者:ジェイムス クリュス
よっちゃんのビー玉: 絵本よっちゃんのビー玉: 絵本感想
表紙絵から戦争の話と想像した 表紙に描かれた兄ちゃんは生還できたが、無邪気なよっちゃんのことは想像できず、あらためてピカの起こした事実を思った 融けたビー玉にあったよっちゃんの未来 どんな青年に育ったのだろう 核抑止力の傘の下に生きてしまったものとして、浮かんだ疑問は訴え続けなければならないと思う一冊だった
読了日:10月27日 著者:児玉 辰春
王への手紙 (下) (岩波少年文庫 575)王への手紙 (下) (岩波少年文庫 575)感想
下巻を手にしたら、あれよあれよという間に読み切ってしまった 周りの助力で無事に目的を果たして帰還をするのだが、「騎士」という存在へのゆるぎない信頼が居心地がよかった まだ未完成の少年が自分のありったけの騎士の力で乗り越えていくこの物語 楽しく読了した
読了日:10月24日 著者:トンケ・ドラフト
王への手紙 (上) (岩波少年文庫 574)王への手紙 (上) (岩波少年文庫 574)感想
クリュスの本を紹介してくださった職員さんがもう一つと教えてくださった岩波少年文庫 久しぶりに手に取った 子どもの頃「三銃士」の世界に魅了されたのを思い出した この物語は騎士になる前の少年がひょんなことから冒険の旅に出る 敵か味方か、闇の中を手探りで進むような冒険 まっすぐに透明な物語に凝り固まっていた自分の何かが溶けるような思いを感じた 下巻が楽しみ
読了日:10月23日 著者:トンケ・ドラフト
ひろしまのピカ (記録のえほん 1)ひろしまのピカ (記録のえほん 1)感想
添えられた作家の文章の中に「何を大げさに」と被災者への差別、非難が書かれていた 原爆被災者の長い長い時間をかけてきた平和への訴え 被害者の言葉を真摯に聞く そうありたいと思う 何度でもこの本は再読しないといけないと考えている
読了日:10月22日 著者:丸木 俊
いい一日ってなあに?いい一日ってなあに?感想
「いい一日」てそうだよなあ…こういうものだ 街のいろいろな人の返事をつなげているだけだが、丁寧な絵がその言葉の大切な思いをしっかりと伝えてくれているように感じた
読了日:10月22日 著者:ミーシャ・アーチャー
あめふりうります (講談社の創作絵本 ことわざ落語絵本)あめふりうります (講談社の創作絵本 ことわざ落語絵本)感想
ひょいと手にとり流し読み あれ、面白い 絵もいい もう一度戻ってじっくり読み返した そうか猫が顔を顔を洗うと商売になる 風が吹くと桶屋がもうかるみたいに…で、最後はそうかあ、いいなあ なんでも商売になるんだと思った
読了日:10月22日 著者:平田 昌広,野村 たかあき
こっちにおいでよ、ちびトラこっちにおいでよ、ちびトラ感想
皆さんがコメントされているようにこの本は絵が印象的で」素晴らしい 少女とチビトラの胸の内がページいっぱいに表現されている 衝動的な抑えきれない心の動きを持て余し、持て余し、最後の頁 少女と仔猫はこれからも生きづらい自分を持て余すだろうけれど、心の通じる相手はいる 味方をしてくれる人はいると、しっかりとわかったのではと思えほっとした
読了日:10月22日 著者:キルステン・ハバード
やまを うごかした ミン・ローさんやまを うごかした ミン・ローさん感想
ミン・ローさん 奥さん いやああ、大丈夫かな???「山を動かしたい」というとんでもない望み かなったんだよね?!物事は違った見方ができるということ…かな?賢者が知恵を貸してくれる 知恵ねえ…しかし、望みはかなったんだからいいのかな?
読了日:10月20日 著者:アーノルド・ローベル
新装版 レモンをお金にかえる法新装版 レモンをお金にかえる法感想
物語を読むように頁をめくった 面白かった 経済を論じるとき基本はこの一冊と思う こんがらがった優劣や、状況の変化が加わるともう私の手には負えない 良書と思います
読了日:10月20日 著者:ルイズ・アームストロング
雨ふる本屋 (単行本図書)雨ふる本屋 (単行本図書)感想
子ども図書館のミステリー選書の中から一冊借りた 出てきたのがこの本 直前に読んだクリュスの一冊の流れるような文体の影響からか少しぎくしゃくした印象を受けた 大人になって大分になってしまった私には、この物語の下地に出版業界の現況や、作家の有り様、書店のことなどを重ねてしまい、純粋な物語として観ることができなかった 残念 しかし読み手次第というのは、私も、本は読まれて本になると思っている
読了日:10月20日 著者:日向 理恵子
笑いを売った少年笑いを売った少年感想
図書館の職員の方に「お勧めの一冊」を聞いたら書架に飛んで行ってこの本を紹介してくださった 読み初め、主人公のあまりの様子や悪魔との取引にいささか引いたが、頁をめくるうちに先が気になって読む手が止められなくなった 推理小説的な一面と、悪魔らしいものとのやりとりというファンタジーの世界 そのうちに漠然と「不思議の国のアリス」と似ていると思った 主人公が笑いを売った代償に手に入れたもの、その後に経験したことで、内面に変化が訪れる 子どもから大人へ ドイツ三大児童文学者という 良い作家に出合った 感謝
読了日:10月19日 著者:ジェイムス クリュス
命をつないだ路面電車命をつないだ路面電車感想
杉浦千畝、シンドラー、命のために動いたのは市井の人の中にもたくさんいた ナチスがやったことと対極にあるこの実話 同盟国イタリア その中でのドイツ人とのかかわりが不思議な光景としてあった しかし3日近く…イタリア人の心意気を感じる ゆるぎない気持ちとそれをつなぐ心 忘れてはならない
読了日:10月09日 著者:テア・ランノ
問いのない答え問いのない答え感想
この不思議な物語に、結局慣れることができなかった 読み切れないのは悔しくてなんとか読了したが、味わうことはできていない 区切りがなく説明がなく名前が増え、その名前がアカウント名だからますます混乱 現実の事象が混じるので方角があやふやになった だが、SNSの世界を言葉で描くとこういうことなんだと思った もう一度読む気力が今はないが、再読できたら面白いと思うのかもしれない 
読了日:10月08日 著者:長嶋 有
八月の六日間八月の六日間感想
初読が2017年 戸板康二の挿話が好きと書いてあった 再読のこの度、213ページ後半の先輩の言葉が刺さった ーー自分がいつ死んでたなら、この子は幸せだったんだろうーーーって思うよ(略)でも、昔に返って、死んでやることも出来ない。だから、生きてるしかないんだ。ーー主人公がこの先輩とのやりとりで癒されている  私もジュンと癒された 三読目はいつになるか、その時はどこに惹かれるのか、楽しみにしている
読了日:10月02日 著者:北村 薫
ローズの小さな図書館ローズの小さな図書館感想
4代にわたる物語だが、その時間の中で初代のローズが夢をかなえた 本を読む 形は変わるがそのことが世代をつないでいき、生き方を形作っている うれしくなった
読了日:10月01日 著者:キンバリー・ウィリス・ホルト

読書メーター

コメント (2)
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9月の本

2024年10月01日 | 本・・・
ようやく関東の夏も終わりに向かっているようです
それでもまだまだ汗は出て「読書の秋」は今少し
体調に気を付けて、良い読書を楽しみたいと思います
 
9月は、読メの「読みたい本」に登録していた本のうち
何冊か図書館で予約をいれて探してもらい、読書しました
はやった時期に読むべきかもと思うこともありますが、
時間がたっても共感できる本
そういう出会いを楽しみにしています
 
 
9月の読書メーター
読んだ本の数:22
読んだページ数:4541
ナイス数:103

大迷走 御茶ノ水警察シリーズ大迷走 御茶ノ水警察シリーズ感想
図書館の職員さんに「逢坂剛の鬼平が面白い」と聞き、棚を探しに行った 目指す本がなく、適当に選んだら、これもシリーズの中の一冊だった きっと知るべき情報が足りていないまま読了しているが、大迷走しているさまが面白かった 十分楽しんだ 次は順番に出合うようにしたい
読了日:09月30日 著者:逢坂 剛
世界で一番の贈りもの世界で一番の贈りもの感想
「戦争をやめた人たち」を読んだのはいつだったかと読メをさかのぼった モーパーゴのこれはもっとドラマティックに描かれているが、読んでいて手が震え、涙が出そうになった 白髪のコニーが、この手紙と過ごした長い時間が伝わってくる 本のサイズが手の中に入るようなもので、それに塩梅よく収まった絵がやさしく刺さる 今ウクライナで、ガザで、起こっていること 1914年クリスマスに起こった奇跡が、かの地でもあるように 民衆の心を指導者と呼ばれる人が第一義にとらえるようにと思う 
読了日:09月29日 著者:マイケル モーパーゴ
独走独走感想
再読と気が付かず読了 己のコメントを読んで初読の時を思い出した 組織の中で伸びる才能と、自由な中で伸びる才能に目がいっていた 10年たっての再読で、その間にオリンピックや国が絡んだ大規模なイベントがらみの不正が表に出てきてこの本で共感する部分が別なものであった 息苦しいよなあ アスリートそれぞれに背景があり一概にどうのとは言えないと思うが、組織に育成され、金メダリストになりスポーツ省に入った主人公が後輩の気持ちが理解できず、段々役人になっていくさまが見事に描かれていた 最後黒崎君はどこ走ったのかな? 
読了日:09月28日 著者:堂場 瞬一
グッとくる横丁さんぽ 全国50の裏通りを味わうイラストガイドグッとくる横丁さんぽ 全国50の裏通りを味わうイラストガイド感想
わかる場所がいくつかあり、あそこがこういう絵になるのかと思った 画家の頭の中ではみた風景がこう変換されるのか…それがとても面白かった
読了日:09月24日 著者:村上 健
オリーブの実るころオリーブの実るころ感想
「つれあい」という言葉が浮かんだ どの物語も残した気持ちや、届かなかったもの、かけ違いや、思い違い、改めての気持ち…どうなるんだろうと推理小説を読むように頁をめくった 恋する人への思い 愛する人や、愛した人への気持ち いとおしかった
読了日:09月24日 著者:中島 京子
銀座に住むのはまだ早い銀座に住むのはまだ早い感想
銀座に住みたいけれど千葉に暮らす筆者が、23区内の家賃5万円の物件の環境を観て歩いたエッセイ 一つ一つは面白くて、楽しいのだが、まとめて読むと同じことの繰り返しなので、時間を空けて読みつないだ 図書館により、自分の本があるかと確認して安堵する様子が楽しかった 
読了日:09月21日 著者:小野寺 史宜
サバンナのネコサバンナのネコ感想
「ネコ」確かに猫です 仕草や表情は、我が家にのんびりと暮らす飼い猫に瓜二つ サバンナの中にある人間の暮らしに近いもの あっという間に最後までたどり着いてしまいました
読了日:09月20日 著者:井上 冬彦
幾世の鈴 あきない世傳 金と銀 特別巻(下) (ハルキ文庫 た 19-32)幾世の鈴 あきない世傳 金と銀 特別巻(下) (ハルキ文庫 た 19-32)
読了日:09月19日 著者:髙田 郁
契り橋 あきない世傳 金と銀 特別巻(上) (ハルキ文庫 た 19-31)契り橋 あきない世傳 金と銀 特別巻(上) (ハルキ文庫 た 19-31)
読了日:09月19日 著者:髙田 郁
おっさんの掟 ~「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」~(小学館新書)おっさんの掟 ~「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」~(小学館新書)感想
関西人らしい笑いの含む、それなのに歯に衣着せぬはっきりとした物言いが好きです この本が出たとき読みたかったが、機会がなく今に至った 苦笑いが出た 「情報化・多様化が進み、様々な価値観に触れるようになった現代でも、「おっさん社会」はまるで形状記憶合金みたいに、いつの間にかその形を取り戻してしまうのです」「おっさん化は中高年男性に限ったことではない 若い人でも、女性でも「おっさん体質」の人はいる」 その通りだと思う 煮えたぎった鍋のような文章なのが残念だが、共感することは多かった ほかの本も読んでみようと思う
読了日:09月16日 著者:谷口真由美
ふしぎなエレベーターふしぎなエレベーター感想
この本は私の子育ての中での思い出の一冊です 図書館から借りて何度も何度も子どもたちと読みました お金がなくて買えなかったのです 「Uだけは押すな」子どもと声を合わせて読みました 図書館の棚に見つけて懐かしさのあまり手に取りました どうなったのかな、また不思議なエレベーターと出会えたのだろうか ちょっと妖艶な絵柄が「Uだけは押すな」を引き立たせているように思う 再会 しみじみと過ごしてきた時間を思いました 本に感謝
読了日:09月14日 著者:パウル マール
いっしょにかえろういっしょにかえろう感想
表題に 表紙のライオン ライオンを誘っているの?と手にとった ふむそうか…大人の役割を担っている お姉ちゃんの思いなんだ ラストの写真が少し安易すぎるネタばらしのように感じた そこまでのなんとも言えない流れが、ちょっと止まった様に感じた 何か別のラストがあった様にも思います
読了日:09月13日 著者:ハイロ・ブイトラゴ
90歳セツの新聞ちぎり絵90歳セツの新聞ちぎり絵感想
じっくりと作品を見たことがなかった いやすごいや! この才能に、じんじんときた セツさんの過ごされた時間が思われた お元気で製作が続いているという ほかの本も拝見しようと思う そしていくつからでも好きなことに熱中する  その素晴らしさを改めて思いました
読了日:09月13日 著者:木村 セツ
イタリア・ミラノの校長先生からのメッセージ 「これから」の時代を生きる君たちへイタリア・ミラノの校長先生からのメッセージ 「これから」の時代を生きる君たちへ感想
コロナウイルスが蔓延し始めたころ、イタリアのヴォルタ高校の校長先生が生徒たちに発信したメッセージ 読みたかったのだが己の目先に追い回され今になった 先の見えなかったあの時の事を思うと、この文章に敬服する また教育者として学校を「決まった時期に行事が行われることで、時の移り変わりを感じ、市民生活がきちんと送れていることを認識する場所です」と学校と社会との関係を明記している また、「私たちの貴重な財産ー社会組織や人間性を守るためには、理性的な思考を持ってください」と結んでいます イタリアの教育の深さを感じた 
読了日:09月13日 著者:ドメニコ・スキラーチェ
アンジェロアンジェロ感想
本棚の整理をしていて、手放そうかと再読 読んだら、何といったらよいのだろう…もっと何かがつかめそうな感じがして、もう少し手元に置き、再読を重ねるべきと思った 
読了日:09月12日 著者:デビッド マコーレイ
増補版 九十歳。何がめでたい (小学館文庫 さ 38-1)増補版 九十歳。何がめでたい (小学館文庫 さ 38-1)感想
映画を観た 痛快だったし、言っていることが至極もっとものように感じた 原作はどんな感じなんだろうと手に取った まず文字の大きさがありがたかった 映画に劣らず痛快 潔く憤慨しているさまが気持ちよい 昔はこうだったと言われると抵抗も多いのだろうが、こういう考え方をしていたもんだと、名前をさらし、顔をさらし、正々堂々と言ってのける様はこうありたいと望むものだ 今治で起こった事故の裁判を取り上げた章では、法律の解釈と、こうあっていいのではないかという記述に、朝ドラでも似たことがあったと思った 面白く読了した
読了日:09月10日 著者:佐藤 愛子
定年オヤジ改造計画定年オヤジ改造計画感想
あれ?読んでなかったっけ?と思いながら読みだし、読メで確認 再読でした! 以前と違った場面で胸に来た 田舎に戻ったおやじが、兄姉たちとの母親に対する思いの違いの場面が刺さった すべての子どもが手元を離れて数年がたつ 大人になった彼らとどのような距離を置いたらよいのか手探りでいる 都会の有り様と 地方の有り様は違う また時間をおいて読んでみようと思う その時はどこにひっかかるのか楽しみです
読了日:09月09日 著者:垣谷美雨
オシムの遺産(レガシー) 彼らに授けたもうひとつの言葉オシムの遺産(レガシー) 彼らに授けたもうひとつの言葉感想
オシムが日本サッカーに与えたもの その時代を知っているものとして読みながらうんうんそうだったんだよね…そうやって今があるんだよねと頁を繰った 「オシムの言葉」再読したい
読了日:09月08日 著者:島沢 優子
タガヤセ!日本 「農水省の白石さん」が農業の魅力教えます (14歳の世渡り術)タガヤセ!日本 「農水省の白石さん」が農業の魅力教えます (14歳の世渡り術)感想
農水省の白石さん とてもわかりやすく日本の農業の状況を説明している 「令和の米騒動」という状況の今 農政のかじ取りについて考えてしまう 食料自給率40%以下の日本でいいのか 国内の生産地を守るには、国産の生産物を食べること 白石さんは最後にそう教えてくれています 
読了日:09月08日 著者:白石 優生
図書館がくれた宝物図書館がくれた宝物感想
ユダヤ人の子どもを疎開させる映画や本ががる 命からがらドイツやポーランドから子どもを脱出させるものだ これはイギリス人の子どもがロンドンから疎開する物語 ロンドンも空襲にあっている 後見人になる人を探して戦時下疎開すると言う奇策に出たわけ 3人そろって本を読むことが好き その本を読むことから縁を紡いでいく 「雪割草」という映画がある やはり親を失った7人の兄弟が一人ずつ引き取られていく物語だ 血縁にない子どもと暮らすことにそれほどハードルが高くないのを感じる 読みごたえがあった
読了日:09月06日 著者:ケイト・アルバス
昔はおれと同い年だった田中さんとの友情 (ブルーバトンブックス)昔はおれと同い年だった田中さんとの友情 (ブルーバトンブックス)感想
NHKドラマの再放送をたまたま観た なかなかよくて原作を読みたいと思った 原作者が「ドラマは少し原作と変えてあるが伝えたいことは抑えている」と言っていると知り、ますます読みたくなった 確かに、ドラマは原作より少しドラマティックに作られていた でも、だからどちらがどうかという感想も持たなかった どこまでもこういうことがあったと淡々と語られる空気が、ドラマでは最後に語られた「自分の頭で考える」を示しているように思った
読了日:09月05日 著者:椰月 美智子
サッカーが勝ち取った自由: アパルトヘイトと闘った刑務所の男たちサッカーが勝ち取った自由: アパルトヘイトと闘った刑務所の男たち感想
これはすごい あの時代の、南アフリカの、政治囚たちの、とてもとても気の長い、限りなく永遠に近いような時間の積み重ねで、つかみ得たゆるぎないもの こういう歴史の上にたった南アフリカのサッカーと、日本のサッカーを思ってしまった サッカーはボール一つあれば始められるスポーツで、やるのも、見るのも面白い 誰もが平等に楽しめるそういう世界をと思う 
読了日:09月03日 著者:チャック コール,マービン クローズ

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8月の本

2024年09月01日 | 本・・・
暑い暑い8月が終わりました
迷走台風が各地に影響を起こしているようで、
皆さんご無事でお過ごしでしょうか
 
学校が始まり、足が重いお子さんたちのことも気になります
穏やかな時間がありますように、そう心より願っています
 
たくさんの本と出合いました
感謝です
 
 
 
8月の読書メーター
読んだ本の数:20
読んだページ数:3037
ナイス数:119

せんそうがおわるまで、あと2分せんそうがおわるまで、あと2分感想
先日自分が書いたレビューに少し違和感をもち、再読 日常の先にあった戦場に、ジムと、ジムに2分遅れて生まれた親友のジュールは、戦争がどういうものか体験する しらみだらけで、ネズミ捕りがうまくなって 11月11日11時に終戦と決まったのに、その時間まで戦い続けなければならない 国のため?ルールのため? 生き残ったジュールが思ったこと それを考え続けたい 
読了日:08月31日 著者:ジャック・ゴールドスティン
ツバキ文具店ツバキ文具店感想
細かくコダワリ強くポッポの周りが描写されるのに、物語初めは少し嫌気がきたが、代書の仕事が出てきて物語に魅力を感じた ヤンキーだったという猛烈な反抗期時代を描いてほしいなと思いました
読了日:08月30日 著者:小川 糸
アガワ家の危ない食卓アガワ家の危ない食卓感想
あれ?読んだ??と思いながら、読了 読メで確認 二度目でしたか…記憶に残っていない部分も多くあり、違和感なく楽しんだ 
読了日:08月28日 著者:阿川 佐和子
チャンス: はてしない戦争をのがれてチャンス: はてしない戦争をのがれて感想
先日「関心領域」を観た その直後この本と出合った 映画も、この本も強制収容所内の出来事は出てこない それを幸運だと言わざるを得ない狂喜の出来事 この本に書かれていたのは戦争中も、ヒットラーが死んだ後も、この家族はユダヤ人ということで不平等な扱いを受けたということ 生きている 奇跡でしかないこの事実に、歴史の中に埋没させていいことではないと思った 
読了日:08月25日 著者:ユリ・シュルヴィッツ
へそまがりねこ マックスへそまがりねこ マックス感想
マックスはへそ曲がりでも何でもないじゃないか…と、うちの“へそまがり”猫に本を見せた 音読が苦手な子どもの読み聞かせを猫が聞きながら、その子になじんでいくさまはジンときた 心が合わさっていくさまがいい
読了日:08月24日 著者:ソフィー・ブラッコール
やさいの花 (ふしぎいっぱい写真絵本 29)やさいの花 (ふしぎいっぱい写真絵本 29)感想
札幌に住んでいたころ、道端の花をさして農家出身の友人が「これごぼうの花だよ」根っこを掘るとごぼうが出てくると言われ試しに掘ったらふっとい根っこがあった 野良人参もよく咲いていて、この本を観ながら豊かなかの地を思い出した
読了日:08月24日 著者:埴 沙萠
おおかみだって きをつけておおかみだって きをつけて感想
おおかみさんも大変な目にあうんだねえ…次から次にやっつけられて、同情を禁じ得ない 明日はいいことがあるといい
読了日:08月24日 著者:重森 千佳
砂浜に坐り込んだ船砂浜に坐り込んだ船感想
現実と、あちらの世界のはざまのあいまいなはっきりしないところで話が進み、何とも奇妙な世界を体感したと思う 面白かった
読了日:08月23日 著者:池澤 夏樹
お客さん物語:飲食店の舞台裏と料理人の本音 (新潮新書 1011)お客さん物語:飲食店の舞台裏と料理人の本音 (新潮新書 1011)感想
飲食業界の中からはこんな風に見えて、考えて、と、面白おかしく読んだが……評価される、評価する、評論される、評論する……自分を中心に置くと、あまりこういう矢面に立たされたくないと思った 居心地の良い、豊かな食事時間を得るには、サービスを受ける側も、提供する側も、信頼関係が必須と感じた次第です
読了日:08月22日 著者:稲田 俊輔
教室に並んだ背表紙教室に並んだ背表紙感想
今時の名前に翻弄され、すべてが同じ時間の流れの中で続いて起こっているものと勘違いし、何度も頁を戻り戻り読んだ 今時の中学生の状況がどうなんだろうと思う こういうことは私の頃もあったのだろうと思う だが、不足があって感受性だけは敏感で、この年頃のあるあるなことなんだろう 「みんなこんなだよ」「大丈夫だよ」「助けてと言って」と伝えているんだろう しおり先生が抱き着いて止めてくれてよかった
読了日:08月19日 著者:相沢 沙呼
せんそうがおわるまで、あと2分せんそうがおわるまで、あと2分感想
こんなことがあっていいはずがない 国は民のためにあるもので、民が国のためにあるのではないはず まっすぐに国に従った人が、こんなことであるならば、2分 淡々と物語は進み、その後も語られる 絵柄もあっさりとしていて、さらっと頁を追うことができた
読了日:08月18日 著者:ジャック・ゴールドスティン
みちくさしようよ! (ほるぷ創作絵本)みちくさしようよ! (ほるぷ創作絵本)感想
帰り道が遠いんだな…本格的な道草、寄り道、冒険だ!子どもはこうやって育ってほしいと思う姿があった そう思うがなかなかそうはいかない今 楽しい読書に時間だった
読了日:08月18日 著者:はた こうしろう","奥山 英治
すなはまのバレリーナすなはまのバレリーナ感想
巻末の当時の写真がたまらなく魅力的だった
読了日:08月18日 著者:川島京子
何が困るかって (創元推理文庫)何が困るかって (創元推理文庫)感想
どの話もちょっとどこかぞくっとえぐられるような感じのする、手放しで楽しめないような、それでいて怖いもの見たさでついつい最後まで読んでしまった 
読了日:08月14日 著者:坂木 司
商人商人感想
面白かった 今でこそ当たり前になった削り節だが、そうか、商いの苦労の中商売の工夫で生まれたことなのかと感じ入った 今でこそ当たり前になった削り節だが、そうか、商いの苦労の中商売の工夫で生まれたことなのかと感じ入った 少し前に高田郁「あきない世傳金と銀」を読んだところで、あの物語の土台を見たように思った 
読了日:08月07日 著者:ねじめ 正一
ふらっと朝湯酒ふらっと朝湯酒感想
朝湯はこうあるべきという理想があって、そのようになるように努力を重ねる姿が楽しい 
読了日:08月04日 著者:久住昌之
ねこのひとりごとねこのひとりごと感想
猫と暮らしているとみる猫の表情がうれしい 一言一言がクフっとなる 第二集もでるそうだ 楽しみ
読了日:08月03日 著者:
住宅営業マンぺこぺこ日記――「今月2件5000万! 」死にもの狂いでノルマこなします住宅営業マンぺこぺこ日記――「今月2件5000万! 」死にもの狂いでノルマこなします感想
営業は何を売るのも大変なことだと思うが、いやしかし、ドラマのようなブラックぶりだな…この頃の家はああという間に建ってしまう どうなんだろうなあ 核家族が進められて、戸建てが作られて、次から次に、そして空き家が…止まることのない歯車のようだ
読了日:08月03日 著者:屋敷康蔵
NHKテキストきょうの料理 2024年 08 月号 [雑誌]NHKテキストきょうの料理 2024年 08 月号 [雑誌]感想
最初の夏野菜のメニューにひかれた 実践 簡単で美味しかった
読了日:08月02日 著者:
おとなの週末 2024年 08 月号 [雑誌]おとなの週末 2024年 08 月号 [雑誌]感想
夫が「鰻が食べたい」と連呼するので、また今年も買ってしまった おいしそうだなあ…とまず目の保養です
読了日:08月02日 著者:

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7月の本

2024年08月01日 | 本・・・

残暑お見舞い申し上げます

「残暑」に抵抗があります まだまだ「暑中」の当地です

暑い中、出歩くのも必死 本屋も図書館もなかなか行けない

「電子書籍は?」と言われたが、どうもいかんのです

読んでいる方向がわからなくなるんです

登場人物の名前が凝っていると誰だったかなと戻ることも多く、

それをキープするのが面倒くさい

どうあっても紙の本がいいんです

 

お暑うございます

皆さま十分にご注意されてお過ごしください

 

 

7月の読書メーター
読んだ本の数:21
読んだページ数:4709
ナイス数:106

百年の家 (講談社の翻訳絵本)百年の家 (講談社の翻訳絵本)感想
「百年の家」はそこにあり続ける、時間が、すべてのものに変化をもたらして、この家自体も変わっていく 動いていないのに、動いているかのように感じる 同じ風景なのに、不思議な感覚だった この先、百年どう変わるのだろう そんな未来への思いも生まれた
読了日:07月31日 著者:J.パトリック・ルイス,ロベルト・インノチェンティ
Oじいさんのチェロ (あかね・新えほんシリーズ 8)Oじいさんのチェロ (あかね・新えほんシリーズ 8)感想
Oじいさんの勇気、信念、戦争への断固たる拒否の姿勢 そんなものが読後、あふれてきて涙が出てきた ウクライナで、ガザで、起こっているだろう同じ風景が思われる どんな理由をつけても人の暮らしを踏みにじる行為はどうあってもいかんのだということを、世界中で共有しなければと思う
読了日:07月31日 著者:ジェーン カトラー
それからどうなる わが老後それからどうなる わが老後感想
リズム感の良さ、駆け回るテンポの良さ、思い切りの良さを楽しませてもらった 若い世代にまっとうに物申す姿勢が小気味よい 文章に躍動感があり、弾んでいる 紙に印刷された文字なのに読んでいて不思議で仕方がなかった
読了日:07月31日 著者:佐藤 愛子
鍵のない夢を見る鍵のない夢を見る感想
思い通りにいかない何か…そんな、不思議な感情に引きずられてどの物語も進んでいく いらいらする じりじりする ゴールにたどり着いて解放される 登場人物の悲哀を思い起こす 己の中にもある何かを思ってしまう 好きな本とは言えないが、読み応えのある一冊だった
読了日:07月27日 著者:辻村 深月
きょうせんそうがはじまるときょうせんそうがはじまると感想
そういうことだよな…それは望むことなのか 大人も子どもも考えようと言っている本 私たちは言い続けなければいけないんだと思います
読了日:07月25日 著者:藤代勇人
あきない世傳 金と銀(十三) 大海篇 (ハルキ文庫 た 19-28)あきない世傳 金と銀(十三) 大海篇 (ハルキ文庫 た 19-28)感想
ちょいといろいろあってじっとしていると考え込んでしまうので、ひたすら本を読んで頭の中を埋めていた 何を読もうかと考えて、このシリーズ本を!気持ちがよかった 知恵で乗り切っていく幸が痛快だった 最後は少しあれこれ積み残しがあるようにも感じたが、チリチリとした状況をいくらか乗り越えたように感じる しかし、結のその後はどうなったのか…そちらも知りたいなあ
読了日:07月25日 著者:高田 郁
あきない世傳 金と銀(十二) 出帆篇 (ハルキ文庫 た 19-27 時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(十二) 出帆篇 (ハルキ文庫 た 19-27 時代小説文庫)
読了日:07月24日 著者:高田 郁
少女漫画家「家」の履歴書 (文春新書 1352)少女漫画家「家」の履歴書 (文春新書 1352)
読了日:07月24日 著者:週刊文春編
あきない世傳 金と銀(十一) 風待ち篇 (ハルキ文庫 た 19-26)あきない世傳 金と銀(十一) 風待ち篇 (ハルキ文庫 た 19-26)
読了日:07月23日 著者:高田 郁
お月さんのシャーベットお月さんのシャーベット感想
私が子どもの頃、電気の使い過ぎはいけないと言われていたように思う。電気で解決して、暑く暑くなってお月さんが溶けてしまって、そのしずくでみんなが過ごすなんと贅沢な時間なんだろう 「豊か」ということを考えさせられる うさぎさんの表情も印象的 良い本です
読了日:07月21日 著者:ペク・ヒナ
あきない世傳 金と銀(十) 合流篇 (ハルキ文庫 た 19-25 時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(十) 合流篇 (ハルキ文庫 た 19-25 時代小説文庫)
読了日:07月21日 著者:高田郁
あきない世傳 金と銀(九) 淵泉篇 (ハルキ文庫 た)あきない世傳 金と銀(九) 淵泉篇 (ハルキ文庫 た)
読了日:07月20日 著者:高田郁
あきない世傳 金と銀(八) 瀑布篇 (時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(八) 瀑布篇 (時代小説文庫)
読了日:07月20日 著者:高田郁
あきない世傳 金と銀(七) 碧流篇 (ハルキ文庫 た 19-22 時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(七) 碧流篇 (ハルキ文庫 た 19-22 時代小説文庫)
読了日:07月18日 著者:髙田郁
あきない世傳 金と銀(六) 本流篇 (ハルキ文庫 た 19-21 時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(六) 本流篇 (ハルキ文庫 た 19-21 時代小説文庫)
読了日:07月17日 著者:髙田郁
クローバーナイトクローバーナイト感想
うーん、面白かったのだが、これってちょっとできすぎの物語だと思った この夫婦はやりがいのある仕事をどちらも良い環境でしている 身の回りで起こることも良い方向に着地していく こういうことばかりではないなあというのが読み終わった後の感想です。
読了日:07月15日 著者:辻村 深月
パリわずらい江戸わずらいパリわずらい江戸わずらい感想
連載のエッセイは一つずつ読むのが味わい深い これも少しずつ読み進み時間がかかった でも、とても面白かった 世代がが近いのであるある満載でそうそうと頷いてばかりだった 巻頭の年取ると旅行の荷物が増えるというのにのっけからやられてしまった 
読了日:07月14日 著者:浅田 次郎
ほぼねこほぼねこ感想
「ほぼ」猫 猫のような仕草をする飼えない猛獣 我が家の飼える猫に「あんたも間違ったら猛獣だったのかもね」と比べてしまった こういうシーンを狙って撮ったのではないだろうが、こういう穏やかな瞬間が彼らにもままあるのだなあと思った 
読了日:07月10日 著者:RIKU
図書館ウォーカー: 旅のついでに図書館へ図書館ウォーカー: 旅のついでに図書館へ感想
何かとてつもない魅力を持っている図書館の紹介ではない 初めはあれ?と思ったが、読み進めていくうちに、この図書館のある生活を想像して楽しくなった そこに住んだら、こんなこと思うのかな…それは観光ガイドとはまだ違う魅力 を感じた ひとつ、これは私がいけないのかもしれないが、図書館全景の写真にキャプションが入ってない 図書館名と離れているので、確認しながら写真を眺めた これにも簡単なキャプションを付けてくれるとよかったなあ
読了日:07月08日 著者:オラシオ
ひとりで暮らして、気楽に老いる 夫のいない自由な生き方ひとりで暮らして、気楽に老いる 夫のいない自由な生き方感想
知人の本棚で見つけた 98年初版の本は読まれた形跡がなく、借用した 高齢女性の一人暮らし 核家族が進んだ先にあった高齢者の独居 30年近く前の本だが今と変わらないものがあった 装丁がいい感じだったので、改めてオリジナルで登録した 本の最後から…経済成長は豊かさをもたらしてくれたし、科学技術は私たちのあらゆる暮らしに便利さを与えてくれたが、自然とていねいに付き合って共存していくという、地道な暮らし方を忘れてしまった。(中略)私たちが失ってしまった能力を、どう考えるかについての答えを聞いておきたいと思う。
読了日:07月08日 著者:吉沢久子
ワニの歯ぎしりワニの歯ぎしり感想
思い出や体験、もろもろの思い、断片的な文章が味のある挿画に支えられて、何度も何度も頁をめくってしまった  …「7歳のとき、父の仕事の関係で、東京へ戻って来て生まれて初めて女の子を見たの。その子は隣に住んでいて初めて会ったとき、体じゅうを口にしてイーッとしたの。わたしもすぐ負けずにイーッと返したわ」……元気の良さと、お日様の光と、少し埃っぽい感じ、ほわっとした
読了日:07月06日 著者:橋本 妙

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