蔦屋で借りた邦画の二本は、
「アズミ・ハルコは行方不明」と「お父さんと伊藤さん」
どちらも出ている役者で観てみようと思った。
「アズミ・ハルコは行方不明」は蒼井優と高畑充希に惹かれ
「お父さんと伊藤さん」はリリーフランキーと藤竜也に上野樹里が絡むというのに興味を持った。
どちらも面白かった。
「アズミ・ハルコは行方不明」では、
けたたましくうるさくて尻軽で軽薄なギャルを高畑充希が好演しているし、
蒼井優もそのつかみどころ無さがはまっていた。
時系列の違うこの二人の物語がつかず離れず交互に現れて、
また得体のしれないJKギャング団との交錯もあり、
気持ちが追い付けないもどかしさを感じたが、
郊外に住む若者の焦燥感がそういう演出でよくあらわされていたと思う。
いや、この高畑充希は絶品でした。
私は「お父さんと伊藤さん」のほうが好き。
リリーフランキーのつかみどころのなさ、藤竜也のどうしても憎めないじいさんのかわいらしさ、
その二人に見事にするするっと絡んで見せた上野樹里。
いいもの見せてもらったという感じがした。
どうしてもこじれがちな親子関係に、ガス抜きをしてくれるのはやはり他人で、
それをきっかけに道を探すのだなあと、ラスト父親を追いかける娘に「がんばれ」と声をかけた。
この二つの映画、出会えてよかった!
蔦屋さん!また新作100円ぜひやってほしいなあ!