先週、末っ子が久しぶりに将棋の大会に出かけた。
以前通っていた将棋教室の先生からお誘いがあった。
でもまず、先生から流れてきたファックスに狂喜乱舞したのは私だった。
ゲストに佐藤康光九段が来るというのだ。
私は将棋を指すことができない。 どんなに指南書を読んでも、どれだけ説明を聞いても、
駒の動きを覚えることができない。 金将と銀将がお手上げだ。
それぞれちがう動きをする駒を頭の中で動かしながら、相手の王将を動けなくする…できるわけがない。
だから末っ子が“長考”を始めると、こいつすごいやと素直に尊敬する。
ちょっと想像してみてください…こうやってここがこう動くと相手はきっとこう動いて、そうしたらこうして、でも、
相手がもしかしたらこう動いて、その場合はこうやって・・・・・・
枝分かれする道をあれやこれやあれやこれや頭の中で取捨選択しているのです。
この間“電王戦”でコンピューターにプロ棋士が負けたけれど、
それでもコンピューター側は5つもの将棋ソフトを使って人間に対応したんだ。
やっぱり将棋指しって、すごいと思う!
いやいやいやいや話を戻して・・・すぐそこに佐藤九段が指導対局して居たんです!!
たたずまいがとっても、とっても素敵でしたの!
羽生永世名人や渡辺竜王・・・ほかにもいっぱい化け物と言うか、
宇宙人のようなとっても凄い棋士さんがいます。でも、私は佐藤九段が好き。
佐藤九段もとっても才能にあふれた人です。
化け物と言えば化け物なんですが、竹のようにまっすぐな空気があって、
しなやかに相手を弾き飛ばすような・・・いやあ好きだなあ。
勝負のありようは全然わからないんですよ、私。でも、そのなんといいましょうか・・・いいんですわ!
駒を持つ手がやっぱり綺麗でした。 駒の扱いも綺麗で、なんかいいもの見せてもらったあという感じがしました。
とてもとても最後まではつきあえなかったのですが、よいリフレッシュになりました。
あ、本当に久しぶりの将棋だった末っ子は2勝2敗。ぼろ負けだけは免れたらしいです。