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読書と旅行と柴犬のブログ
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「トゥモロー・ワールド」どうしても未来は悲惨のようだ

2006-11-22 21:35:11 | 大作映画ハリウッド系
「トゥモロー・ワールド」★★★
クライヴ・オーウェン、ジュリアン・ムーア、マイケル・ケイン主演
アルフォンソ・キュアロン監督、2006年アメリカ/イギリス

映画で描かれる未来はどれも
夢も見れないような
暗いものが多い、

第三次世界大戦で世界は崩壊したとか、
石器時代のような生活になっていたり。

この映画の描く未来は
子どもの生まれない未来。

西暦2027年。
地球上の人類に、
子どもが生まれなくなってから
18年が経った。

そこに現れたのは、妊娠した黒人の少女。

クライヴ・オーウェンは、疲れてショボくれて
くぼんだ目が貧相で見ていてツライが、
子どもの生まれない世界の一筋の光を
必死に守る。

国家とテロ、子どもの生まれない終局に向かう世界。
画面は暗く、未来に明るいものなど
見出せない。

唯一の見所は
赤ん坊の泣き声が砲弾の飛び交う建物に響き、
人々が神を見るように
静寂が訪れるところ。

本来ならジーンと来るシーンだ。

でも毎日のように子どもが自殺し、
親が幼い子どもを殺す報道を実際に見ていると、
子どもは本当にそのうち
生まれてこないほうが幸せと神様が
選択するかも知れないと思った。

映画とは離れるが、
未来じゃなく、現在が未来を語れないのだから、
やはり想像する未来も暗いものとなるのか。

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文学で読んだら面白いだろうな、でもそれを
映像で表現すると、惨めで汚れすぎた世界、
これじゃあね、もう少し映像的な救いが欲しかった。

1.000円はらっても厳しい、レンタルまで待ってもいいかな。

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