「ファミリー・ポートレート」★★★凡作
桜庭一樹著、517ページ、1785円
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手に持った時の厚みがいい、
まだ中を全く見て無いが、
その重さの分だけ期待させてくれる。
ひとりの少女とその母の物語だ。
出だしは次に何が起こるか、
少女は何を感じているのか、
物語りに引き込まれ
読み進めた。
ところが、
母親と離れてからは
別の物語のようになってしまい、
勢いというか、
スピード感はあるけど、
すべて軽薄な印象で
話にノレなかった。
主人公が直木賞をとったあたりは
自分の事も重ね合わせているかもしれないが、
ファンタジーの領域には到達せず、
かといって主人公の心の内を
この本の厚さをもってしても
表面をなぞっているくらいにしか
感じられず、ラスト近くには
読み飛ばすように終わらせたくて
しかたなかった。
あの手の重さを幸せに感じた気分は
どこかへ行ってしまい、
暴徒の面白そうな何かの予感も
それが何だったのか思い出せない。
直木賞受賞作「私の男」では
確かに感じた心の奥を揺さぶるようなものが、
この作品では全く感じられなかった。
残念。
色々な傾向の作品をどんどん書いているようなので、
次に期待したい。
★100点満点で55点★
好きになれない作品だった。
soramove
★参考になったらココもクリック!←ランキング上昇ボタン
たぶん書くスピードは物凄いのだろうな、
その勢いは感じられる。
★映画ランキングはこちら
桜庭一樹著、517ページ、1785円
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手に持った時の厚みがいい、
まだ中を全く見て無いが、
その重さの分だけ期待させてくれる。
ひとりの少女とその母の物語だ。
出だしは次に何が起こるか、
少女は何を感じているのか、
物語りに引き込まれ
読み進めた。
ところが、
母親と離れてからは
別の物語のようになってしまい、
勢いというか、
スピード感はあるけど、
すべて軽薄な印象で
話にノレなかった。
主人公が直木賞をとったあたりは
自分の事も重ね合わせているかもしれないが、
ファンタジーの領域には到達せず、
かといって主人公の心の内を
この本の厚さをもってしても
表面をなぞっているくらいにしか
感じられず、ラスト近くには
読み飛ばすように終わらせたくて
しかたなかった。
あの手の重さを幸せに感じた気分は
どこかへ行ってしまい、
暴徒の面白そうな何かの予感も
それが何だったのか思い出せない。
直木賞受賞作「私の男」では
確かに感じた心の奥を揺さぶるようなものが、
この作品では全く感じられなかった。
残念。
色々な傾向の作品をどんどん書いているようなので、
次に期待したい。
★100点満点で55点★
好きになれない作品だった。
soramove
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たぶん書くスピードは物凄いのだろうな、
その勢いは感じられる。
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