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映画「ヒミズ」住田ガンバレ!住田ガンバレ!住田ガンバレ!

2012-01-19 07:26:11 | 邦画
「ヒミズ」★★★★
染谷将太、二階堂ふみ、窪塚洋介、
吹越満、でんでん、黒沢あすか出演

園子温監督、
129分、 2012年1月14日公開
日本,ギャガ
(原題:古谷実「ヒミズ」 )







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「昨年公開された2作品
『冷たい熱帯魚』『恋の罪』がどちらも
興味深い作品だったので今回も劇場へ、
今までと同様に「洗練」からは遠いが
その分感じるヒリヒリするような
画面から伝わる緊張感は良かったな」



セリフが恥ずかしく
居心地が悪くなる、

特に茶沢景子(二階堂ふみ)は頑張り過ぎで
こっちが疲れてしまう、
対照的に住田祐一(染谷将太)は脱力系で
その対比に慣れるまでは
主人公二人の振り幅が大きすぎて
これで大丈夫なのか?と感じながら見た。



「皆さんは一人ひとり特別です、
夢を持ちましょう」という教師に
「普通サイコー!」と拳を突き上げる住田祐一だけど
自分がどう思おうと周囲が
彼を普通に暮らすことを許さない。



映画の冒頭に大震災のがれきの映像が
何の解説もなく流れる

そしてその映像は映画の途中でも使われる
今の日本人にはこの映像に開設は不要だ
そして自分達は色んなことを考えるのだ。



だからこそ「普通に生きたい」という
あまりにささやかな願いが
実はどれだけ大切なことか
今、自分達は身を持って感じている。


普通の暮らしが何かによって壊されていく、
なんとか抵抗しようとしても
それを守ろうとするには
個人の力はあまりに無力だ。


かなり暴力的なシーンが多く
その表現する意味には
首をかしげる部分もあるが
ラストのささやかな「希望」が
全てを昇華させてくれる



タイトルの「ヒミズ」はモグラ科の哺乳類を指している。


★100点満点で80点



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園子温監督作品
『俺は園子温だ!』(1985年)ぴあフィルムフェスティバル入選
『男の花道』(1987年)ぴあフィルムフェスティバルグランプリ受賞
『自転車吐息』(1990年)ぴあフィルムフェスティバルスカラシップ作品、ベルリン映画祭正式招待作品
『部屋 THE ROOM』(1994年)サンダンス映画祭審査員特別賞受賞
『BAD FILM』(1995年)
『桂子ですけど』(1997年)
『男痕 -THE MAN-』(1998年)
『0cm4』(1999年)
『うつしみ』(1999年)
『性戯の達人 女体壺さぐり』(2000年)
『自殺サークル』(2001年)新宿武蔵野館における過去最高の観客動員数を記録
『ノーパンツ・ガールズ 大人になったら』(2004年)
『夢の中へ』(2005年)
『Strange Circus 奇妙なサーカス』(2005年)、第56回ベルリン国際映画祭フォーラム部門にて観客の人気投票によって選ばれる「ベルリン新聞・読者審査賞」 (The "Berliner Zeitung" Reader's Jury Award) を受賞
『紀子の食卓』(2006年)第40回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭 特別表彰&国際シネマクラブ連盟ドンキホーテ賞
『気球クラブ、その後』(2006年)
『ハザード』(2006年)
『エクステ』(2007年)
『愛のむきだし』(2008年) ベルリン国際映画祭で、「国際批評家連盟賞」「カリガリ賞」を受賞
『ちゃんと伝える』(2009年)
『冷たい熱帯魚』(2011年)
『恋の罪』(2011年)
『ヒミズ』(2012年)
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