「ミッドナイト・イン・パリ」★★★★
オーウェン・ウィルソン、レイチェル・マクアダムス、
キャシー・ベイツ、エイドリアン・ブロディ、カーラ・ブルーニ 、
マリオン・コティヤール、マイケル・シーン出演
ウディ・アレン監督、
94分、2012年5月26日公開
2011,スペイン、アメリカ,ロングライド
(原題/原作:Midnight In Paris )

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ウディ・アレンが第84回アカデミー賞脚本賞受賞
「主人公のギル(オーウェン・ウィルソン)は
婚約者のイズネ(レイチェル・マクアダムス)と
彼女の両親の旅行に便乗して
パリにやって来た、
彼にとってパリは憧れの地であり
散歩はもちろん、なんなら住みたいとさえ思っているが
婚約者とはそんな考えもすれ違い
何か波乱の予感、
オーウェン・ウィルソンの割れた顎が気になって仕方ない」
ウディ・アレン監督作品に見え隠れする
上流階級の人々と普通の人々の対比、
今回もお金があることに何も疑問の無い婚約者と
自らの実力で手にした売れっ子の脚本家である主人公は
価値観が全く違うのが
そこここで明らかになるが
当の本人達は気がつかないのか
目をつむっているのか
それが愛のなせる技なのか分からないが
すれ違いまくっても「愛してる」と言い
これこそ究極のコメデイかもしれない。
ひとり真夜中のパリの散歩を楽しむ主人公、
街角の石段に腰かけていると
車がやってきて
勢いのまま乗り込むと
1920年代のパリにタイムスリップしてしまうのだ。
そんな奇蹟なら誰だって願うもの
自分ならどんな時代に行きたいか
考えてみるのも楽しい。
主人公ギルが連れて行かれたのは
ジャン・コクトー主催のパーティーで
そこで彼は、フィッツジェラルドとその妻ゼルダ、
コール・ポーターと直接話をし、
スコットに連れられて行ったバーで
ヘミングウェイ(コリー・ストール)に紹介されるなど
このほかピカソやガートルード・スタインに会い、
しまいにはピカソの愛人のアドリアナと
淡い恋に落ちる始末。
ゼルダは伝説のまま
奔放でフィッツジェラルドを振りまわして
「本当だったんだ」
ギルと一緒に納得し驚く、
そして彼らのその後の運命もちょっと考えると
一言何か忠告めいたものさえしたくなる。
ギルの考えていたゴールデンエイジ、
キラ星のごとく作家や芸術家を輩出し
それが現在まで語り継がれている
そのまっただ中で感激するギルに
彼らは言う
「あの頃は良かった」と。
いつの時代も少し前の特徴的な瞬間に
憧れ、そして現在を否定するが
自分の立つ、今現在が自分にとって
もっとも輝いている時なんだよと
当り前なんだけど
そうだよなと納得させられた。
人の心の奥底を掘り下げる様な映画じゃないので
軽めなラストも良かった、
おとぎ話だからこのくらい徹底的にやってくれると
却ってアラ探しなんかしないで
その夢の世界を楽しめるんだと実感した。
★100点満点で75点★
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ウディ・アレンの作品の過去記事
映画「人生万歳!」★★★★ウディ・アレンもユニクロで買い物する?/2011年01月12日(水)
映画「ウディ・アレンの夢と犯罪 」★★★夢見がちな兄弟の転落人生/2010年04月11日(日)
「タロットカード殺人事件」★★ハマレないスリラーコメディ/2007年11月28日(水)
「マッチポイント」★★★★ゲームセットまで目が離せない/2006年09月12日(火)
「さよなら、さよならハリウッド」★★★笑えないコメディ/2006年07月09日(日)
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オーウェン・ウィルソン、レイチェル・マクアダムス、
キャシー・ベイツ、エイドリアン・ブロディ、カーラ・ブルーニ 、
マリオン・コティヤール、マイケル・シーン出演
ウディ・アレン監督、
94分、2012年5月26日公開
2011,スペイン、アメリカ,ロングライド
(原題/原作:Midnight In Paris )

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ウディ・アレンが第84回アカデミー賞脚本賞受賞
「主人公のギル(オーウェン・ウィルソン)は
婚約者のイズネ(レイチェル・マクアダムス)と
彼女の両親の旅行に便乗して
パリにやって来た、
彼にとってパリは憧れの地であり
散歩はもちろん、なんなら住みたいとさえ思っているが
婚約者とはそんな考えもすれ違い
何か波乱の予感、
オーウェン・ウィルソンの割れた顎が気になって仕方ない」
ウディ・アレン監督作品に見え隠れする
上流階級の人々と普通の人々の対比、
今回もお金があることに何も疑問の無い婚約者と
自らの実力で手にした売れっ子の脚本家である主人公は
価値観が全く違うのが
そこここで明らかになるが
当の本人達は気がつかないのか
目をつむっているのか
それが愛のなせる技なのか分からないが
すれ違いまくっても「愛してる」と言い
これこそ究極のコメデイかもしれない。
ひとり真夜中のパリの散歩を楽しむ主人公、
街角の石段に腰かけていると
車がやってきて
勢いのまま乗り込むと
1920年代のパリにタイムスリップしてしまうのだ。
そんな奇蹟なら誰だって願うもの
自分ならどんな時代に行きたいか
考えてみるのも楽しい。
主人公ギルが連れて行かれたのは
ジャン・コクトー主催のパーティーで
そこで彼は、フィッツジェラルドとその妻ゼルダ、
コール・ポーターと直接話をし、
スコットに連れられて行ったバーで
ヘミングウェイ(コリー・ストール)に紹介されるなど
このほかピカソやガートルード・スタインに会い、
しまいにはピカソの愛人のアドリアナと
淡い恋に落ちる始末。
ゼルダは伝説のまま
奔放でフィッツジェラルドを振りまわして
「本当だったんだ」
ギルと一緒に納得し驚く、
そして彼らのその後の運命もちょっと考えると
一言何か忠告めいたものさえしたくなる。
ギルの考えていたゴールデンエイジ、
キラ星のごとく作家や芸術家を輩出し
それが現在まで語り継がれている
そのまっただ中で感激するギルに
彼らは言う
「あの頃は良かった」と。
いつの時代も少し前の特徴的な瞬間に
憧れ、そして現在を否定するが
自分の立つ、今現在が自分にとって
もっとも輝いている時なんだよと
当り前なんだけど
そうだよなと納得させられた。
人の心の奥底を掘り下げる様な映画じゃないので
軽めなラストも良かった、
おとぎ話だからこのくらい徹底的にやってくれると
却ってアラ探しなんかしないで
その夢の世界を楽しめるんだと実感した。
★100点満点で75点★
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ウディ・アレンの作品の過去記事
映画「人生万歳!」★★★★ウディ・アレンもユニクロで買い物する?/2011年01月12日(水)
映画「ウディ・アレンの夢と犯罪 」★★★夢見がちな兄弟の転落人生/2010年04月11日(日)
「タロットカード殺人事件」★★ハマレないスリラーコメディ/2007年11月28日(水)
「マッチポイント」★★★★ゲームセットまで目が離せない/2006年09月12日(火)
「さよなら、さよならハリウッド」★★★笑えないコメディ/2006年07月09日(日)
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