「ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち」ブレイディみかこ (著)(読書の備忘録)
(2020/7月読んだ)
前著『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は
書評もよくて、すぐに読んだが、
こちらはその同じ界隈で
主人公を子供からおっさんに
移して、イギリスの労働者階級の
“今”がホント、リアルに伝わる。
スゴク面白い。
EUからの離脱という
まさに旬の事件を
実際に生活者の目線で
伝えてくれている。
これはニュースじゃ分からない。
保険医療サービスは、
国民皆保険の日本では
想像も出来ないくらい、
でも痛い出費をしてからこそ
声を上げるのかも。
公共施設の閉鎖による
図書館の消滅などが起こっている
これは近い将来の
日本の姿でもあるのか?
あれこれ問題はあるけど
なんとかしぶとく生きてる
当たり前だけど、強くて
優しくて、生きてる手触りみたいなものを
感じられる一冊だ。
もっと読みたい。
☆☆
寒くなってきて
いつまで朝、犬の散歩に行けるか。
☆☆
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