#入船湯
・ビルの地下にある
・店主はマイペース
・下町風情がある
東京メトロ有楽町線
#新富町駅
▲新富町駅
▲路線図でみるとこんな感じ。皇居から近く、銀座と月島の間にある
▲銀座と月島は知られても、新富町はあまり知られてないかもしれない
▲目的地は、7番出口
▲階段をのぼり
▲改札口は2つあるが、こっちが7番出口のある方面
▲案内通り進む
▲エスカレーターと階段をのぼり
▲左折してなぜか下る
▲そしてまたのぼる
▲ここから出てきた
▲出てきて真っ直ぐすすみ
▲左にゆで太郎(立ち食いそば屋さん)があり蕎麦のいい匂いがしてくる。奥には三井住友銀行のATM。これを目印に左折する
▲左折したところ
▲あとは真っ直ぐ進む
▲ここを右折する
▲すると入船湯がみえてくる
▲到着
▲ビル銭湯である
ビル銭湯は基本的に地下にあるので下る
▲玄関に到着
狭い下足箱のスペースを抜けた目の前にロビーがみえる。右手にはフロント。座るのは、70代ぐらいの男性だ。
右をずっと見てて、どうやらテレビが右に設置してあるのでそれを見ていたようだった。
「こんにちは」と言うと、「はい、いらっしゃいませぇーーー」と間延びした語尾が続く。
「貸しタオルありますか?」と訊ねると、「100円でーす」
帰りのお客さんがいると「ありがとうございましたぁーーー」。
マイペースすぎて、なんだか笑ってしまう。
帰りは60代ぐらいの女性に入れ代わっていて、体育座りみたく足を椅子に引っかけながらスマートフォンを眺めていた。
「ありがとうございました」と言うと、親しげな感じで「はぁい、おやすみなさーい」とこれまたユルく、自由な気風のお店だ。
出典:spa-tokyo-netホームページ引用
女湯は奥にあって、男湯が手前の右側。
入ると床がタイルで驚いた。サンダルで来たので、素足だったから新鮮な感触だ。
脱衣場は左側に洗面台があり、奥と手前側にロッカーが並ぶが、やたらと扇風機が多い。入り口付近と洗面台の上、さらに浴室入り口付近に2台もあった。
コロナ対策として換気をよくするためなのかよく分からないけど、火照った体を冷やすにはちょうど良かった。
ドライヤーは3分20円のボックスが点灯していたが、それにはドライヤーが繋がっておらず、コンセントの抜けたドライヤーが横に置いてある。無料で使えるのかお金を払うのか戸惑うところだ。
浴室の扉を開けると、ここはビル銭湯ということで、当然ながら天井は低い(ずいぶん深い地下にあるはずだけど)。
左壁のところにハンドシャワーのカランがあり、真ん中が固定シャワーの島カラン。右手前には立ちシャワーが2つ。
立ちシャワーも固定とハンドシャワーに分かれていた。
ぜんぶシャワーの出は良くて、浴びてて快適と言いたいところだが、かなり熱めである。シャワーを浴びてるだけで汗が吹き出てくる。
たいていシャワーが熱いと湯船も熱いのだが、やはりそうだった。
湯船は入って右側にあり、清々しいまでにシンプル。湯船に向き合うと左右に分かれていて、右が広めで左が若干小さめだ。
最初に右に入ろうとしたが(広いほうが基本的に温度が標準だから)、人がいっぱいいたため、左のほうから最初に入ることに。
常連客らしい人がチラッとだけこちらをみたので、若干不安を感じつつとりあえず足を入れたらめちゃくちゃ熱い。勇ましく入った手前すぐ出てしまうのは恥ずかしいからとりあえず我慢してみたものの、腕がみるみる赤くなってくる。温度はおそらく47、8℃かなという感じだった。
注意書きには「熱いお湯に設定してるので水でうめないでください」と書いてあった。そりゃそうである。
右側の広い方はというと、ジェットバスが2つついていて、それだけ。
入るとさすがに左よりかは温度が下がるが、それでも45℃ほど。
主浴槽でも十分熱い。
ところが驚くべきことに常連さんたちは涼しい顔して長く入っている。やはり慣れなのだろうか。
出典:spa-tokyo-netホームページ引用
客層は、ほぼ高齢者。あがるときに若い人が1人だけ髪を洗っていた。
脱衣場で扇風機に当たりながら涼んでいると、入浴客同士が顔見知りらしく、「お、こんにちは」と元気良く挨拶を交わしていた。
久しぶりだねぇと言うと、話しかけられた高齢男性は色んな銭湯の常連らしく、ほかの銭湯に行ってたんだよと話す。
浅草橋の帝国湯や鶴の湯に寄ってる話になって「みすじ湯という素晴らしい銭湯があってね」と聞こえてきた。
たぶん三筋湯(さんきんゆ)のことだろうと思うが、個人的にも浅草界隈では三筋湯が一番いい銭湯だと思ってたのでその言葉を聞いて嬉しくなった。
話は北千住の大黒湯にも及び、「テレビでみたんだけど足立区の大黒湯とかいうところが潰れたらしいね」と振られると「(他の銭湯も)つづくよ」とのこと。なにやら不吉な予言だけど、個人的にもうなずく話だ。
もちろん多くの銭湯に生き残ってほしいが、どんな業界であれ時代の流れというのは誰にもあらがえない。
公衆銭湯はなくならなくても、そのほとんどはスーパー銭湯のように非日常空間を演出する大型浴場にいずれ集約される日がくるのかもしれない。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 新富町
経路 すぐ近く
周辺の環境 ビル
●空間演出
建物外観 マンション銭湯
壁画・眺望
統一感 あり
置物 観葉植物
照明 明るい
★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 扇風機が沢山
シャワーの出 勢いがあり熱い
浴槽の種類 ジェットバス
サウナ なし
温度 45~48℃
棚 あり
男女入れ替え なし
■サービス
接客 マイペース
清潔さ ふつう
貸しタオル なし(円)
備え付け あり
◆人
受付 70代の男性
客層 高齢者
【案内】
住所
〒104-0042
中央区入船3−6−14
電話番号
03-3206-0335
アクセス
東京メトロ日比谷線「八丁堀」駅下車、徒歩5分
東京メトロ有楽町線「新富町」駅下車、徒歩7分
休日
木曜
営業時間
15:00−23:00
※東京銭湯ホームページ転載