健康体操たまて箱

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「老化とは」

2011年05月19日 | 日記

人の老化には様々な要因がありますが、最近の研究から、ある物質が、皮膚や骨、血管など全身の様々な組織の老化に深く関わっていることが明らかになってきました。その物質の名前は、AGE(Advanced Glycation End-products;終末糖化産物)といい、体内で起こる「糖化」という反応によって作られる物質です。AGEがたまることによって、皮膚の弾力が失われたり、血管や骨が硬くもろくなったりすることがわかってきています。

「糖化とは」

人の体の「たんぱく質」と、主に食べ物から摂取する「糖」が、ジワジワと時間をかけて反応します。これが「糖化」あるいは「メイラード反応」と呼ばれる化学反応で、お肉やパンなど、たんぱく質と糖を含む食べ物を加熱したときに、こんがりと茶色く色づき香ばしい香りが生まれる反応と同じものと考えられています。特にコラーゲンなど代謝の遅いたんぱく質では、この糖化の影響が残りやすいと考えられています。

「糖化をすすめる原因」

私たち人間が食べ物から糖を摂取している以上、ある程度の糖化は避けられません。ただ、より糖化を加速させてしまうのが、「高血糖」です。糖尿病にならないようにすることはもちろんですが、糖尿病でない人も注意したいのが、食後の高血糖です。最近、空腹時血糖値が正常でも食後の血糖値が高い、いわゆる糖尿病予備軍の人が増えています。日頃から食後の血糖上昇に気をつけることが、慢性的な高血糖状態になることの予防につながります。体の若さを守るためにも、高血糖には注意したいものです。

「糖化の予防法」

食後の血糖値の急上昇を抑えるちょっとした食事のコツは、「先に野菜を食べること」。ごはんを先に食べると、血糖値が一気に上がりやすくなります。それに対し野菜などの食物繊維を先に食べると、腸での糖の吸収がゆっくりになり、血糖値の上昇もゆるやかになります。