健康体操たまて箱

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【口腔がんについて】

2016年06月09日 | 日記

口腔がんは、唇や舌、歯肉、粘膜など

口腔内の様々な場所にできます。

歯や口は飲食や会話、呼吸など生活していく上で

重要な働きを担っているため、早期発見が大変重要です。

口腔がんの発症には、喫煙、飲酒、むし歯や

合っていない義歯などが慢性的に粘膜を刺激することなどが

原因として考えられています。

しかし、初期には痛みなどがなく、

口内炎など他の口腔内病変と区別することが難しいため、

定期的な検診が非常に重要になります。

口腔がんは、ある程度の大きさになると、口の中の診たり、

触ったりすることが出来る場所に症状が現れるため、

まずは、問診・視診・触診で診断をします。

検診の結果、精密な検査が必要な場合には

細胞を一部採取し調べる組織検査や超音波検査、MRI検査、

CT検査などを行います。もし、口腔がんが見つかった場合には、

がんのできている部位や発症期間、組織の特徴などを

総合的に診断して,、治療方針を決めますが、

一般的には手術療法、放射線療法、抗がん剤による

化学療法の3つの方法を、

単独あるいは組み合わせて治療します。

治癒率は、がんの発生した部位や病期により異なりますが、

口腔がん全体の5年生存率は60~70%です。

初期のものではほとんどの症例は治癒しますので、

恐れずにできるだけ早期に受診することが大切です。

 【歯と口腔の健康】

健康寿命を延伸するためには、自身の歯で様々な食べ物を

よく噛んで食べることが重要です。

歯を喪失する原因の8割以上はむし歯と歯周病であるため、

早期発見・早期治療ができるよう、

歯科医院での定期的な健康診査や、

自分の口腔内に適した歯みがきの方法を知ること、

デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシなどの補助用具を

必要に応じて正しく使うこと、

歯みがき剤などでフッ素を上手に利用することなど、

ご自宅でセルフケアをしっかり行うことが重要です!

また、年齢によって体力が変化するように

“噛む”“飲み込む”ための口腔の筋力も、使わないと低下します。

毎日、楽しく、よく噛んで食べることを心がけましょう。