オーストラリアが日米共同で中国の防空識別圏に対処して行くと表明した。有り難い事であるが、オーストラリアにも事情がある。中国系移民の問題である。中国系移民や韓国系移民はどこの国でも例外なく問題を起している。しかもその金銭に任せ元からの住民の生活及び文化を踏みにじっている。
ここで日米と中国が紛争を起した場合、同盟関係上敵国の国民を強制送還できる。また、オーストラリア国債の中国保有分がチャラになる。日本に恩を売っておけば更なる食料の輸入に期待が持てるなどなど、そして中国の太平洋進出はオーストラリアにも驚異であり、国際慣習を無視する中国を叩く側に就くことは国内的にも好ましい。この表明だけで多くの利益をオーストラリアは手にすることが出来る。そこには日米の勝利と米国の圧倒的な軍事力が戦線の拡大を防ぐとの読みがある。
現在核兵器を使用すればその国は多くの核兵器保有国から報復攻撃される。実際に自国の核の威力を測るには良いチャンスでもあるのだから、核兵器の使用が禁止されている現在こんなオイシイ話はない。核兵器使用の大義名分を与えてくれるのであるから。故に核兵器使用は確立が低い、オーストラリアは核兵器を保有していないが、同じ英連邦の英国は保有している。
国際社会とはこのようなどちらかと言うと一般の日本人には好まれない思考で動いている。しかしこれが世界史の本流である。愛や正義などその醜さを隠す飾りに過ぎないが、これも重要な要素である。その寝言の飾りだけを見つめていては結局国民が不利益を被る。
左翼の方のことを非難しているのだが、最も多くの左翼が高尚な思想のためと言うより自らの利益や立場、即印の情的心情で行動している。日本のマスコミを見ると良く理解できると思うが。
今回は中国が如何に異常な国か、改めて世界に知らしめたのである。「そんな国だとは」なんて寝言を言っているのは日本人だけではないだろうか?
何れにしろここ一月の動きがその後の状況を作ると考えられる。