東西圧縮回流記

仙台青春風の旅 ブーメランのように 

国際バイオフューエル会議 ソフトバイオマス

2007-03-10 | Weblog
先月、国際バイオフューエル会議が開催された。
Yさんの話を聞いた。いつもエネルギッシュで自信がある。

2006年11月の安倍首相のバイオ燃料600万kl導入宣言が大きく取り上げられた。
ガソリンの年間消費量は6000万kl、その10%をバイオ燃料にする計画。
以下に整理します。
2005年    30kl (現状)
2010年   50万kl (目標)輸入または生産 
2020年ころ 600万kl (将来)輸入または生産
日本のコスト高の問題をどう解決するか。

トウモロコシとサトウキビのエタノール(エチルアルコール)は既存の技術。
Yさんの話では次の対象はソフトバイオマス。スイッチグラスなど。
セルロース系が大量の資源となる。
酵素や細菌に特定の2本の遺伝子を入れて反応させるとアルコールが生成する。
エタノールの技術は見えてきた。
次の研究はブタノールに移行するだろう、とのこと。

今日の新聞ではエタノールを巡ってアメリカとブラジルが急接近。
2つの国で世界のエタノール生産の70%を占める。

EUは30%の二酸化炭素削減計画を提示。
いよいよ地球温暖化対策もオイル(石油)からエタノールへ。
食料とエネルギー、つまり農業と工業の基本的な問題にさらに拮抗が生じる。
地球温暖化を巡って食料生産と環境問題がクローズアップされる。
コメント
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