東西圧縮回流記

仙台青春風の旅 ブーメランのように 

映画 利府 チンギス・ハン

2007-03-18 | Weblog
映画は、かつてM君に教わった利府に行く。

映画館に入る。いきなりモンゴルの風が吹いてくる。
ほんの何気ないシーンでも、自分が800年前のモンゴルに確かに生きていた気分になる。
デジャビュ(既視感)。この感覚が映画というものか。
続いて馬群のとどろき。大合戦。
過去の状況が無条件に現実となって自分の体に吹き込む。

怒涛の如く生きたチンギス・ハン。
小生の矮小さを反省!

「蒼き狼 地果て海尽きるまで」
原作は森村誠一。角川春樹の一連の製作集団の作品、角川映画。
お恥ずかしいが森村誠一版は読んでいなかった。
宿敵ジャムカとの関係が少しウエットだった。
小説家の視点は少し違いますね。

「世界を創った男 チンギス・ハン」
現在、堺屋太一が日本経済新聞で連載中。
堺屋太一は冷静に、淡々と、経済小説風で状況がよく解る。

風といえば、思い出す。

西条八十
「・・・ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、
谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ・・・
だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから・・・」

このフレーズは何十年か前の角川映画「人間の証明」でのメインテーマ。
主演は松田優作。

松田龍平は彼の長男と最近知った。昨晩のNHKドラマ「ハゲタカ」のラストシーン。
淡々と、しかも存在感のある演技。さすがと言うべきか。

時代は進む。気がつけば、風が舞い戻る。ブーメランのように!
コメント
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