東西圧縮回流記

仙台青春風の旅 ブーメランのように 

定禅寺ジャズフェス 松島クリスタルボウル

2008-09-16 | Weblog
 3連休の日曜日、今年も定禅寺ジャズフェスティバルに行ってみた。ストリートの音楽祭でジャズ、ロック、ラップ、グリーングラス、ゴスペル、フォークデュオ、何でもありで、街角のあちこちでみんなが自由にスゥィングしている。

 連れと一緒に県庁付近でストリートジャズのハシゴをしていたが、途中で偶然、運命? の出会いがあった。バンド名は The Beans(ザ・ビーンズ)、どこかで聞いたことのある懐かしい名前、そのサウンド、マッシュルームカットといえばザ・ビートルズ! 場所は青葉区役所前広場、I saw her standing there !   Help !   Twist and shout !  Get back ! ・・・。相方がそのサウンドはクルマの中でいつも聞いてるよ、とばかり寝そべってしまったが、結構お気に入りの様子だった。

 さて当日14日は十五夜で旧暦8月15日、といえば中秋の名月。そうだ松島へ、夜は瑞巌寺前にある観瀾亭(カンランテイ)に出かけた。別名を月見御殿と言い、なんでも伏見桃山城(なつかしいね!)にあった豊臣秀吉の茶室を伊達家が頂戴し松島に移設したそうだ。初秋のこの時期、宴もたけなわという時間帯に、茶室の真正面には名月と松島の輝くさざなみが計算尽くした絵画のように配置されている。江戸時代のデザイナーが後世の我々に、どうだまいったか、とほくそえんでいるようだ。 あいにくの雲、月はほんの少しの時間、ススキの生け花の傍らで抹茶を一服。時折雲間から顔をだす名月を愛でながらその間、クリスタルボウルのライブに聴き入った。7個の鉢状のクリスタル製のボウルを2本のスティックで非常に軽いタッチで触れて奏でる。スティックの円形運動で、共鳴音を引き出す。何とも言えぬ心地良い極低音のさざなみが、からだの中へ打ち寄せてくる。演奏者は横におなりなさい、寝そべって聞くともっと気分がいいですよ、と言われたが遠慮して誰もそうはしない。

 ボクは目を閉じ、いろんな音楽がいっぱいの一日だったなと、うつらうつらの気分で早い秋の気配を感じていた。
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