東西圧縮回流記

仙台青春風の旅 ブーメランのように 

飛騨の宵巡り来たりて秋祭り

2018-10-10 | Weblog






飛騨の高山祭り、櫻山八幡宮の秋祭りに来ました。仙台、新潟、富山経由で8時間。

山鉾、山車のことを高山では屋台と呼びます。神社周辺には屋台に相当する出店はもちろんたくさんありました。高山祭りの宵山は祇園祭と雰囲気が似ていますが、やはり独特の落ち着いた華やかさと地域に密着した楽しさと懐かしさがあり、日本の良さを満喫できます。

高山からは御嶽山や乗鞍岳方面が見えました。場所を少し移動して天気が良ければ穂高や槍ヶ岳が見えるはずです。信州からの視点と違い、飛騨の高山からは異なった北アルプスの山容が新鮮に見えます。

関西にはだんじり祭りがあります。だんじりには曳き回し型と担ぎ上げ型の2種類があります。ボクが中学生のころに乗った担ぎ上げ型は、町内の行列では車輪のついた架台に乗せて引きますが、祭りが最高潮になると数十人の男達が、だんじりを浅草の神輿のように上下左右に踊るよう練り込んで奉納とします。重量は数トン程度あるのでしょうか、浅草の神輿がおもちゃに見えるほど、今思い出しても神社境内でのだんじり祭りは迫力がありました。各地域の数多くのだんじりが奉納の場でその力強さと迫力を競うのです。多分現在は担ぎ手の男達が少なくなって形態が変わっているかもしれません。

ボクが中学生のころ、その担ぎ上げ型のだんじりの中に乗り、ドンデンドン、ドンデンドンと大太鼓を2本の大きなバチで力一杯叩いたことを思い出しました。中学生の仲間が数人乗り込み、2〜3人ずつ交代でだんじりの中にある大太鼓を祭りの間の長時間にわたり叩き続けるのです。あの祭りの最中の大揺れの連続するだんじりの中では、小さな稚児さんは怖くて乗っていられないでしょう。

そんな時代のことを高山祭りで思い出しました。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 越後路は豊かなるかな青刈田 | トップ | ボルグとマッケンロー »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事