東西圧縮回流記

仙台青春風の旅 ブーメランのように 

六甲全山縦走

2020-06-29 | バイク・山歩き
関西の山好きの人にとって六甲全山縦走は山歩きの入学試験のようなものだ。


何十年も前の遥か昔のことだが、ボクが就職するため神戸から横浜に引っ越しする年、入社直前の3月16日に、六甲全山縦走を果たすことができた。ボクはあまり記録を残さなかったことが多いのだが、辛うじて山日記が残っていた。

当時の記録をたどると、須磨、塩屋、垂水あたりから須磨アルプス、高取山、ひよどり越え、摩耶山、六甲山を稜線を通して塩尾寺(えんべいじ)を経由して宝塚まで歩き、全長56km、登り下りの全標高差3000mの行程になる。自宅朝5時発、JR灘5:14発、JR塩屋5:36着でここから歩き始め、六甲山の稜線を小走りを交えて歩き、塩尾寺に午後5:25、阪急宝塚駅に到着したのは夕方午後6時ごろなので、喘ぎあえぎ約12時間から13時間を歩き通した。

まだ若かったのだ。



「野に咲く花の名前は知らない
だけども野に咲く花が好き
・・・
見ていて下さいはるかな父さん
いわし雲とぶ空の下
いくさ知らずに二十才になって
嫁いで母に母になるの」

戦争は知らない
寺山修司作詞
加藤ヒロシ作曲
ザフォーククルセーダーズ歌

北山修さんもおられた古都京都や、修学の拠点となった宇治黄檗からもサヨナラすることになった。
この六甲全山縦走を終えて再びの神戸、自分の根源を確認した関西での活動と居住を後にし、横浜に移住した。


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