Studio_Rosso1/43自動車模型製作日記2

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今日も大変よく頑張りましたが・・・後一台になりました

2022-11-25 19:31:09 | 修理

本日の山陰は雨も止んで良い天気になりました。

大変穏やかな天気なのですがYahooの天気予報を見てまして・・・ちょっとびっくりです。
また変更になるのかもしれませんが、11月30日に小さな雪のマークがついていますね。
まあいきなり大雪で積雪などと言うことは無いと思いますが、それでも注意が必要です・・・。

本日最初の仕事は冬用タイヤへの交換作業となりました。
軽トラックと通勤用のマツダフレアのタイヤ交換が完了しました。
当方のスバルサンバーは4WDですが冬用タイヤがなければ意味がありません。

昔なら1日で4台交換していましたが今は2台ずつくらいですね。
フレアはついでにオイル交換もしておきました。
それでも午後からは腰が変です(笑)
もう若く無いな〜と思う瞬間ですね。

残るタイヤ交換は日曜日に娘の車、それと義父の軽トラかな〜。

この後は厨房係です。
まあ今日はほどほどかな・・・(笑)

午後からはいつもの様に本業開始です予定よりも遅れていますので頑張らなくちゃ!!

昨日直したR34スカイラインなのですがフロントウインドウ自体が少し歪んでいましてなかなか思った様になりません。

窓の写り込みでは運転席前の方が少し凹んでいる様に見えますよね。

なのでもう一度外して窓を貼り直しました。
またまた回り道です・・・自分が納得しないのだから仕方がありません。
こんなことしてるからどんどん遅れてしまうのですが・・・(笑)

続いてワイパーの取り付けです。



修復前よりは良くなりましたがウインドウ自体が凹んでいますので100%にはなりません。
修理はなかなか難しいわ・・・
特にフロントウインドウの曲率が低く平面に近いものは変形しやすいのです。
ひょっとしたらウインドウの剥がれ防止に曲率を変えてあるのかもしれませんね。
ウインドウの剥がれは曲率が影響しているのではなくあくまでもボディの収縮である点に注目してほしいかな・・・私感ですが。

さて次の患者さんはこちらです、!っと思われた方も多々あるかもしれません。
先日修理していたメタリックレッドのF40です。
さては・・・修理が十分でなくて戻って来た?

いやいやそんな事は無いのですよ。
先日のは・・・多分メイクアップのセールでお買いになられた物です。
今回のは通常の商品だった時にお買い上げいただいたミニカーかと思います。
その証拠にプレートが付いていましてシリアルも入っています。

でも具合が悪くなる部分は不思議と同じなんですよ(笑)
ですから私のミニカー愛も同じなんです。

修理すべき部分は一生懸命修理します。
それはセール品でもそうで無い一般販売分でも同じ事です。

浮いていたリアの黒いリップスポイラーを外しますとダクトを塞ぐ蓋が浮いているのも同じですね・・・。
と言うか剥がれ方も同じなんで笑ってしまいました。
しかも・・・リアのメッシュの浮き方まで・・・左側の方が浮きが酷いのも同じなんですね。

浮いたウインドウを全て外して修理の準備をしましょう。
あ〜、唯一違うのはアンテナの先が無くなっていることくらいでしょうか!?
先日、修理したものはベースの部分ごと外れていました。

リアの部品も全て外しました。
ウイングのリップの部品も同じ様に外れてしまったのは不思議ですね〜。
まだ外しただけでクリーニングはしていませんから接着剤が付いたままです、悪しからず(笑)

後ろの部分から修理を開始します。
前回とまったく同じで黒いメッシュの部品は両サイドを削ってボディの凹みに収まる様にしておきます。
ボディカラーの枠の部分は中央でカットします。
そして中央のカットした部分を0.5mmほど切り詰めまして短くしておきましょう。

メッシュの周囲につくボディカラーの部分を片側だけ付けてみました。
継ぎ目が中央のウイングステーの部分に来ていたらOKです。
この部分の継ぎ目は中央にステーがきますので見えなくなるのです。

リアグリルメッシュの周囲はこれでなんとかなりました。
残るはウイングのリップのエッチングくらいかな・・・
このリップのエッチングもそのままでは付かないのです。
リアウイングが縮んでしまったわけでは無いと思うのですが・・・なぜか所定の場所に収まらないのでほんのわずか削ります。
現在エナメルシンナーにつけて接着剤のクリーニング中です。

続いてウインドウ関係です。
まあこの部分は今までも沢山やっていますのであまり心配はありません。

次は無くなっていたF40のルーフアンテナを0.3mmの洋白線で作っておきましょう。

このアンテナですが先の方が黒く塗られていますので筆塗りで塗っておきます。
先日同じモデルを修理していますので間違い無いですね。

そして左のサイドウインドウのスライドの窓のエッチングを取り付けます。
先日、ウインドウを外した時に浮いていましたので外しておいたものです。

これでF40は修理完了です。

これで残る修理は後1台だけになりました。
そうです、最後の一台はイグニッションモデルの白いポルシェです。
(前回は11月23日のブログに途中までご紹介しているものになります)
途中まで修理をしていましたがマスキングテープを貼るごとに元の塗装が剥げてくる悪いやつです(笑)
タッチアップして塗料を盛り上げておきましたのでペーパーをかけて削っています。
しかし・・・800番のサンドペーパーの角が塗装に引っ掛かりますと次々に塗装が剥げてきます。
まあこれだと塗装用マスキングテープくらいの粘着でも剥がれて来ますよね・・・。

ウインドウのエッチングが当たっていたドアの前側にはこんな黒い傷が残っています。
こんなところにエッチングが当たるなんてちょっと考えられませんね〜!??
どうしたらこんな部分に当たるのでしょう??

幸にしてこちらの傷はコンパウンドで綺麗になりました。
表面のウレタンクリアーの厚みの中で傷が収まっていたのはラッキーだったかもしれません。

しかし・・・悲劇が・・・
コンパウンドが室内に入らないようにしていたマスキングテープにボディの塗装が持っていかれました・・・
オーマイゴッド!!!

普通はこんな事にはならないんだけどね〜。
ボヤいてもどうしようもありません、しかしながらやればやるだけ悪化してゆきます(笑)
補修のためにドアハンドルを外しました。

補修をやりかけましたが・・・ちょっと考えます。

結局・・・
ドアのウインドウの周囲は塗料の密着が良くないようなのでその部分とは離れた部分でマスキングをして塗り直すことに決定しました。
と言ってもウインドウの下側は必ずマスキングが要りますのでその部分は手に一度貼り付けて粘着を弱めたマスキングテープを使います。
最初にドアの部分に軽くペーパーを当てて密着するように配慮しておきます。
昨日調色したボディカラーを使って塗りました・・・
継ぎ目が出来ないようにボカして塗っています。

ボディ塗装が硬化したら続いてウレタンクリアーです。
ドアハンドルの部分の艶が違いますのでクリアーを塗った後であることがわかりますね。
塗った後は祈るような気持ちでマスキングテープを剥がしたのは言うまでもありません。
このまま明日まで待ってウレタンクリアーの硬化を待ちましょう・・・ここで焦っても仕方がないのですから・・・。

今日も一生懸命頑張ったんですが終わらなかったですね。
まあ塗装が硬化するまでは触ることができませんので仕方がありません、仕上げは明日ということで・・・(笑)
ポルシェの修理が完了しましたら製作の仕事に戻ります。
明日は修理品の発送の仕事とかも有りますので雑用をして明後日はヒノサムライに戻りたいですね。
他にも多々有りますので体が2〜3個欲しいですよ(笑)


わ〜ん、今日も終わりませんでした。

2022-11-24 21:14:52 | 修理

本日の山陰も・・・出勤時にはシトシト雨が降っていました。
アトリエに到着してしばらく経った頃大雨が降ってきまして最近珍しい道路の冠水です。
まあこれくらいだったらガレージの中に水が入ることは全くありません、しっかり床が上げてありますから湿気も無く床が濡れる様なことは無いですね。

今日の天気予報では曇りとか晴れとか言っていましたが・・・道路が乾くことは全くなく雨の天気でしたね。
天気予報は全く当たらなかった様な・・・。

雨の天気では外の作業は全くできませんから朝から本業を進めましょう。
今日は昨日続きで例の赤いポルシェです。
昨日補修塗装をしましたが塗るためにはマスキングテープでマスキングをするのですが・・・塗ってからマスキングテープを剥がしますと下の塗装が剥げてきます・・・何度やり直したことか・・・。
いい加減にしてほしいな〜(笑)

でなんとかウレタンクリアーを塗って硬化したのでした。
部分補修なのでどうしても新しく塗った部分と元々の塗装の間に際ができてしまいます。
本来なら筋彫りの部分で塗り分けるのですが筋彫りの部分は元々の塗装の厚みが薄いのでマスキングを剥がすときに剥げやすいのです。
剥げたらまた最初から補修のやり直しなんですよね。
実車みたいにボカして塗ってみました。

塗装の際の部分にペーパーをかけて均等に均します。

コンパウンドで磨きまして塗装の段差をなくします・・・
これくらい綺麗になれば大丈夫そうですね。

続いてリアからウインドウを取り付けましょう。

リアウインドウの後ろ側はマスキングテープを貼りませんでした。
と言うのもこの部分が一度剥げてしまったので注意しましょう、同じミスは2度するものではありません(笑)

続いてフロントです。
ボディが結構収縮している様なのでウインドウの外側を少し削りまして小さくしましょう。
そうしないと所定の部分に入らないのです。
削った部分はフラットブラックをタッチアップしておきます。
ガラスの厚みの部分ですのできちんと入ったら厚みが見えることはありませんが念には念を入れておきましょう。

これで大丈夫ですかね〜??
ウインドに接着剤が付いた跡がありますが、これはこのままにしておきます。
なぜなら・・・
これはワイパーのブレードが接着してあった部分でして接着剤のためにプラスチック製のウインドウが溶けているのです。
いくら掃除をしてもこの溶けた部分は直らないのです。
元あった場所にワイパーを取り付ければ見えなくなるので大丈夫と思います。

問題は左側のサイドウインドウです。
形状が違っていて今回の修理の原因になった部分ですね。
まずは本当に窓枠のエッチングとボディの形状が合ってないのか確認します。
確認しないと次の対処ができないからなのです。
窓枠のエッチングの下側をボディの窓の部分の下側に合わせますと・・・上側はレインドリップモールの部分まで上がってしまいます。
これじゃあ付くわけがないですね〜。

今度は上側を窓の付く凹みの部分に合わせます・・・
下側は窓の凹みの中には全く入ろうとしませんしドアの外板の部分に当たってしまいます。
これはかなり大きさが違いますね〜。
やはり元々きちんとついていなかったと考えるのが妥当ですね。
ちなみに裏返して反対側の窓の部分と合わせますと形状が同じであることがわかりますからボディの右と左で形状が違うんですね。
最近のモデルは3Dプリントで原型を作りますからこの様なことはあまり起こらないはずなんですけどね。

組み立て中に左側のウインドウが付かないことがわかったらエッチングを作り直せばよかっただろうに・・・と考えるのです。
塗装の終わったボディを作り直すよりも被害が少ないと思うのですけどね。
まさか左右で窓枠のエッチングの形状が違うなんて誰も想像しないでしょうからね・・・(笑)

サイドウインドウの上側と下側を削りましてやっとボディのサイドウインドウの部分に収まりました。
かなり削りましたよ・・・。

少しじかんをおきまして接着剤が硬化したのを確認してから仮止めしていたマスキングテープを外しました。
リアウインドウですが・・・この収まり方はちょっと違うのですがね・・・
わかりますかね?
でもこのリアウインドウではこの収まり方しか無いんですよ。

一応これで修理が完了しました。
これで大丈夫かな・・・!?

続いての患者さんは・・・やはりイグニッションモデルの1/18スカイラインGT-Rです
ウインドウのいくつかは浮きもありますしウインドウがかなり歪んでいますね。

フロントウインドウの前側には浮きがあります。
ほんの僅かなんですが歪みの原因になっているみたいです。

サイドウインドウのリア側ですが・・・下側は立派に浮いていますよね〜。

こうなったら外して付け直しですね。

よく見ますとリアウインドウの上側もダメっぽい!!

右のリアサイドウインドウは大丈夫なんです。

だけど右のサイドウインドウの前側はやっぱり浮いているのです。
なぜでしょうね??

右のサイドウインドウを外して・・・
前側をちょっと見ますと、やっぱり浮いています。

ウインドウを全て脱着してみました。
ただ、これで治ればいいのですが。

一晩おいて明日もう一度様子を見てみましょう。
良ければいいし、ダメなら直します。

なかなか終わりませんね〜。

 


今日は雨がポツポツ降っていましたが夕方からは雷が鳴りまして・・・大荒れです

2022-11-23 20:29:47 | 修理

本日の山陰はほぼ一日雨が降っていました。
と言ってもざ〜っと勢いよく降るわけではなくシトシトと梅雨のように降っていましたね。
気温はちょっと低めでお昼ご飯の時は薪ストーブを焚いていました。

今日は雨なので屋外での仕事は無しです。
朝から本業を進めます

いよいよラストスパートと思っていましたが実はそう簡単なものではありませんでした。
まあ何がどの様に簡単では無かったのか・・・
今夜のブログを読んでいただければわかります。

今日、最初の患者さんはイグニッションモデルのポルシェ930ターボです。
一見サイドウインドウが外れていただけ・・・の様に見えますが・・・実はそうじゃないのです。

サイドウインドウのBピラーの下側に何か塗装が膨れた様なことになっています。
実はこれが後々大変なことになるのです。

他にはヘッドライトのレンズが外れています。
まあこれは外れた部品がありますので接着すれば良いので問題にならないでしょう。

ちょっと酷いな〜と思ったのですが・・・まだ序の口でした。

まずエッチングの窓枠を外します。
まあこれはもう完全に取れかかっていますからそう難しくはありません。
ウインドウのガラスを爪楊枝で押さえてみます・・・普通はこの状態で押さえますと元の接着位置から移動させていませんので元に位置にピタリと収まるはずなのですが・・・ボディに当たってしまいます。

そしてウインドウのエッチングの前側を見ますと前の角の部分がめくれ上がるように曲がっています。
ひょっとして最初からきちんと取り付けられていなかったのではないかという疑惑が浮かんできますね。

で・・・ウインドウガラスを外しますと最初に書いた塗料の膨らみ部分がパラッと落ちてしまいましてボディのレジンが見えます・・・つまり塗装が剥げちゃったんです
周囲の部分を突いてみますと塗装がパラパラと剥げてゆくのです。
えらいことです・・・この部分はウインドウでは隠れません(滝汗!!)

仕方がないので塗料を調色して凹んだ部分にタッチアップしておきます。
塗料は乾燥しますと少し凹みますから少し多めに盛っておきました。

 

続いて赤い930ターボです、白いのと同じでイグニッションモデル製です。
う〜ん、おかしいと思いませんか?
同じように左のサイドウインドウが・・・
同じように浮いていますよね。
しかも押さえますと、きちんと収まらないのも同じなんです。

ほら〜、白いのと全く同じでしょ!?
変ですよね。
しかも同じお客様からのご依頼です。
一緒に購入されたのかもしれませんね

おまけに・・・赤い方はフロントウインドウもダメですね。

もっとよく見ますと・・・
リアウインドウの左後ろが・・・浮いていますね。

リアウインドウを外しますと・・・リアウイングとの間の塗料が剥げてしまいました。
サイドウインドウを外しますとサイドのリア側の下側の部分や左側のAピターの部分とか全部剥げました(笑)
仕方がないんでボディカラーのレッドを調色しました。

もう塗ってしまった後なのでよくわからないかな〜!?
剥げた時はちょっとショックだったので写真を撮り忘れました(笑)

ウインドウのついていた部分にレジンの色が見えていますが、この部分の左側の部分のボディカラーが剥げてしまった部分です。
すでに調色をした塗料を塗っていますのでわからないかもしれませんが・・・
この後ウレタンクリアーを塗って補修をしておきます。

このサイドウインドウの部分もウレタンクリアーを塗っておきましょう。
やはり仕上げは元と同じでなければね・・・。

まあウレタンクリアーを塗る前にレッドの調色がきちんと決まってないとねいい仕上がりにはならないのですよ。
この調色が一番難しいのです。

・・・ここで夕方になってしまいましてね・・・結局修理が終わらず・・・。
それにしても、イグニッションモデルのボディ塗装は最悪ですね。
ウインドウを剥がすだけでボディカラーまであちこちが剥がれてしまいます。
他のメーカーさんではこんな事は全くありませんでした。
多分、油分の除去がしっかり出来てないのではないかと思いますね。
油分があったら塗装が弾かれてしまうのではないかと思われるかもしれませんが、塗装用の「ハジキ止め」を混ぜることである程度は弾くのを止められるのです。
但し、密着が弱いのは止められないのですよね。
フロントとリアのウインドウがプラスチック製になっているものは要注意ですね。


あと少し・・・・秒読み段階です(笑)

2022-11-22 20:26:51 | 修理

本日の山陰は曇り時々雨でした。
今日は定休日なので家内の中庭の手入れに付き合って薔薇の移植をしました。
薔薇は基本的に丈夫なのですがカミキリムシが入りますと最終的には枯れてしまいます。
また強いとか弱いとか色々でして弱っていくものは最終的に枯れてしまいまして植え替えが必要になるのです。
まあ自然の摂理なんでね・・・仕方がありません。

穴掘りは結構重労働なので手伝っているのです。

お昼前に手伝いが終了したのですが、雨が降ってきまして・・・
結構強く降ってきたのでちょっと早めのお昼ご飯にしました。

お昼ご飯が早いということは・・・午後の仕事開始も早いと言う事でしてね・・・午後からは本業を頑張ります。
修理は、あと1.5人分くらいですからね〜(笑)

今日の患者さんはこちらです。
BBRの250LMですが・・・
何か変じゃないですか?

そうなんです!!
珍しいことにフロントのウインドウのモールだけが外れています。
普通はフロントウインドウごと外れてしまうのですがね〜!?
どうやらお客様がカバーを外されたときにウインドウのモールに当たってしまわれたらしいのです。
私のところにくる修理のうち2〜3割はカバーを開ける場合に当たってしまったということですよ。
みなさん気をつけましょうね!!
またその場合壊れるのはドアミラーらしいですよ・・・みなさん余分な出費は出したくないでしょうからね、お気をつけください。

外れたモールはきちんと梱包されて同梱されていましたのでお客様がいかに慎重な方なのかよくわかります。
そんな方でも失敗は有るらしいので私を含めて普通の皆さんはより気をつけられますように・・・願っております。

外れたモールをよく見ますと・・・
向かって右の上側に凹みがあるのを発見しました。
下の写真で見えますでしょうか??

ひょっとしたらここに何かが当たったのではないかと・・・想像ですが。

この傷を直さないと後々目立ちそうなので・・・
凹んでいるわけですからこの部分を時計ヤットコで摘んで均します。
そして目の細かなペーパーで削って傷を消しました。
これで大丈夫かな〜!?
外れた部品を取り付けるだけでは修理と言えないですからね。

モールをボディの方に接着しなおしました。
これで明日まで待ちましょう。

そして次の患者さんは・・・
少し前に荷物が着いたときにちょっと気になっていたのがこの部分です。
段ボール箱の角の部分が激しくつぶれています・・・(これは荷物が着いた時の画像ですなのでまだ未開封です)
まあ荷物が到着したときに中を見て確認していますので今日の時点では大事無いことはわかっていますが・・・

荷物を使われる方は大変とは思いますが・・・
代金をとっての作業なのでこのような事がないようにしていただきたいですね。

中に入っていたはオートアートのランチアフルビアHFです。
この車・・・昔、父親が買っていたカーグラフィックで見ていまして、面白そうな車だな〜と思っていたんですよね。
大きさもコンセプトもこれなら無理なく乗れる・・・とね。
でも一度も買ったことはありませんが・・・。

しかも外箱がかなりセピア色になっているような気がします(汗!)

開けて見ますと・・・
こんな感じです。
まあオートアートの場合はウインドウが浮くこともありませんしあまり問題がない(いやいや一昨日のNSX-Rの例もあります・・・滝汗!!)

で・・・発泡スチロールのケースから出して見ました。

よくわからなかったのでお客さまに直電して見ました・・・!!
あ〜そうでしたフロントのマーカーが片側無くなっています。

どこかに入ってないかな〜と確認して見ますが・・・どこにもありませんでした。
運が良いと何処からか出てくることもありますが・・・今回はダメですね。

こんな場合は形状にもよりますが反対側の部品を外してシリコンで型取りしまして透明な樹脂で複製するというのが定石(そんな物が有るのか無いのか・・・)なんですが、この方法は一つだけ問題があります。
透明な樹脂は通常エポキシ樹脂かレジンなのですが・・・この樹脂たちは比較的早めに黄ばんでくるのです。
元々の部品はプラスチックなので黄ばみには結構強いのですが・・・複製した部品を組み付けますと補完している環境によっては早めに黄ばみが出てくる可能性があるのです。
修理に将来的な耐久性まで必要かどうかはわかりませんが・・・自分がお客さまの立場ならどうするのか・・・なんですよ。

早期に黄ばんできたらガッカリするだろうな〜と
面倒なんですがプラスチックから削り出すことにしました。
同じプラスチックならそう簡単には黄ばんできませんからね〜。

使ったのはこれです・・・
わからないかもしれませんが、ウェーブのレンズの部品のランナー部分ですよ。
多分素材としてはほぼタダです。

時間をかけて削っております。
やっtそれらしい形状になってきたような・・・。

ボディのマーカーレンズのベースに当てて形状を確認しました。

表面はヤスリやペーパーで削っていますので傷だらけです。
なのでリューターを使って低回転で磨きます。
高回転で磨きますとプラスチックが溶けてしまうのです。

そして・・・
クリアーオレンジで塗り分けておきます。
これは反対側も同じですから・・・同様の作業ですね。

マーカーレンズを取り付けました。
いかがでしょうか?
反対側と同じような感じに見えますでしょうか??

修理が完了して発泡スチロールのケースに取り付けようとしましたら・・・黒いプラスチックのワッシャーが1個ありません。
仕方がないので1個ある方の寸法を測ってABSの丸棒から削り出しておきました。

右が作ったもの、左が元から付いていたものです。

そしたら・・・このようなプラスチックの部品の中から出てきました・・・(滝汗!!)
せっかく出てきましたのでオリジナルの部品を使って発泡スチロールのケースに固定しておきました。

・・・でそのときに気がついたのは・・・。
発泡スチロールのケースのケースの作りがいい加減だったので今作ったマーカーに干渉して外れてしまったのではないかと・・・。

発泡スチロールのケースのマーカーの部分が余分に切り取られているのがわかりますかね??
ということは昨日のNSX-Rに続いてやはりメーカーさんのミスだったということですね。

反対側も後で手作業で欠き取られているように見えますね。

ちなみにマスキングテープは輸送中にボンネットがパタパタしないように貼っておいたものです。

明日もお休みなので残り3台のイグニッションモデルを修理します。
やっと修理完了しそうで嬉しいです。


あ〜、もうちょっとですね、頑張りますよ。

2022-11-21 21:26:46 | 修理

本日の山陰も天気が良かったですね。
屋外にいてもそう寒いとは思いませんでしたよ。
でも関東方面は雨だったのかな?それも結構冷たい雨だった・・・らしい。

でも山陰は結構いい天気だったので畑でブラックベリーの枯れ枝をカットして片付けました。
そして次男の嫁さんのご希望でジャガイモが欲しいらしいので畑を掘って見ましたよ。

結構大きなものが出てきたので私自身びっくりです。
ジャガイモと言いますと白っぽい色のものが多いのですが下の写真では紅白!!
赤いじゃがいもはアンデスという種類だったと思います。
白いのは普通のジャガイモですね。
なんだか紅白なのでおめでたい感じですね(笑)

ジャガイモを掘っていますと必ず出てくるのが・・・コチラです。
これはカブトムシの幼虫なんですね大きさは10cmくらいあるかもしれませんね。
孫がいたら喜んでくれるかもしれませんが・・・まだ流石に孫はいないのでもう1度土の中に戻しておきました。
また来年・・・しっかりと成虫になれよ・・・ってね。
ただの虫ではありますが全て生き物ですから。
(虫が嫌いな方・・・申し訳ありません)

今日は結構暖かだったので食事の後で中庭を散歩される方もいらっしゃいましたよ。
冬では難しいですけど、この時期ならまだ大丈夫ですね。

白い薔薇が咲いていますがこれは新雪という薔薇でして結構何度も咲きますね。
紅葉したアメリカフーと薔薇の花は少し変わった組み合わせかもしれませんね(笑)

お昼の厨房係はほどほどだった・・・かな!?
14時くらいにはアトリエに戻る事ができました。

さて今日の修理ですが・・・
昨日だったか一昨日だったか問題点を洗い出した512BBからですね。
下の写真では左端のミニカーが修理品です
大きく写っているのが部品取りです。
何を部品取りしたのかと言いますとドアのアウターハンドルなのです。
かなり小さい部品なので知らないうちになくなっている場合もありますからね。

修理中はテーピングだらけです(笑)
まあ押さえはして置かないといけませんからね。

数時間置いておきましてマスキングテープを外しました。
これでスッキリと修理完了ですね

同時に修理をした288GTOもこの通り修理完了です。

288GTOってなかなか繊細なボディラインなので修復はなかなか大変かも・・・(笑)

イグニッションのスカイラインGT-Rですが問題のあるウインドウを全て外してから接着剤をクリーニングしてタッチアップも済ませました。
やはりウインドウを外しますと一緒にフラットブラックも剥げてしまう部分があるのです、まあこれは仕方がないかな〜!!

ウインドウの修復作業で大変なのは・・・仮組みですね。
一応接着剤をつけずにボディに当ててみるのですが・・・このモデルは入らないのです。
多分ボディの収縮のせいかと感るのです。

なのでウインドウのモールをペーパーで削って整えておきましょう。

やっとボディに収まるようになりましたので接着してマスキングテープで押さえておきました。

続いてスカイラインのワイパーを取り付けようとしましたが・・・
ワイパーのシルバーがムラムラになっていましてね

綺麗でなかったので塗り直しました。

さて、これで修理完了したスカイラインですね。

ロケットバニーのNSX-Rですがやっと修理を完了しました。

本日修理した1/43と1/18のモデルは本日お客さまのご自宅に向けて発送されました。
明日には到着かな〜
残るは1.5人分くらいか・・・・!?(笑)

このお休みは本業に集中したいですね。