Studio Flow's こころの声 blog

2018年末左手橈骨粉砕骨折後、入院・手術・リハビリを経験。その後の気づき・思うこと、老親、勉強のことを書いていきます。

入院日記47日 術後39日目

2019-02-18 16:27:53 | こころの声
今日の午後、Facebookを覗いていたら…
慢性疼痛について畿央大学 森岡周先生が、松原貴子先生の話をリンクしておられました。

慢性疼痛に悩む方を救いたい

今後も私は慢性疼痛について勉強を継続していく予定ですが、入院していて「痛み」について考えざるを得ません。
受傷するともちろん「痛い!」です。
なんといっても命に関わるので、痛くないと逆にヤバイ。
この場合。急性期の痛み。

で、骨折とかだとある一定の時間、その骨が関わる関節の固定が必要となります。
長崎大学の沖田先生の研究結果だと記憶しておりますが、健康な関節を4日動かさないでいると2週間(8日だったかも?)痛みは継続するという実験結果。
そう!
慢性疼痛の怖いところは、痛くもなんともない関節でも痛く感じるようになるってこと。

で、私の場合。
骨折後、手首は固定されるが指は動かせるので、手術前からリハビリに入る。
しかし、この場合のリハビリは慢性疼痛予防というよりも、動かさないでいることでの関節の拘縮予防、受傷近辺の筋・腱などの癒着予防が主たる目的のように思った。
さて、残りは手関節。
怪我をしたのは12/31だから約8週間動かしていない。
怖いのは、関節の拘縮。
そうして、慢性疼痛。
もう一つ手術痕…結局、私は何針縫っているんだろう?
ドクターには、未だに怖くて聞けないている。
聞いたら聞いたで怖くなるから、このまま知らないでおこうかと。
知らないで良いことは、知らなくても良いと思える歳になったな。

さて、慢性疼痛のことを思っていたからか、今夜は左手が疼く…
浮腫みを取ろうと、腕の上げ下げを頑張りすぎたか?!
リハビリって加減が難しい…な。

では。今夜は左手を冷やしながら早めに寝ます。
明日は雨の予報。
それはそれで良し。

写真は私の病室から右方向をみたところ



お掃除をいつもありがとうございます。

入院日記46日 術後38日目

2019-02-17 20:27:30 | こころの声
今日は日曜日。
朝から良いお天気!
熊本城マラソンもお天気に恵まれて良かった良かった。

本来ならば、今日は体表解剖研究会Aコースの最終日。
行って勉強するはずだったのに…
まぁ…仕方ない。
その分、マッスルインバランスの理学療法の続きをノートへ。
この数年、質量によるカラダの見方につとめていたのに、こんなに詳細にみれていなかったな…。
まだまだ突き詰め方が甘いな。

お客様のS様よりお電話を頂く。
このブログを読んでくださっているとのこと。
「待ってますよー」と仰ってくださる。
本当に怪我をしてしまい、申し訳無いと同時に、待っていますという言葉が嬉しい。
読んでくださる皆様。

こんなに長くなってしまったのに…どうもありがとうございます。

さて、今日の気づき
肩の骨折・鍵盤を療養されている方々。
談話室で自主リハビリされている。
「腕が上がらない」から「腕を上げよう」と頑張られている。
ただ、テーブルに腕を上げるために、肘を曲げようとはなさらない。
腕は長いのでテーブルまで腕が上がらない…。
なので、「できない」とお辛そう。
今日は見ていただけで質問しなかったので、明日またお見かけしたら「肘は曲げないのですか?」とお尋ねしてみよう。
上腕二頭筋腱も切ってあったっけ?
肘を曲げてから、肩関節を支点に肘を上げたらどうなるんだろう?
肩の皆さんは、腕を上げるために肩甲骨を持ち上げておられる。
上部僧帽筋と肩甲挙筋では、腕はいつまでも上がらない。

今日の朝



お天気良くて何よりでした。

入院日記45日 術後37日目

2019-02-16 19:47:37 | こころの声
今日は朝から晴れ。
雨が降ると落ち着くとか言っておきながら、お日様が差してくると嬉しいという…矛盾。

昨日、ノートを買って「マッスルインバランスの理学療法」のまとめ直しを開始。
この書籍の最初が「体型と機能障害のリスク」についての説明から
下記に簡単に抜粋するので、レバーアームについてご理解の上読んで頂けると意味がわかりやすいと思います。

※レバーアームについて
レバーアームが長くなると、それが短い場合に比べ関節にかかるトルク(力と距離の積で表される量)が増大します!
これを前提としてくださいね。

・上半身が長いと
上半身を前に傾けると腰椎は丸まりやすくなることで腰椎・股関節への負担が高くなり、また座ると脊柱も丸まりやすくなります。
=骨盤後傾、猫背姿勢になりやすい。
とな…
欧米人と違って日本人に骨盤の後傾が多い理由は、レバーアームで説明できるのか!
腑に落ちました。

午後からリハビリを終えると、他のリハビリの方も随分と減り、空いたスペースでハーフポールをお借りして、久しぶりに背骨を動かす。
気持ちいい。

背骨(椎骨)が動くこと。
動くし、安定もできる肩甲骨(肩甲帯)
特に、左右の大転子幅よりも肩幅が狭い体型の方は、五十肩の鍵盤断裂に気をつけてメンテナンスをしておかないとヤバイです。
ちなみに…
鍵盤断裂は手術となりますが、最低術後6週間の入院です。
しかも、1本…棘上筋だけならまだマシですが、2本…棘上筋+棘下筋の方はかなりお辛そう。
そうならないためにも、早めに予防しましょう!

退院後、会員の皆様の体型チェックをセミナー形式などを利用してお伝えしましょうか?
ご自身のパターン・傾向を知りたいとお考えでしょうか?
より効果をだすなら
身体のタイプ毎のクラス分けもありかと思うのですが…。
ワタシは会員皆様のご希望に添います。

自分が入院してみて、入院(手術)しないための身体つくりは必要だと痛感しております。
痛い思いは、しないに越したことは無い!デス。

今日の午後



遠くの方の庭先に梅の花がチラホラと見える。
近くでみたいな…。
梅花の香りは良いだろうな。
入院以後、全く外の空気に触れていないワタシでした。


入院日記44日 術後36日目

2019-02-15 21:01:11 | こころの声
今朝は寒かった。
長袖は創外固定に引っ掛けそうで怖いので、Tシャツでいるのは前に書いた通り。

3日前から創外固定の上腕に近い方が、皮膚に触れている!!と 看護師さん → ドクターへ。
昨日は私がシャワー時間に先生が来られたらしく、お会いできず。
そして今日16時前。
固定箇所の確認をして頂く。
いやー…
橈骨と第2中指骨に留めてあるから動かないんだけど…痛く無いんだけど
掴んで「グイグイ!」
思わず「キャー! 怖い! 怖い!」
と、私は悲鳴をあげる。
看護師さん曰く
外科の先生って荒いんですよ(苦笑)

つい、存じ上げているT先生(同じく整形外科医)はどうなんだろう?
と、思ってしまった。

この際、私は「怖がり」で通そうと思う。
平気を装う必要性は全く感じない。
看護師さんには包帯もゆっくり丁寧に切って欲しいし。
ドクターにも「こいつ怖がりだったな?」で通そうと思う。
だって、何事も怖い思いはもう二度としたくない。

来週末レントゲン撮影して、橈骨はまだちゃんとくっついてはいないはずらしいが、もう手首のリハビリを始めたいとのこと。
どの程度、最初手首は動いてくれるのか?
リハビリの手順は?
固定を外した後の傷はどの程度痛いのか?
慢性疼痛はどの程度あるのか?
また、それはどの程度の月日残るのか?
退院は?
はぁ…
不安は尽きない(涙)

が、今までもそうだけど、出来ることを出来るだけ実践すること。
それしかない…。

今度はこの本の内容を勉強します。



読むだけで覚えられるかと思ったが、無理だった。
ので、ノートを購入。
私は見て、自分で絵を描いて、それに説明を付けないと覚えれない。
あれー?
そういえば iPad持参してた。Apple Pencilも…。
やっぱりアナログが好きみたいです。


入院日記43日 術後35日目

2019-02-14 20:37:30 | こころの声
今日はバレンタイン。
今回は私に関係ないことと、それは病院の外(下界)のお話ね…と思っておりました。

そうしたら今日のお昼



手づくりの生チョコ付き。
病院の栄養士さん達、頑張ってくださるなぁ。
有難いな。
病院内は日曜日も祝日もなく、24時間体制だし。
栄養面を管理して頂けて感謝します。

まだ、来週レントゲン撮影をして、創外固定が取れる状態まで橈骨が回復しているかどうかを確認し、していたら創外固定を外せる日が決まる。
回復していなければ、もう少し延長となる。
大怪我の部類だったのね…。

全ての衝撃を左腕橈骨が引き受けてくれたのだと。
本当にごめんなさい。

リハビリ後は指は結構動くが、しばらく動かさないでいると指は曲がらなくなる。
右手でグーを作って、左手のひらをさすってあげるだけでも関節の張り感は減少する。
その上で祝先生のMCPをかけてあげると格段に力の入り具合が良くなる。

健常であれば、元々力が入るから違いはわかりにくいかもしれない。
が、今の私の左手は完全にリハビリなので格段に違いがわかる。
もちろん健常の世界でも用いていくが、リハビリの世界で最も普及してくれたらと願う。
だって、怪我された患者みんな頑張っている。
もちろんいろんな性格の方がいらっしゃるけど、傷ついておられるのは皆様一緒。
自分のこととして思えていない方も、良くなりたい一心は一緒。

病院として、○○法とか怪しげな手技を用いてもらうと困るのもわかる。
でも、MCPは筋腱移行部に1秒軽く触れるだけなんだから。
やっても、絶対周りにバレない。
患者は○○さんに担当してもらうと、リハビリの調子が良いのよ!
とは、なるはずだけど。

いつも、私のリハビリは作業療法士さんが部屋まで迎えにきてくださっていたけど、今日の代理の先生はリハ室に来てくださいだった。
リハ室で自分の順番を待っていると、観察できるのね。
明日からはリハ室集合にして、どんな患者さんにどんなリハビリをされて、どう変化するのか観察しようと思う。

ここまで書いてみて、私自身のことしか見えていなかったのが、外に向いてきたのかな…と思えた今でした。