Studio Flow's こころの声 blog

2018年末左手橈骨粉砕骨折後、入院・手術・リハビリを経験。その後の気づき・思うこと、老親、勉強のことを書いていきます。

入院日記42日 術後34日目

2019-02-13 20:59:06 | こころの声
本当に入院日記の日数が長くなった。

今日、久しぶりに祝先生より「その後いかが?」のお尋ねを頂く。
指の動きの促通・抑制の仕方と、尺骨(小指)側の痺れには肩甲骨後面が関係していることが多い等ご指示を頂く。

ご指示通りに自分でチェック。
棘下筋がマジ痛い(涙)
棘下筋を横断ストレッチすると、尺骨側の痺れは軽減する。…しばらくすると戻るけど。
前腕怪我しているし、創外固定ついてるし。

祝 先生からの宿題
「遠位の動きは近位によって保証され、近位の動きは遠位によって保証されます。手部だけでなく肩甲帯や頚部背部などのコンディションの改善にも努めてください」
とのこと。
これを読んで、スパインダイナミクスのオーバーストレッチ、オーバーコントラクションの法則を思い出す。

あーできたら、私の胸椎だれかモビって欲しい。
明日のOTさん…無理かしらん?

で、今日担当の作業療法士さんにお願いして、私の立位写真を撮って頂く。
右骨盤が挙上。
しかし大臀筋の後部は右が上がっている。
と、いうことは大臀筋のゆるみが問題では無い。
脊柱の歪みを正確に知りたいな。
明日、確認をお願いしてみよう。
あと、骨盤が後傾と化している

いかん!
これ以上、私の人生において得しないことはしたくない(涙)

今日の気づき。
各指の基節骨のところで、浅指屈筋が分かれて間から深指屈筋が出てくる。
スゴイ



ヒトの体って、本当にスゴイ!
今、この子達を促進して、指を曲げる練習中のワタシでした。

入院日記41日 術後33日目

2019-02-12 20:30:30 | こころの声
今日は良いお天気!
日光を求めて、談話室へ。
森岡周 先生の書籍を読む。



今、PTさんのリハビリが近くであっていて観察。
70代後半の女性の方。
椅子からの立ち上がりのリハビリ。
足の位置が前過ぎ。
足裏が支持規定面から外れるくらい遠い。
円背、骨盤後傾。
どうして胸椎の動きを導いて、アップライトポジションを施さないの?
骨盤を揺らして腸腰筋の活動しやすくなる動作をどうしてやらない?
その後に胸椎の伸展活動と、足裏を支持規定面に入れてあげて…欲をいえば下腿三頭筋にも促通して欲しいが…もっと立ち上がりやすいはず。

下腿だから私にもよく見えるのかもな?
と、自問自答。

お風呂で自分の身体を見ると一目瞭然!
左腕の筋肉がガタ落ち。
大胸筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋、三角筋。
はぁ…
だって、自分の腕が創外固定が付いてはいるけど、重い。自分の腕が重い感覚。
初めて!
この細くなった筋肉で動かさなきゃいけない訳だから…やっぱり促通は欲しいな。
リハビリはトレーニングとは違うのだから
今回、受傷してその辺りのことは痛感!
トレーニングの出来る、普通の状態がどんなにステキなことか…

今朝、お話した70代後半の女性の方は、頚椎のいつのまにか骨折だったとのこと。
寝返りをしたらそのまま動けなくなられたらしい。
枕の高さも関係するかもだけど、骨盤後傾で円背となると頚椎もストレートから後弯となる。
これも予防できたはず。

やはり骨盤の後傾に得することは何も無い!

では、今から指のリハビリ自主練をしながら早々に寝ます。
水泳の池江璃花子選手のニュースを拝見しました。
彼女にどうしてこんな修行・試練を与えられるのか…と、考えずにはいられません。

入院日記40日 術後32日目

2019-02-11 19:26:48 | こころの声
入院して40日!! びっくり。
夏休みの長さだと思った今日の日記です。

今日は寒い。
いつもは半袖Tシャツ(創外固定が当たるので、長袖が着れないのが半袖の理由…暑がりとかでは決して無い)に、ダウンベストで平気なのに、その上から長袖フリースを掛けてちょうどいい。

積雪のニュースを見ると、事故とか転んだとか…皆さん怪我しないでねと祈りたくなる。

午前中、いつもの談話室にてお茶をしていたら、70代 中後半の女性の方…この方は耳の手術…が、ラジオ体操されていた。
股関節の動きかなり良い!
動きもスムーズなんだけど、肩甲骨の内転と胸椎の伸展活動…下部僧帽筋と胸棘筋、多裂筋の収縮が見られない。
大臀筋の活動性はなかなかなので、お尻は上がっておられる。

関節の動きはいいのに、勿体ないなーと。
ちょっと胸椎モビって、活動性を高めてあげれば動作は変わるのに。
やっぱりリハビリは疾病に関係するところじゃないとダメなのかな?

昨日、Facebookのスパインダイナミクスのコメントで
「セラピストは無となり、患者の鏡となる。患者の情報を正確に映し出すのです。そして、患者がそれを正しく意識することで、自ら治る意思の方向性を決定します。治療の8割は終わります。」
↑ こんなことできるんかいな?
言葉が綺麗すぎ。こんなキレイな言葉は怪我人には通じない…と私の心の声。

とのコメントがあった ということは…
自ら治るってことは「自立」よね。
自分で治るという意思を持つことで、治療の8割はすでに大丈夫ってこと⁈

そんなに自立していない患者が多いのか?
これを読んで、それよりも慢性疼痛のメカニズムの周知の方が大切なんじゃ?と思うのは私だけだろうか?
慢性疼痛によって、破壊的思考となると痛みは絶対取れないこと。
その時には、前帯状回や内側の前頭前野が働いていること。
その時の思考傾向と、それを脱するために外側の前頭前野を利用した方が良いこと。
その利用の仕方も既にわかっているのに。

あ…今日のリハビリの時、作業療法士の先生にちょっと質問を投げてみよう。

で、投げてみた。
「治してもらおう」と思っている患者は確かに多いらしい。
慢性疼痛に対する勉強も、個人に任せてあるとのことで、特に看護師さんの勉強会には無いかもとのこと。
でも、患者と一番接するのは看護師さんだし、リハビリは理学療法士と作業療法士。
けれど、最初から患者に慢性疼痛の仕組みを教育する手段もあるのではなかろうか。
それを知らずして、患者に自立を促されても理解できるかなぁ。

慢性疼痛についてオススメ本です。



まず痛い!
この先どうなるかわからない不安。
あの時、ああしていなければ
誰かがやってと言ったから…
と、自分以外の人(物・出来事)のせいにすると自分が救われるから、やっちゃう気持ちもわかる。
そんな時「ダメだよ」とか正論吐かれても、頭にくるし…じゃあ自分もなってみろよ的な
入院の手引きがあるんだから、リハビリ(慢性疼痛のメカニズム)の手引きもあっていいんじゃ無い?
と、担当の作業療法士さんに患者の意見として伝えてみた。
今後、変わってくれたら良いなぁ。

今日の夕方、晴れてきた。



姪っ子が友チョコを今日作っているらしい。
マカロンにガナッシュとな!!
私はクッキーも焼いたこと無い(笑)
マカロンかぁ…
なんだか外の世界の食べ物という感じ。
巷はバレンタインなのね。
遠いことのように思える、今の私でした。


入院日記39日 術後31日目

2019-02-10 21:52:38 | こころの声
今日は日曜日。
リハビリが無い日なので、朝いつもの通り白湯を飲んで身体を目覚めさせた後、指の動きから練習する。

でも、どうしてすぐ硬く…関節自体は硬くは無いんだけど。浮腫みのせいかな?
動きが硬く、可動域が狭くなる。
わからないことまだまだたくさん。

今日、私の担当の看護師さん。
私と会うの初めてかな…。
私の創外固定は毎日消毒がある。
そこで、その日の看護師さんの包帯の巻き方などから、性格が見えてくる。
今日の担当の方は若い。
長所は、行動は早いし、頑張りやさん。
それを短所で言えば、余裕がない。
消毒の時、何が怖いかというと、今までしていた包帯をハサミで切って捨てられるのだけど、その時自分の腕が斬られそうで怖い!
余裕を持って、ゆっくり切ってもらえると安心できるのだが…今日は本当に怖かった!!
ゆっくり切っても、急いで切っても10秒程度しか変わらない。

入院食の片付けで、急いでおぼんを棚に置いたものの、手が引っかかって床に落としちゃったり…なんだか、若かい頃の自分を見ているようだった。

さっさと次の仕事を片付けたくなる気持ちもわかる。
自分もそうだし…。
でも、ゆっくり「ひとーつ」「ふたーつ」と数が数えられる程度の余裕を持ちながら、ヒト(患者)とは向かいあって欲しい。
と、自分自身も反省。

ところで、慢性疼痛については理学療法士さんしか勉強しないのだろうか?
私は尺骨側に疼痛があるので、さすってあげるとその疼痛は減少する。
その考え方はゲートコントロールセオリーで説明がつくと思うのだけど…。
看護師さんから「痛みをごまかせるからでしょ」と言われてしまった…。
いやいや、ごまかしちゃいかんでしょ。
今の入院生活で理学療法士さんとはご一緒することがなく、慢性疼痛についてどう考察を述べられるのか…ちょっと尋ねてみたいところではあるが。

さて、今日はいいお天気。



タンパク質追加を求め、ホットミルクを頂きながら日向ぼっこ。
あれ?今夜は雨模様
怪我をして雨も好きになりました。
では、おやすみなさい。

入院日記38日 術後30日目

2019-02-09 21:28:14 | こころの声
今日は土曜日。
前の病棟で一緒だった方お一人が、こちらの病棟へ移動してこられた。
顔見知りの方が増えるのは嬉しい…でも、ここは病院だから喜んで良いのか、自分の中ではやや微妙。

親指のIP関節が動かない。
もちろん全然じゃないけれど、動かし方を忘れたってこんなことを言うのだの思う。
頭の中の脳内地図のその部分が消えた感じとでもいうのだろうか。
今まで勉強して言葉で知っていたことを、自分の身で体験している。

森岡周 先生がリハビリとはなんぞやで読んでおくべき本としてご紹介された書籍。

オリバー・サックス著
左足をとりもどすまで (サックス・コレクション)



サックスドクターはもっと大変なご経験で、私と一緒にしてはいけないとも思うけど…。
今にして、読んでおいて良かったと思う。
指も肘も、肩も、固定が外れたら手首も、繰り返し、繰り返し。
見て、触れて、動くイメージと、実際に動かす練習と。
もう!
本当に人生とは修行だと思わざるを得ない! ← キレかかってる…

患者さんを含め、病院ですれ違ったり、前を歩いておられる方々を見ていると、骨盤のズレ、肩のズレとても多い。
動いている箇所と動いていない(今の私の親指的な)箇所と、皮膚感の見た目が違うのね。
まずは自分がもちろん最初なんだけど、やるしかない。
あー
弱音も吐きたい ← 吐いてるし…
とりあえず 今日はもう寝よう。
おやすみなさい