アカデミー賞で監督賞にノミネートされた作品さすがは・・・と思わせる作品であった
全編モノクロームの映像失われた民謡を録音して回るポーランドの音楽と民俗学の研究家
時は冷戦真っただ中の20世紀中盤やがて国策でポーランド民謡を歌う歌劇団が結成され、そこで研究家から芸術監督?に昇格した(させられた)男と、田舎で見つけた天才的な民謡の歌姫
やがて男はポーランドの政治に嫌気がさし、歌姫とともに西側 . . . 本文を読む
鑑賞してからだいぶたってしまい、ただでさえポカーンな映画だったのに・・・ポカーンな映画とは書いたが、けっしてつまんない映画とか、意味わかんないだけの映画などではない。これほどの映画体験は、大げさかもしれないが「2001年宇宙の旅」以来だったかもしんない終盤のぐおーなって、ばーーっなって、びかびかなんねんなところは、別にでたらめやってるわけでなく、海と命と少年少女が映画的映像表現として昇華されていた . . . 本文を読む
相変わらず自分の琴線にはかすりもしないタランティーノ映画ではあるが、観てよかったと思う。 というのは、、タランティーノ映画の魅力(と、人々に呼ばれているもの)の正体が少しだけわかった気がするから。 いきなりネタバレというか、ストーリーの結末を語るので、未見の方はご注意。 . . . 本文を読む
時間を止める能力を持つ女子高生藤谷さんと、その能力が効かず止まった時の中で行動可能な村上さん…というわけでこの原作者は恐らくというか確実にDIO対承太郎の闘いにインスパイアされたのだろう時間が止まってるのに3分って変だよね的な台詞があったが、同じ趣旨のことをDIOも言った机の上に立つ村上さんは別に空条徐倫を想起させる出で立ちではないが、徐倫に無かった色気というかエロ気はすごい。藤谷 . . . 本文を読む
リンダ・ハミルトンとシュワルツェネッガーが出るというそれだけが売りの、アクションはともかくドラマは極めて薄く、SF的にも浅い映画なのだが、リンダasサラ・コナーと、シュワが出てるそれだけでまあまあ満足してしまった自分もいる。私のようなファンのせいでつまらないシリーズが作り続けられてしまうのだと責任を感じる。----しかしリンダ・ハミルトンのサラ・コナーは恐ろしくかっこいい。二体のターミネーターに挟 . . . 本文を読む
彼女は世界を救いたかった
彼は彼女を救いたかった
世界なんか壊れたままでいいという少年と少女の決断に、おじさんは泣くしかなかった
世界を壊したのは君たちじゃない
俺たち大人なんだ
これ見よがしな伏線配置と回収とか、偶然に頼ったストーリーテリングとか、前作に引き続いての音楽のあんな感じとか、文句をつけようと思えば付けれるけれど
そんな問題じゃないんだ
愛にできることはまだあるんだ
あ . . . 本文を読む
すげー
やられた凄まじい熱意
意志の強さが映画の風格を呼ぶ
新聞記者と同じくらい左翼に大ヒットの映画なんだろうけど、脚本の練り込み不足とアイデア不足からくる青っちろさに観ていてなんだか恥ずかしくなってきた新聞記者と違い、ホンモノたちとの真っ向勝負で堂々と安倍政権と日本会議をクソミソにこき下ろすこの映画は観ていて気持ちいい
新聞記者以上に右翼は見ないだろうし、見せないためのあれやこれやを仕掛けてくる . . . 本文を読む
「ジョーカー」はかなりヤバい映画で必見!
自分の中では今年のベストワンを、アベンジャーズエンドゲームと争っておりますって、コミック好きか!?
しかし、いろんな意味で絶望の映画でもあった…映画に対する絶望まで含めて
つらい
でも、映画ファンならこれを観るのは使命だと思います
アベンジャーズと違ってシリーズのことなんも知らなくても大丈夫です!
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ジョーカーの真似をしてテロ行為に走る人たちは、ジ . . . 本文を読む
「新聞記者」
参院選前に映評にしようと急いでアップ
バリ左翼の私ですが、この映画に関しては正直言うと志は買うけれど、映画的にはやや低め評価
狙いか偶然か参院選直前のタイミングで公開された、現在進行形の官邸&官僚vsジャーナリストを描いた映画。
フィクションに置き換えてはいるが、いくつかの実在の事件、それも真相は藪の中な事件をあからさまに意識した事件が、本筋とは別に描かれ、2019年の日本の政 . . . 本文を読む
「ロブスター」日本公開が2016年で、この時劇場では観れなかったが、妻が観てきて、なんかざわついていた。
そしたらその年のアカデミー賞で脚本賞で候補になり、アメリカでもヨルゴス・ランティモスがざわつき始めた
今年になって、友人もまた最近はヨルゴス・ランティモス推しと言っていて、あちこちでざわついている
そうすると今度はアカデミー賞で作品賞監督賞ノミネート。ざわつきが止まらない。
そんなヨルゴ . . . 本文を読む
人間は生きていると、深く強く後悔を感じる時がある。
あの時あの娘に告白していたら・・・あの時あいつに謝っていれば・・・あの時折れずに意地を通していれば・・・
そんな感じの強く深く激しい後悔を私は「アベンジャーズ・エンドゲーム」を見終わった時に抱いた・・・
ああ、今までのマーベルヒーロー映画全部映画館で見ていたら
血が煮えたぎるような分厚い感動をしたのだが、実を言えば「アイアンマン」名義の三 . . . 本文を読む