今日(1/30)入試が行われている大学があります。東京にいる駿台生は、昨日新幹線で移動する必要がありました。ホームページ更新作業のため、インターネットに接続すると、ちょうど新幹線が火災・停電により不通となっているというニュースが飛び込んできました。出発前であった学生を呼び出し、その時点で復旧予定の立っていない状況を確認し、在来線での移動を視野に入れた打合せをしました。高速バスもすでに満席状態でした。また、在来線も意外と本数が無く、すぐに出発しないと当日中に到着する最後の一本に間に合わないことがわかったため、とりあえず出発させて、詳細の乗り継ぎ案をメールで送る等、連絡を取り合いました。結果的には、小田原より復旧した新幹線に乗り換え無事到着しております。バタバタさせてしまったかもしれませんが、万一、復旧が遅れることを考えると仕方なかったかなと思っています。
一昨年、バンコクのスワンナプーム空港の占拠事件がありましたが、当初、すぐに解決するかと思われたものの、次第に予想を超える混乱となり、飛行機での移動は困難になっていきました。私どもの講演会が予定されており、中止・延期せざるを得なかったのですが、まさにこの時、受験のため、滞在国から日本へ帰国しようとした学生が受験を断念するという出来事がありました。講演会を「延期」できた私どもはまだしも、受験を「断念」するということを目の当たりにした時、その無念さを思うと、何も出来なかったことが悔やまれて仕方がありませんでした。
今回の新幹線の出来事は、その時のことを強く思い起こさせたのです。
無事到着した今は、「頑張れ!」そう念ずるだけです。(Nas)