「お茶の水」、といっても海外に長くいらっしゃる学生の皆さんは、ご存じないかもしれませんね。
「お茶の水」は、千代田区神田駿河台から文京区湯島にまたがるあたりの地域名で、駿台の本拠地があるところです。
もちろん、駿台国際教育センターの所在する地であり、いわば、帰国生の集う街でもあります。
この街は、繁華街とは異なる風情を持ちます。なぜなら、近現代における学問の中心地であり続け、学問に一生懸命取り組む人々によって形成された街だからです。そのためか、落ち着いた学生の街であると同時に、医療機関や楽器街、スポーツ用品街、書店街等、学問や文化が集う活気のある街でもあるのです。パリの学生街にちなんで、カルチェ・ラタンと称されてきました。
その、「お茶の水」の駅前交差点や街を行き交う人々がクローズアップされ、短い時間ですが、全国へと伝えられました。昨日、放映されたドラマ「JIN-仁-」によって。
この作品は、駿台の地元が舞台ということで、このブログでも何回か取り上げましたが、フィクションとはいえ、なかなか興味深いドラマです。2009年の前作が好評だったこともあり、今作品は、放映が始まる前から、世界80か国で放映されることとなったとのこと。ということは・・・数多くの帰国生大学受験生が闊歩した、「お茶の水」の駅前交差点のシーンが、世界へと届くのです!
「冒頭のあのシーン、若者たちが行き交うあの場所は、日本のカルチェ・ラタン、そして、帰国子女の集う街なんだよ」
そう紹介できる日が、すぐそこに来ているかもしれません。(Nas)