昨日の段階で、新駿台生の皆さんにお知らせしていた通り、慶應義塾大の出願書類・要項は5月上旬に延期となることが、本日、正式に、大学ホームページにて告知されています。
また、上智大・国際基督教大を含むいくつかの大学でも日程が決まる(予定日)等、今秋以降の受験体制が少しずつ見えてきました。
(Nas)
この時期、駿台国際教育センターでは帰国入試の結果のまとめや動向調査を実施しています。
その中で気になるのが、この数年の理系学部の人気校である東京理科大学です。同大学はこれまで、学科ごとの試験結果(募集は学科単位)を公表していましたが、2012年度入試より学部ごとでの結果公表に踏みきり、いずれ、募集自体が学部一括募集になる可能性があるのではないかと、感じています。
この理科大が人気なのは、専門的な理学教育が学風になっていることもありますが、帰国入試においては、積極的に受け入れてくれることにも原因があるかもしれません。
かつて理数の学科試験重視でしたが、数年前、小論文で選考する形に変更となった時は、さすがに驚きました。そして、合格率もかなり高いのです。
※参考:東京理科大学入試結果
2010年度入試 志願者数56名 受験者数54名 合格者数45名
2011年度入試 志願者数70名 受験者数59名 合格者数53名
2012年度入試 志願者数61名 受験者数60名 合格者数51名
しかし、そこに大きな落とし穴が待ち受けているかもしれません。
なぜなら、理科大は進級が厳しい大学として有名で、ましてや、学科試験を通っていない帰国生が4年で卒業するのには、かなりの努力を要することとなります。
ゆえに、駿台国際は、理系でも文系でも、大学に合格することが第一目標でありながらも、それと同様に、大学、社会で通用するチカラを養成することを大切にしています。
駿台の帰国理系は、様々な企画・戦略を通して、皆さんを大きく伸ばしていきたいと考えています。(yos&ots&Nas)