近年、理系志望者の計算力の低下が著しくなっています。理系志望者が苦手とする科目、そして合否を分ける科目が数学です。2016年度入試から新課程に完全移行され、一層各大学の数学・理科の問題が難しくなり、学習進捗度による差だけではなく、計算力(スピード、正確さ)の差も合否を左右するようになりました。そのため、いかに得点率(解答率、正答率)を上げるかが合格へと近づく鍵です。皆さんは、日頃より英単語を覚えるように数学の計算練習をしていますか?
ご存じのとおり日本の大学受験は、試験会場で電卓を使用しての計算ではなく、手計算となります。この計算力は、日頃からの訓練がモノを言います。実際に計算練習をする際は、入試問題レベルではなく、簡単な計算問題で構いません。いかに速く正確に解けるかが重要になります。さらに、速く正確に解くためには、問題を見て瞬時にその問題を解く公式を導き出せるよう、公式を早くマスターすることも大切です。基礎的な計算問題を数多く解いて、まずは正確に解くことを目標にしましょう。ある程度正確に解けるようになったら、最終的にスピードを付けていきます。いかに正確に解けても、試験時間内に解けなければ、得点にはなりません。そのため、理系受験者に一番必要なことは、「計算力=スピード」になります。このスピードを身に付けられるかどうかが合否を分けるポイントといっても過言ではありません。日々の練習が合格に繋がります。
一般入試においても理系指導力が高く評価されている駿台ですが、帰国入試対策でもそのノウハウを導入し、本年度、更に強い帰国理系を目指してきて、その成果が結果として表れています。難関国公立大入試まであと2週間となりましたが、駿台国際に入学してからの8か月の成果が如何なく発揮できるよう、講師・クラス担任を含めスタッフ一同、最後まで微力ながら尽力してまいります。悔いのないよう、最後の追い込みをかけていきましょう!
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