文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

反日、反安倍の記事だけでは読者がついてこず、部数減がひどいので、いろいろな手を打とうとして、迷走している表れだろう。

2019年05月17日 09時57分11秒 | 日記

以下は前章の続きである。
歴史を見れば、明治維新のような、体制の大変革から日本人が再起するには日清、日露戦争のような国難があってやっとなしとげられた。
しかし日本人はもともとまともな民族だし、民度も上がっているから、今の戦後体制の大変革には、別に国難的な戦争を必要としないかもしれない。
それには新聞、メディアが本当のことを、例えば米国の素性がどういうものだったか書くことだ。 
18年1月28日の朝日新聞「文化の扉」という特集ページに、「異説あり 真珠湾攻撃米は察知?」という記事が掲載された。
チャールズ・A・ビアードの著書(『ルーズベルトの責任』)を参考に、米国が日本を追い込んで戦争を仕掛けさせた、という説を紹介している。 
私に言わせれば、こんな記事は30年以上前に紹介すべきだったが、それより異説を認めなかった朝日が「異説あり」としてこれまでの朝日の歴史認識とは違うものを紹介したのは驚きだった。 
とはいえ、朝日が「真実に目覚めた」わけではあるまい。
反日、反安倍の記事だけでは読者がついてこず、部数減がひどいので、いろいろな手を打とうとして、迷走している表れだろう。
朝日が迷走のあまり、頼みの綱の国際世論さえも敵に回してしまった事実を示すいい例が、子宮頸がんワクチンをめぐる報道だ。
国が悪いことをしているという戦後路線がまずある。
憲法前文にある通り、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやう」、悪いのは常に国だということを確認するため、国家賠償法で訴える。
南原繁らが広めた、国が悪いと主張して民のさもしさを刺激するやり方だ。 
厚労省が患者の要望に応えて、脯がんの特効薬イレッサを早めに認可した時、新聞は副作用があると因縁をつけ、薬害だと騒いで遺族を煽り、最高裁まで争わせた。
結果は敗訴。
インフルエンザ治療薬「タミフル」をめぐる異常行動の訴訟でも同じようなことが起きた。
薬害問題で国を訴えてカネを取ろうとする構図の中で、次に浮上した攻撃対象が子宮頸がんワクチンだった。
ワクチン投与で自己免疫が狂い、脳障害を起こすという。
不調を覚える女性たちが訴えを起こした。
厚労省はメディアに遠慮して接種の勧めをやめた。
接種率は1%に落ち込んだ。 
これにWHOが怒った。
「ワクチンが原因という説は疑わしい」と反論してきた。
世界中で子宮頸がんワクチンを普及させてきた理由は、咽頭がんや大腸がんの急増にヒトパピローマウイルス(HPV)が関係があると判明したからだ。
米国では男性にもワクチン接種を始めている。
WHOが音頭をとって世界中で進めている子宮頸がん撲滅運動を、日本だけがやめてしまった。 
ワクチン接種についての朝日の論調は、「こんなひどいことを国が進めていいのか」と、政府の責任を追及し、攻撃する材料に使う、
浅薄なものだ。
世界中で対策が進められている問題で、日本だけが脱落してしまった。 
WHOとCDC(米疾病予防管理センター)と欧州健康機構の3機関がそろって、HPVワクチンには副作用がないと発出した声明は、日本に向けられたものだ。
次の国際社会のメッセージは、ネイチャー誌の長年の編集長の名が冠された「ジョン・マドックス賞」(健全な科学とエビデンスを広めるのに貢献した個人に与えられる)が、ワクチンの誤情報を指摘し、安全性を説いた日本人の村中璃子に与えられたことだった。
朝日の近視眼的キャンペーンはここでやっと敗退したが、朝日新聞がそれを報じたのは初報から18日も経ってからだった。 
朝日が戦後路線を固守することで、「国際社会から孤立」してしまったのである。
朝日はいったいどこを向いて仕事をしているのか、本人たちにも分からなくなっている現状を、よく表しているエピソードではないか。 
日本を悪とする報道が、朝日も気づかないうちに国の評判を貶めている。
国を貶めるのは日本を貶めることだと、多くの日本人は気づきつつあるが、果たして朝日新聞が理解する日はやってくるのか。
残念だが、それまで愛の鞭を振るい続けたい。
それが渡部先生も望んでいた道のはずだ。 
渡部昇一先生の一周忌によせて  
高山正之


だが、70年間も同じことをやり続けていると、さすがに飽きられてきた。

2019年05月17日 09時51分41秒 | 日記

米国人とシナ人の合作した大嘘を、本多勝一が増幅したわけだが、天声人語は2017年になっても「日本軍が南京で多くの中国人を虐殺したのが80年前の今月。記憶することの難しさと忘却することの危うさ」と書く。
この筆者は、執筆前に自社の調査部に行くべきだった。
そこには南京入城から部隊とずっと行動を共にしていた先輩記者の現地報告があり、80名を越える先輩カメラマンや記者が日々撮影し続けた南京市街の写真がある。
本多が書き換える前の、真実の写真の解説文がある。
蒋介石車の恐怖から救われた市民の笑顔ばかりで、虐殺を報じたものなどない。
なぜこんなところから大虐殺の話が出るのかと疑問に思うはずだ。何といっても、現地に一番多く記者を派遣していたのは朝日だったからである。
彼らが目撃していたものこそ、真実だ。 
対談中に取りあげた脂肪瘤を60年前のコブだと言い張る記事も、本多勝一と同じ、日本は残忍だと書きたいための見え透いたウソだ。
戦後に取り入れた自虐史観を規範として崇めつつ、善悪の判断は所属する朝日の規範が優先するから、「日本軍が悪い」ことさえクリアしていれば、事実かどうかは関係ない。ここまでくると、もはや確心犯である。 
そんな朝日が好んで使う学者がいる。
例えば対談でも触れたジョン・ダワーだ。
ダワーこそ歴史を都合よく書き換えて、日本が悪かったことにしたいアメリカ人の代表だ。 
日本はなぜ戦争をしたのか。
アメリカが仕組んで真珠湾に突っ込ませた経緯について、ダワーは『敗北を抱きしめて』の冒頭で大略次のように書いている。
「日本人は驚くほどの勢いで白人文明を身に着け、発展したが、ある日突然発狂して残虐になり、性格も豹変して、侵略を始めた」。
冗談ではない。白人の上から見下す白人優越意識にはうんざりだが、そもそもなぜ発狂したのか、その理由はこの本をずっと読んでも書いていない。
せいぜい出てくるのは、『人種偏見』という本の中で、日本人は白人国家のクラブから追い出されたからだ、つまり白人になれず、クラブへの参入を拒否されたために、おかしくなったという。とんでもない。戦前の日本人が白人になりたいなどと求めたことは一度もない。
人種平等は唱えた。
人種の壁があることに異議を申し立てたのであり、白人クラブに入れてくれとご機嫌伺いしたり、準白人扱いしてくれと言ったことなどない。
そんな邪推をあえてするジョン・ダワーは、いかに卑屈な人間かお里が知れるが、それを重用するのが朝日だ。 
ダワーと同じくらい朝日が好んで使うのが、慶応大学教授の添谷芳秀(国際政治学者)だ。
最初は日経新聞に99年6月に出ると、すぐに朝日新聞に気に入られ、登場するようになった。
書くことは同工異曲で、日本は大国でなくていい。
二流国でよく、大国である中国の下について助けろという。
なぜか。
戦後日本外交の起点には、「侵略戦争の歴史に対する深い自省があった」という。
その認識を前提に、償いをし続けるべきだから、と書く。
社民党や立憲民主党と同じ自虐史観の持ち主で、やはりアメリカ留学帰りだ(ミシガン大学大学院)。 
他の学者に、早稲田大学名誉教授の後藤乾一がいる。
1986年に、日本軍がスマトラ島で要塞を作り、完成後に機密を守るため、作業に従事したインドネシア大労働者3000人を穴に突き落として虐殺した、と発表した。
当時の関係者によれば、作業したのは要塞ではなく防空壕であり、工事中は一人の死者もなく、作業に従事した労務者達には日当が支払われた。
そしてその作業従事者も生きていて証言してくれた。 
後藤はこれとは別に99年8月の朝日新聞で「過酷な戦時支配の歴史」と題し、東ティモールで島民約4万人の死者が出たと発表。
現地の人口構成がいびつになっているのは日本軍が殺したせいだと主張した。
あるいは関東学院大学教授の林博史は、日本軍はマレー半島でマレー人の赤ん坊を放り投げて、銃剣で刺したという作り話を広めた。 彼らの主張の問題は、米国製の嘘と同じで、日本人の自信を喪失させ、白分たちは二流でいいと思い込ませ、何十年経とうとも侵略戦争の罪を償うべきだと洗脳し続けることで、自立する力を日本人から奪おうとしている。 
だが、70年間も同じことをやり続けていると、さすがに飽きられてきた。
読者が朝日のやり方についてこない場面が増えてきた。
安倍政権の大きな成果だ。
この稿続く。


第一次安倍政権と同じように叩き潰そうとしたら、今度は安倍が、従軍慰安婦問題は朝日のフェイクニュースだと逆襲してきた。安倍が憎くて仕方がない。

2019年05月17日 09時49分55秒 | 日記

以下は前章の続きである。
フェイクニュースとの戦いは新たな次元に
フェイクニュースとの戦いを、トランプより先に始めていたのは、安倍晋三だった。 
対談でも触れた、第二次安倍政権誕生前夜、2012年12月末の日本記者クラブの党首討論会で、朝日の星浩が慰安婦問題を糺した。
すると安倍は「あなたの新聞が吉田清治という詐欺師の話を広めたためじゃないですか」と切り返した。
第一次安倍政権と同じように叩き潰そうとしたら、今度は安倍が、従軍慰安婦問題は朝日のフェイクニュースだと逆襲してきた。
安倍が憎くて仕方がない。
でも結局、吉田清治の嘘は隠し切れず、記事撤回を余儀なくされ、追い打ちをかけるように吉田調書問題が出た。 
吉田調書も、この文書の解釈で、天下の朝日様が「福島第一所員が命令違反して撤退した」と読んだことにお前らは文句をつけるのかと開き直っていた。
渡部先生が巻き込まれたのと同じ、居丈高で増長した顔を見せていた。
ところが今回は、各紙の検証で、文書のどこにもそんなことは書いていないと糾弾され、結果、木村伊量社長の首が飛んだ。 
米国では、前述した陰謀のアメリカ、カネのためなら国家転覆の破壊工作や戦争も辞さないグローバリズムが行き詰まり、有権者に見透かされた結果、ヒラリーが大統領選に落選した。
トランプは陰湿なアメリカの代表であるニューヨーク・タイムズやCNNから散々にこき下ろされたが、「彼らはフェイクニュースだ」とやり返していた。
そのトランプにいちはやく会って、あなたより前にフェイクニュースと戦い、勝ったのは私ですと安倍は言った。
あれは朝日に対する勝利宣言だった。 
米国のメディアはまだ影響力があることを思い知らせようと、懸命にトランプを個人攻撃している。
しかし米国のジャーナリズムというのは結局、政府の動向についていかなければ生き残れないから、米国の作る国際秩序と戦争を支持していく運命にある。
そんな米国のメディアを師と仰ぐ朝日は、糸の切れた凧のように、ひたすら安倍叩きを加速させた。 
それで森友・加計問題を引っ張り出したものの、安倍に、フェイクな朝日を信じますかと切り返され、もし私の関与があるなら辞任しますとけしかけられ、大騒ぎしたあげく、総選挙で自民党は単独過半数を大きく超える議席を獲得。朝日は再び敗れた。 
今の日本の政治家で、まともな外交ができるのは安倍しかいないと思うのは戦前派の老人だけかと思っていた。
あとは反安倍の団塊の世代とそのジュニアと思っていたら、あにはからんや、若い人ほど安倍を支持しているという調査結果が出た。
ちょっと嬉しかった。 
安倍政権が成果を挙げることで、日本は変わってきている。
若い世代ほど、フェイクニュースをフェイクだと感知できるようになっている。
これは大きな変化だ。
安倍自身もこの点に手ごたえを感じていることだろう。
その間、朝日は秘密保護法、安保法制、共謀罪、森友・加計と、政局づくりに失敗し続けた。
憲法改正ですら、賛否が拮抗しつつある自社の世論調査結果を認めざるを得なくなっている。
朝日はこれまで、世論操作で政局を作ろうとし、成功してきた。
ところが第二次安倍政権では有権者にそれが見抜かれ、しかもいくら世論操作しても負け続けている。
朝日の戦後的なやり方が限界にきている証拠ではないか。 
紙面を見ても、朝日新聞は変わってきている。
アンチ安倍、アンチ原発、アンチ日本以外の部分では、健康雑誌に似てきた。
どうすれば便秘が治るとか、健康雑誌と女性雑誌がコラボしたような紙面づくりになってきた。 
内部の人間に訊くと、部数減が止まらず、取材費も制限され、2016年にはタクシーチケットが廃止された。
さらに給料も、19年4月から平均160万円減額されることになったという。
新聞社がこのまま死んでいく運命だとすれば、フェイクニュースとの戦いの様相も変わる。 
もし朝日新聞がまともになって、本当のことを伝えるようになれば、日本は半年も経たずに良い方向へ大きく変わるだろう。
この稿続く。


フェイクニュースとの戦いを、トランプより先に始めていたのは、安倍晋三だった…2012年12月末の日本記者クラブの党首討論会で、朝日の星浩が慰安婦問題を糺した

2019年05月17日 09時48分20秒 | 日記

以下は前章の続きである。
フェイクニュースとの戦いは新たな次元に
フェイクニュースとの戦いを、トランプより先に始めていたのは、安倍晋三だった。 
対談でも触れた、第二次安倍政権誕生前夜、2012年12月末の日本記者クラブの党首討論会で、朝日の星浩が慰安婦問題を糺した。
すると安倍は「あなたの新聞が吉田清治という詐欺師の話を広めたためじゃないですか」と切り返した。
第一次安倍政権と同じように叩き潰そうとしたら、今度は安倍が、従軍慰安婦問題は朝日のフェイクニュースだと逆襲してきた。
安倍が憎くて仕方がない。
でも結局、吉田清治の嘘は隠し切れず、記事撤回を余儀なくされ、追い打ちをかけるように吉田調書問題が出た。 
吉田調書も、この文書の解釈で、天下の朝日様が「福島第一所員が命令違反して撤退した」と読んだことにお前らは文句をつけるのかと開き直っていた。
渡部先生が巻き込まれたのと同じ、居丈高で増長した顔を見せていた。
ところが今回は、各紙の検証で、文書のどこにもそんなことは書いていないと糾弾され、結果、木村伊量社長の首が飛んだ。 
米国では、前述した陰謀のアメリカ、カネのためなら国家転覆の破壊工作や戦争も辞さないグローバリズムが行き詰まり、有権者に見透かされた結果、ヒラリーが大統領選に落選した。
トランプは陰湿なアメリカの代表であるニューヨーク・タイムズやCNNから散々にこき下ろされたが、「彼らはフェイクニュースだ」とやり返していた。
そのトランプにいちはやく会って、あなたより前にフェイクニュースと戦い、勝ったのは私ですと安倍は言った。
あれは朝日に対する勝利宣言だった。 
米国のメディアはまだ影響力があることを思い知らせようと、懸命にトランプを個人攻撃している。
しかし米国のジャーナリズムというのは結局、政府の動向についていかなければ生き残れないから、米国の作る国際秩序と戦争を支持していく運命にある。
そんな米国のメディアを師と仰ぐ朝日は、糸の切れた凧のように、ひたすら安倍叩きを加速させた。 
それで森友・加計問題を引っ張り出したものの、安倍に、フェイクな朝日を信じますかと切り返され、もし私の関与があるなら辞任しますとけしかけられ、大騒ぎしたあげく、総選挙で自民党は単独過半数を大きく超える議席を獲得。朝日は再び敗れた。 
今の日本の政治家で、まともな外交ができるのは安倍しかいないと思うのは戦前派の老人だけかと思っていた。
あとは反安倍の団塊の世代とそのジュニアと思っていたら、あにはからんや、若い人ほど安倍を支持しているという調査結果が出た。
ちょっと嬉しかった。 
安倍政権が成果を挙げることで、日本は変わってきている。
若い世代ほど、フェイクニュースをフェイクだと感知できるようになっている。
これは大きな変化だ。
安倍自身もこの点に手ごたえを感じていることだろう。
その間、朝日は秘密保護法、安保法制、共謀罪、森友・加計と、政局づくりに失敗し続けた。
憲法改正ですら、賛否が拮抗しつつある自社の世論調査結果を認めざるを得なくなっている。
朝日はこれまで、世論操作で政局を作ろうとし、成功してきた。
ところが第二次安倍政権では有権者にそれが見抜かれ、しかもいくら世論操作しても負け続けている。
朝日の戦後的なやり方が限界にきている証拠ではないか。 
紙面を見ても、朝日新聞は変わってきている。
アンチ安倍、アンチ原発、アンチ日本以外の部分では、健康雑誌に似てきた。
どうすれば便秘が治るとか、健康雑誌と女性雑誌がコラボしたような紙面づくりになってきた。 
内部の人間に訊くと、部数減が止まらず、取材費も制限され、2016年にはタクシーチケットが廃止された。
さらに給料も、19年4月から平均160万円減額されることになったという。
新聞社がこのまま死んでいく運命だとすれば、フェイクニュースとの戦いの様相も変わる。 
もし朝日新聞がまともになって、本当のことを伝えるようになれば、日本は半年も経たずに良い方向へ大きく変わるだろう。
この稿続く。


戦後に取り入れた自虐史観を規範として崇めつつ、善悪の判断は所属する朝日の規範が優先するから、「日本軍が悪い」ことさえクリアしていれば、事実かどうかは関係ない。ここまでくると、もはや確心犯である。

2019年05月17日 09時46分32秒 | 日記

米国人とシナ人の合作した大嘘を、本多勝一が増幅したわけだが、天声人語は2017年になっても「日本軍が南京で多くの中国人を虐殺したのが80年前の今月。記憶することの難しさと忘却することの危うさ」と書く。
この筆者は、執筆前に自社の調査部に行くべきだった。
そこには南京入城から部隊とずっと行動を共にしていた先輩記者の現地報告があり、80名を越える先輩カメラマンや記者が日々撮影し続けた南京市街の写真がある。
本多が書き換える前の、真実の写真の解説文がある。
蒋介石車の恐怖から救われた市民の笑顔ばかりで、虐殺を報じたものなどない。
なぜこんなところから大虐殺の話が出るのかと疑問に思うはずだ。何といっても、現地に一番多く記者を派遣していたのは朝日だったからである。
彼らが目撃していたものこそ、真実だ。 
対談中に取りあげた脂肪瘤を60年前のコブだと言い張る記事も、本多勝一と同じ、日本は残忍だと書きたいための見え透いたウソだ。
戦後に取り入れた自虐史観を規範として崇めつつ、善悪の判断は所属する朝日の規範が優先するから、「日本軍が悪い」ことさえクリアしていれば、事実かどうかは関係ない。ここまでくると、もはや確心犯である。 
そんな朝日が好んで使う学者がいる。
例えば対談でも触れたジョン・ダワーだ。
ダワーこそ歴史を都合よく書き換えて、日本が悪かったことにしたいアメリカ人の代表だ。 
日本はなぜ戦争をしたのか。
アメリカが仕組んで真珠湾に突っ込ませた経緯について、ダワーは『敗北を抱きしめて』の冒頭で大略次のように書いている。
「日本人は驚くほどの勢いで白人文明を身に着け、発展したが、ある日突然発狂して残虐になり、性格も豹変して、侵略を始めた」。
冗談ではない。白人の上から見下す白人優越意識にはうんざりだが、そもそもなぜ発狂したのか、その理由はこの本をずっと読んでも書いていない。
せいぜい出てくるのは、『人種偏見』という本の中で、日本人は白人国家のクラブから追い出されたからだ、つまり白人になれず、クラブへの参入を拒否されたために、おかしくなったという。とんでもない。戦前の日本人が白人になりたいなどと求めたことは一度もない。
人種平等は唱えた。
人種の壁があることに異議を申し立てたのであり、白人クラブに入れてくれとご機嫌伺いしたり、準白人扱いしてくれと言ったことなどない。
そんな邪推をあえてするジョン・ダワーは、いかに卑屈な人間かお里が知れるが、それを重用するのが朝日だ。 
ダワーと同じくらい朝日が好んで使うのが、慶応大学教授の添谷芳秀(国際政治学者)だ。
最初は日経新聞に99年6月に出ると、すぐに朝日新聞に気に入られ、登場するようになった。
書くことは同工異曲で、日本は大国でなくていい。
二流国でよく、大国である中国の下について助けろという。
なぜか。
戦後日本外交の起点には、「侵略戦争の歴史に対する深い自省があった」という。
その認識を前提に、償いをし続けるべきだから、と書く。
社民党や立憲民主党と同じ自虐史観の持ち主で、やはりアメリカ留学帰りだ(ミシガン大学大学院)。 
他の学者に、早稲田大学名誉教授の後藤乾一がいる。
1986年に、日本軍がスマトラ島で要塞を作り、完成後に機密を守るため、作業に従事したインドネシア大労働者3000人を穴に突き落として虐殺した、と発表した。
当時の関係者によれば、作業したのは要塞ではなく防空壕であり、工事中は一人の死者もなく、作業に従事した労務者達には日当が支払われた。
そしてその作業従事者も生きていて証言してくれた。 
後藤はこれとは別に99年8月の朝日新聞で「過酷な戦時支配の歴史」と題し、東ティモールで島民約4万人の死者が出たと発表。
現地の人口構成がいびつになっているのは日本軍が殺したせいだと主張した。
あるいは関東学院大学教授の林博史は、日本軍はマレー半島でマレー人の赤ん坊を放り投げて、銃剣で刺したという作り話を広めた。 彼らの主張の問題は、米国製の嘘と同じで、日本人の自信を喪失させ、白分たちは二流でいいと思い込ませ、何十年経とうとも侵略戦争の罪を償うべきだと洗脳し続けることで、自立する力を日本人から奪おうとしている。 
だが、70年間も同じことをやり続けていると、さすがに飽きられてきた。
読者が朝日のやり方についてこない場面が増えてきた。
安倍政権の大きな成果だ。
この稿続く。


南京入城から部隊とずっと行動を共にしていた先輩記者の現地報告があり、80名を越える先輩カメラマンや記者が日々撮影し続けた南京市街の写真がある

2019年05月17日 09時37分59秒 | 日記

米国人とシナ人の合作した大嘘を、本多勝一が増幅したわけだが、天声人語は2017年になっても「日本軍が南京で多くの中国人を虐殺したのが80年前の今月。記憶することの難しさと忘却することの危うさ」と書く。
この筆者は、執筆前に自社の調査部に行くべきだった。
そこには南京入城から部隊とずっと行動を共にしていた先輩記者の現地報告があり、80名を越える先輩カメラマンや記者が日々撮影し続けた南京市街の写真がある。
本多が書き換える前の、真実の写真の解説文がある。
蒋介石車の恐怖から救われた市民の笑顔ばかりで、虐殺を報じたものなどない。
なぜこんなところから大虐殺の話が出るのかと疑問に思うはずだ。何といっても、現地に一番多く記者を派遣していたのは朝日だったからである。
彼らが目撃していたものこそ、真実だ。 
対談中に取りあげた脂肪瘤を60年前のコブだと言い張る記事も、本多勝一と同じ、日本は残忍だと書きたいための見え透いたウソだ。
戦後に取り入れた自虐史観を規範として崇めつつ、善悪の判断は所属する朝日の規範が優先するから、「日本軍が悪い」ことさえクリアしていれば、事実かどうかは関係ない。ここまでくると、もはや確心犯である。 
そんな朝日が好んで使う学者がいる。
例えば対談でも触れたジョン・ダワーだ。
ダワーこそ歴史を都合よく書き換えて、日本が悪かったことにしたいアメリカ人の代表だ。 
日本はなぜ戦争をしたのか。
アメリカが仕組んで真珠湾に突っ込ませた経緯について、ダワーは『敗北を抱きしめて』の冒頭で大略次のように書いている。
「日本人は驚くほどの勢いで白人文明を身に着け、発展したが、ある日突然発狂して残虐になり、性格も豹変して、侵略を始めた」。
冗談ではない。白人の上から見下す白人優越意識にはうんざりだが、そもそもなぜ発狂したのか、その理由はこの本をずっと読んでも書いていない。
せいぜい出てくるのは、『人種偏見』という本の中で、日本人は白人国家のクラブから追い出されたからだ、つまり白人になれず、クラブへの参入を拒否されたために、おかしくなったという。とんでもない。戦前の日本人が白人になりたいなどと求めたことは一度もない。
人種平等は唱えた。
人種の壁があることに異議を申し立てたのであり、白人クラブに入れてくれとご機嫌伺いしたり、準白人扱いしてくれと言ったことなどない。
そんな邪推をあえてするジョン・ダワーは、いかに卑屈な人間かお里が知れるが、それを重用するのが朝日だ。 
ダワーと同じくらい朝日が好んで使うのが、慶応大学教授の添谷芳秀(国際政治学者)だ。
最初は日経新聞に99年6月に出ると、すぐに朝日新聞に気に入られ、登場するようになった。
書くことは同工異曲で、日本は大国でなくていい。
二流国でよく、大国である中国の下について助けろという。
なぜか。
戦後日本外交の起点には、「侵略戦争の歴史に対する深い自省があった」という。
その認識を前提に、償いをし続けるべきだから、と書く。
社民党や立憲民主党と同じ自虐史観の持ち主で、やはりアメリカ留学帰りだ(ミシガン大学大学院)。 
他の学者に、早稲田大学名誉教授の後藤乾一がいる。
1986年に、日本軍がスマトラ島で要塞を作り、完成後に機密を守るため、作業に従事したインドネシア大労働者3000人を穴に突き落として虐殺した、と発表した。
当時の関係者によれば、作業したのは要塞ではなく防空壕であり、工事中は一人の死者もなく、作業に従事した労務者達には日当が支払われた。
そしてその作業従事者も生きていて証言してくれた。 
後藤はこれとは別に99年8月の朝日新聞で「過酷な戦時支配の歴史」と題し、東ティモールで島民約4万人の死者が出たと発表。
現地の人口構成がいびつになっているのは日本軍が殺したせいだと主張した。
あるいは関東学院大学教授の林博史は、日本軍はマレー半島でマレー人の赤ん坊を放り投げて、銃剣で刺したという作り話を広めた。 彼らの主張の問題は、米国製の嘘と同じで、日本人の自信を喪失させ、白分たちは二流でいいと思い込ませ、何十年経とうとも侵略戦争の罪を償うべきだと洗脳し続けることで、自立する力を日本人から奪おうとしている。 
だが、70年間も同じことをやり続けていると、さすがに飽きられてきた。
読者が朝日のやり方についてこない場面が増えてきた。
安倍政権の大きな成果だ。
この稿続く。


以下は今日の公式ハッシュタグランクイン記事一覧である。

2019年05月17日 09時11分24秒 | 日記

公式ハッシュタグランクイン記事一覧


以下は昨日の検索数ベスト50である。

2019年05月17日 06時17分32秒 | 日記

1

辻元清美の両親の国籍は韓国なんでしょうか? 国籍が韓国である噂は多かったので、 帰化の噂の真相を調べてみますと、

3

トップページ

4

豊中市議である木村真は、あの悪名高い連帯ユニオン、関西地区生コン支部と地方議員ネットワークの副代表であり、

5

有名なのは、橋本龍太郎元首相を籠絡した中国人女性通訳のケースだ。

6

この小泉が、松沢病院に入院歴があるということについては、小泉家の極秘事項になっている。

7

おもしろいですね、消えないコブの研究なんて(笑)…天然記念物です。世界遺産になりますよ(笑)。

8

5年前の8月まで朝日新聞に日本を支配させていた態様、今、沖縄タイムズと琉球新報に沖縄県を支配させている態様…

9

となると、例えば、なんの恋愛感情もない男二人が共謀して、俺らカップルやと称して同居すると、5万円を得られる。

10

it is a popular page best 10 in yesterday on ameba

11

以下は今日の公式ハッシュタグランクイン記事一覧である。

12

State at now that the Okinawa times and Ryukyu Shimpo are dominating Okinawa Prefecture

13

自由や民主主義を価値観の基礎に置く米軍が沖縄にいることが、中共政権の進出を抑えているのが実情ではないのか。 

14

Bob Dylan - Jokerman

15

以下はアメーバにおける今日の公式ハッシュタグランクイン記事一覧である。

16

何故か?本当の大馬鹿者達だからである。日本の知性と自由を汚す者達だからである。日本人の風上にもおけない連中だからである。中国や朝鮮半島に阿る...最低の下種野郎、女郎達なのである

17

以下は今日の公式ハッシュタグランクイン記事一覧である。

18

In order to say that the Japanese army was cruel, it posts an absurd article that

19

This is the true identity of what they called 'Yellow Peril'.

20

「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」。周辺国を見渡して、そんな諸国民がどこにいるのかという当然の疑問はさておく。

21

Japan Teachers' Union has also taught children that 'Japan is bad completely.'

22

以前に書いたカナダのモントリオールのライブの時と同じように…大オーディエンスの中の多数の女性達…彼女達が彼等の音楽の響きを聴いている時の…一緒に歌っている時の表情の美しさは

23

中国政府のご理解をいただきたい」と述べて、沖縄県が中国の版図に入っているかのような雰囲気を匂わせた。

24

The largest postwar regime-Media despotism of Asahi Shimbun

25

Coldplay - Every Teardrop Is A Waterfall (Official)

26

以下はリアルタイムのベスト10である。

27

では、中共政権は沖縄県に何を求めているのだろう。注目すべきなのは中共政権支配海域ではメタンハイドレートの存在が確認されていないことだ。

28

朝日新聞は、もはや、完全に売国新聞であり、国賊新聞であると言っても全く過言ではないのである。

29

「これのとおり、世界は日本を蔑視している」、と喜々として記事を書き続けて来た彼らの親玉である朝日新聞の、これ以上ない愚者としての態様は5年前の8月までは世界には隠され続けて

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It is a strange newspaper that exists only to advocate anti-Japanese acquittal.

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I think that propaganda color is too strong rather than coverage.

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翁長雄志知事は2年前「思いがけず、李克強総理とお会いできたことを嬉しく思う」と述べたが、それは思いも掛けずではなく、工作し、包摂する為に会ったのだ。

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外国人による土地取引もザル状態で、中国、韓国資本がやりたい放題だ。まず、人口流出と過疎に悩む対馬が、韓国資本のターゲットになっている

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彼らが如何に朝鮮半島に鴨られて来たのか…彼らの自虐史観…そこから生じている反日思想が如何に朝鮮半島に利用されて来たのかが馬鹿馬鹿し過ぎて涙が出るほどの…

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日本周辺の資源を求めての行為であり、それらは歴史的に中原に政権が成立してからの漢族が取ってきた行為の継承そのものである。 

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それは汪洋副首相に対し、あたかも沖縄は独立した存在であるかのように響かせる発言であり沖縄が日本の一地方に過ぎないことを失念した発言でもあった。

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以下はアメーバにおける今日の公式ハッシュタグランクイン記事一覧である。

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この辺に興味を持たないトランプ政権になっても、なお駐留を続ける理由は新興支那がここを狙い出したからだ。

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正恩氏は高層住宅や大規模なスキー場、遊園地の建設など国内の生活・娯楽インフラ開発も進めたが、こちらは特権層である平壌市民を喜ばせる“下賜サービス”の類いだろう

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Il n'y a pas plus de beauté que cela.

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No hay más belleza que esto.

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它的激烈研究不是白天或黑夜,无论是冬天还是夏天,不紧张都很奇怪

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以下は今日の公式ハッシュタグランクイン記事一覧である。

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Je pense que la couleur de la propagande est trop forte plutôt que la couverture.

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国民党政府は、この事件を機にエリート層の一掃を狙い、日本統治時代の知識階層を一網打尽にしようとしたのである。 

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その「深い理由」とは、中国は尖閣諸島を自国領だと主張するだけではなく「奄美・琉球」を含めて、南西諸島全域を中国領土だと主張する「真意」を持って反対している、のではなかろうか

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もし仮に、同性婚姻をどうしても成立させたいと思えば、方法はある。すなわち前引の憲法第24条を改正することである。憲法が同性婚を認めるならば、なんの問題もなかろう

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とすれば、憲法違反の下、故なく地方公共団体の互助会が祝い金を出すことは、公金の横領と言っていいぐらいの不正支出に相当するのではないか。

 


新聞記者なら、毒ガスが地を這うことくらいは知っているべきで、空を舞いよってはいけない、カラスを殺しても意味がないと気づかないのかと、担当の佐竹部長に言った

2019年05月17日 01時08分26秒 | 日記

以下の本については読み残しがあったはずと思い再読したのだが、この本は日本国民のみならず世界中の人たちが読まなければならない本である。
この本を読まなければ戦前、戦中、戦後の事実を、私たちは全く分からないと言っても過言ではない。
これは凄い本である。
戦後の世界で唯一無二のジャーナリストである高山正之が、戦後の日本で…最高にして最大の本物の学者であり知識人だった渡部昇一氏と氏の逝去1年前に対談した…その内容と重さは、戦後最高の本であると言っても過言ではない。
以下の終章での高山正之の解説で…例えば…私が外国特派員協会の記者クラブなる組織に対して非常な疑念を持って言及して来た事が全く正しかった事…と同時に…この組織の由来を…
高山正之は、日本国民に…初めて明瞭に、完璧に教えてくれている。
或いはNHKに対しての私の批判の正しさと、NHKの態様の所以も完璧に明らかにして教えてくれている。
私は、つくづく思う。
高山正之こそ、ありとあらゆる意味においてノーベル賞の文学賞や平和賞に相応しい、と。
戦後の世界で唯一無二の…彼の仕事に応える…それが私たちの当然の礼儀であると私は確信する。
読者は、様々な箇所で、高山正之と私は、まるで双生児の様だと思うだろう。
終章 迷走して行き場を失う「敗戦利得者」―高山正之
「朝日に楯突く気か、潰してやる」 
対談を終えて、解説しておかねばならないことがある。 
朝日を筆頭とする主流派マスコミが、あたかも言論の検閲官のようにふるまい、目障りな論者を葬り去ろうとするのはなぜか。
その思い上がり、傲慢さの原点には戦後、米国の意を受けて、日本の侵略戦争と残虐行為の罪を追及する役割を与えられたことがある。
日本を無条件に悪とする限りにおいて、歴史を好き放題に書くことのできる、大きな権力を与えられたのと同じになった。
渡部昇一先生がいちはやく歴史観を主戦場に選び、半世紀近くも「敗戦利得者」と戦ってこられたのは、まさに慧眼だった。
敗戦直後は朝日もまともだった。
鳩山一郎に原爆の非人道性を指摘する論考を書かせたが、GHQは朝日を発行禁止にして脅しをかけ、この次はもう廃刊だと脅しつけたら、あっさりと転んだ。 
GHQは朝日を一番の子分にした。
その他の新聞など当時、眼中になかったからだ。
日本軍による虐殺やバターン死の行進のようなホラ話を書かせようとし、まず新聞社には紙の割り当てを制限した先例がある。
英国はビルマを支配するとまず紙を専売制とし、キリスト教会でしか売らせなかった。
すると仏教徒がほとんどのビルマ人には紙が手に入らなくなって抵抗活動も停滞した。
情報伝達手段を押さえるのは、植民地支配の基本だ。
戦後日本でも、新聞は一枚のペラしか許されなかったが、「太平洋戦争」という連載をやらせて、GHQが宣伝に使う時だけは増ページ、つまり2枚4ページにする。
そうやって新聞をコントロールした。 
GHQは朝日と同様、NHKも日本人騙しの道具にした。田村町(内幸町)のNHKビルにはGHQのスタッフが大勢入って指図した。
手狭なので、今は新国立美術館になっている麻布歩兵第三連隊跡に移転させ、星条旗新聞社が同居してGHQ直営日本語放送局にするはずだった。
しかし朝鮮動乱が起きて計画は中断し、NHKは代々木に移った。 
米国が朝日を重用した理由は、対談でも触れたように、後のCIAになるOSSの創立メンバー、アレン・ダレスとの密接な関係がある。政界入りしていた緒方竹虎(元副社長・主筆)と、論説主幹の笠信太郎の両者とも、ダレスとのつながりが深い。
60年安保の例を出したように、朝日を使って、新聞と世論をコントロールする体制が出来上がっていたわけだ。 
GHQはもう一つ、日本の世論を操作するために外国人記者会を置いた。
気に喰わない政治家が出た場合、ここが「国際世論」を作り出し、朝日とNHKに粛清させる。 
マーク・ゲインの『ニッポン日記』に、GHQの意向で外国人記者会の午餐会に鳩山一郎を呼び出し、特派員たちが吊るし上げるくだりがある。
朝日はそれを受けて鳩山一郎を叩き、政治的に葬った。
GHQがいなくなっても、このシステムは生き残った。
田中角栄の金脈問題では、外国人記者会が田中を午餐会に招き、総攻撃するのを見て、それまで『文藝春秋』が報じても取り上げなかった日本の各紙は一斉に追随し、角栄は辞任に追い込まれた。
続くロッキード事件も全く同じ構図だった。 
こうした戦後体制があるから、朝日の権威は盤石に見えた。
そこで気に喰わない論者の主張を検閲し、朝日の力で潰そうとする圧力がかけられるようになった。
対談で触れたように、渡部先生も、大西巨人との架空の論争で紙面を作られたことが発端となり、朝日との長年の戦いが始まった。 
渡部先生がなぜ徂われたかと言えば、朝日新聞の望まないことを主張したからだ。
似たようなケースは、それ以前にもあった。例えば『ビルマの竪琴』で知られる竹山道雄は1968年、米空母エンタープライズの佐世保寄港について、朝日社会面で5名の識者の意見を紹介した中、ただ一人だけ賛成した。
これに対して、朝日の煽りに乗せられた感情的非難の投書が殺到し、「声」欄に続々と掲載された。
東京本社だけで250通を越す批判の投書が寄せられる中、朝日は竹山の再反論をボツにして、対話を断った形で論争を終結させた。
朝日「声」欄の編集長は当時の『諸君!』に、担当者の判断で投書の採用を選択するのはどこでも行われていることと強弁した。 
竹山道雄をやっつけて、「朝日の言うことを聞かないとどうなるか、思い知らせてやる」という尊大さをにじませた。
朝日に逆らう者は許さないという思考が朝日新聞にはある。
その特性は、そのまま現在まで続いている。 
個人的なことを言えば、朝日との因縁の始まりは、昭和41(1966)年に起きた羽田沖の全日空機墜落について、昭和56(1981)年に異論を唱えたことだった。
あの事故はパイロットミス説でほぼ決まっていたが、朝日が機体欠陥説を支持して騒ぎ、事故調査委員会は結局、朝日に押し切られて原因不明にした。
しかし私が航空担当になっていろいろ話を聞いてみると、古手のパイロットたちのほとんどが、ボーイング727型機の性能を使いこなせなかったパイロットミスだという。
そういう趣旨の記事を全日空の関係の雑誌にまとめたら、朝日の記者が取材に来て、総合面のトップ記事で、朝日の主張する機体欠陥説を不遜にも否定する意見を出したと、私と取材対象者の全日空関係者を名指しで叩いた。 
本当の話をして何がいけないのか、異論を許さない朝日の姿勢に呆れかえったが、全日空も朝日で叩かれたからたまらない。
関係した役職者何人かが減俸処分にされ、朝日に恭順の意を示した。朝日は「俺の書いたことに文句をつけるやつは許さない」という姿勢を示すために紙面を使うことにためらいがない。 
全日空ですら謝罪と戒告の減俸処分をしたのには驚いた。
いったいなぜ、朝日と違う説を唱えることさえ許されないのか。
これも、渡部昇一先生が因縁をつけられたのと同じ、言論封殺の構図だ。 
その少し後、社会部デスクになった。
すると対談でも触れた朝日一面の毒ガス記事が出た。
当時、社会部記者の石川水穂が「あれは毒ガスじゃなくて煙幕だ」という原稿を持ってきたから、社会面トップで大きく掲載した。
すると翌日、朝日の担当部長がどなり込んできたからまた驚いた。 
普通、記事の間違いを指摘されたら、ミスがあったかもしれないと徹底的に調べなおすのが記者、あるいは編集者の態度だろう。
常識で考えても、毒ガスが空に立ち上っているわけがない。 
最初に使われた毒ガスをイペリットという。
ベルギーのイーペルという村の近くで初めて使用されたマスタードガスの別名だ。
膠着していた西部戦線で、連合軍側のほうに風がなびいている時にボンベのふたを開けると、このイペリットは地面を這って相手陣の塹壕の中に流れ込む。
それで敵陣の塹壕の中にいる将兵が死ぬ。 
マスタードガスというのは臭いがマスタードに似ているのと、色がやや黄色いからだ。
対談でも触れたが、86年、テヘラン支局長の時、イランの野戦病院で実際にその負傷兵も見ており、凄惨なものだと思った。
新聞記者なら、毒ガスが地を這うことくらいは知っているべきで、空を舞いよってはいけない、カラスを殺しても意味がないと気づかないのかと、担当の佐竹部長に言った。
すると「産経風情が朝日に盾突く気か」[産経など潰してやる]ときだ。
いったい何様のつもりなのか。朝日の報道内容に疑問を呈してはならない、「天下の朝日」の考えに逆らってはいけないというわけだ。ひどく増長した態度に驚いた。 
その後、石川水穂が写真の出典も見つけて報じ、結局、数日後に朝日は訂正記事を書く羽目になったが、「毒ガスではなかった」と訂正せず、「作戦の場所が違っていた」というはぐらかし訂正で逃げた。
この逃げ方は、最近の森友学園報道で朝日が「開成小学校」を「安倍晋三小学校」と報じたことについての言い訳とそっくりだ。
「校名などが当初、黒塗りになっていたため、朝日新聞は籠池氏への取材に基づいて、籠池氏が『安倍晋三記念小学校』の校名を記した趣意書を財務省近畿財務局に出したと明らかにした、と5月9日付朝刊で報じた」(2017年11月25日付) 
間違っておきながら訂正もお詫びもしない。
いかなる誤報があっても、朝日が書いたことに間違いを指摘するのは許されず、逆ギレする。
通常なら考えられない思い上がりと特権意識だ。 
そういえば、入社同期の記者でいつの間にか朝日に移ったのがいた。支局から社会部に上がった頃、どこかの現場で会い、声をかけると、キッとこちらを見据えて「俺はもう朝日新聞の記者だ。『さん』付けで呼べ」と。
もうお前とは格が違うという言い方をする。
朝日人というのは選ばれたジャーナリストで、お前らとは違うと、新聞社同士でもそういう特権意識を丸出しにしていた。
日本がいかにダメか、書き連ねたい病理 
現実に朝日新聞がやってきたことは、日本人の醜悪さを強調し、この民族は根性からしてダメだと書くことだった。
サンゴ落書き事件に典型的に表れたように、自分で落書きしておいて「日本人の記念碑になるに違いない。百年単位で育ってきたものを瞬時に傷つけて恥じない、精神の貧しさの、すさんだ心の……」と書く。
精神が貧しく恥知らずな日本人が、いかにダメかを嬉しそうに批判していた。 
1999年のカンヌ国際広告祭で金賞に選ばれた、ノルウェーのブローテン航空(BRAATHENS Airline' 現スカンジナビア航空)が作成した「The Japanese」というコマーシャルがある。 
内容は日本人乗客がオドオドしながら飛行機に乗り込んできて、機内食の中からポリ袋に入っだものを取り上げて、おしぼりだと思って顔をふいたらピーナッッバターがべったり。
画面が変わり次に本物のおしぼりが出された際に、今度は菓子だと早合点し、「今はおなかいっぱいだから」と断る、というものだ。
乗りなれない飛行機で、日本人乗客が、周りの様子をうかがいつつ、結局失敗するというストーリーだ。 
機内サービスのおしぼりは日本のものだ。
ノルウェー人などは手を拭くことも知らなかった。
おしぼりを出されても、靴でも拭くのかと思っていたようなノルウェー人の航空会社が、最近になって、自分たちもおしぼりを提供し始めた。
それが嬉しくて日本人ならまだ知らないだろうと思って創った作品だ。
朝日は、日本人は外国からこのように恥ずかしく見られていると自虐趣味たっぷりに書く。
新聞社なら、これは大間違いで、おしぼりが分からないような日本人はいない、と書くのが常識的な反応だろう。
そうまでして日本人を醜く書きたいか。これも朝日の病理だ。
この稿続く