芥川の読者数では圧倒的なgooの皆さまに、こう言ってはなんですが、僕の写真は、FC2で見ると、その良さが分かると思う…疲れた心を癒し、元気づける事は請け負います。
「文明のターンテーブル」で叩いて見て下さい。
写真の容量、文書の容量に於いては、やっぱり米国に一日の長がある。
僕は、たくさんの米国人に、見てもらいたいと思う。
芥川の読者数では圧倒的なgooの皆さまに、こう言ってはなんですが、僕の写真は、FC2で見ると、その良さが分かると思う…疲れた心を癒し、元気づける事は請け負います。
「文明のターンテーブル」で叩いて見て下さい。
写真の容量、文書の容量に於いては、やっぱり米国に一日の長がある。
僕は、たくさんの米国人に、見てもらいたいと思う。
大体、全社員の半分だけで…後の半分は閑職に追いやって経営を為そう等と言う会社が、うまくいく訳はないのです…芥川の2か月前頃の章を御参照下さい。
21日、日曜日の夜、くりきんとんのTさんが教えてくれた事。…僕は、この日も、昼過ぎに、新快速に乗って…皆、立ってでも向かうのです…僕は幸い、ドア横の硬い席だけど座る事はできたが…京都に向かった。一気に行きたかったから、タクシーをつかまえ、渋滞の手前まで行っていた時、仕事で急な電話が入った為、とんぼ帰りで帰阪…芥川は、未だに、この20年に決着を着けられないでいるのです。
…この日、御堂筋でデモがあった、と…「マスコミはいつまでも小沢一郎氏に、濡れ衣を着せるな」…「小沢氏を活躍させろ」…各層にまたがった、整然としたデモだったそうです…無論、このことを伝えたテレビニュースはなかったはず。
大阪人の正しい伝統=権力に追従しない、権力を疑う=は、生きてるな、と僕は思った…昨日、弊社専務と、この事を話していた時、もし、何の用事もなく、御堂筋を歩いていて、このデモに遭遇したら、芥川も参加した。と
おはようございます。みなさんは、今週号の週刊朝日は読んでいますか?
僕は、今朝、ある特集記事を読み直してみて…星氏が言語同断な論説を書いたからだろう…何度も言及して来た通り、日本の週刊誌では「週刊朝日」以上のものはない…今週号の特集、徹底検証、裏切りの15ヵ月「民主党はどこで間違えたのか」は、この週刊誌を読んでいない大半の国民が知らない事が見事に書いてある…勿論、きちんと検証された記事だ。
その枕の見出し。
子ども手当の満額支給に八ツ場ダムの中止、ガソリン税の暫定税率廃止―次々と公約を撤回し、外交でも失敗を重ねる菅内閣は、ついに、霞が関の振付師である財務省にも愛想を尽かされたようだ。決断できない首相のもとで、来年度の予算編成を立ち往生させるわけにはいかないと、霞が関の〝菅外し″が加速し始めている。
本文は、是非買ってお読みください。これとカームラの記事を読めば、今の政権の実態が完璧に分かるでしょう。
民主党が、どこで間違えたかと言えば…始まりは2年前、代表だった小沢一郎氏に検察が襲いかかった時の、稜雲会の動きについては…嘲笑に近い、当時の週刊朝日の記事を、2か月ほどの前の章に転載していますから、御参照下さい。
この時から始まっていた間違いを、致命的に増長させたのは、マスメディアである事に対しての反省を為すどころか、星氏は、あんな論説をはっている始末な訳です。
代表選の後に、田原総一郎氏が、「ギロン堂」で書いていた通り…検察は、小沢一郎氏を「悪い奴」に仕立て上げる事には成功した…該当の章を御参照下さい。
マスメディアが、これに完全に乗っかり、小沢氏を排除して、現政権を作った。もし、小沢氏が、その力量通りに、首相に成っていたならば、尖閣、ロシアは、全く別な様相を見せていたであろうことは、今や、全国民が理解している事実だろう。
小沢氏にあって、かれらに無いものが、今の状況を作っていることは明々白々な、この時、マスメディアよ、あなたがたは何を思うか。
奇しくも今朝の朝日には、小沢氏が、テレビや新聞の取材は極力拒否し、これからは、ネットテレビで信条等を話したい…国民も真実はネットを通して知るしかないんじゃないか…との記事がある。
日本のディーセンシィは、昨日、今日つくられたものではなく、1,000年超の積み重ねなのだ…それこそが本当の体制なのである。
なにものかに属した呑百姓というのは、常に、真実を怖がるのである…何故かは言うまでもないだろう…自分が属しているなにものかが、全くの虚構であること…真実に反したものであることを暴かれるのが怖いのだ。
僕のFC2におけるサイトパワーは伊達ではなく、今は、もっと上がっているのではないかと思う…アメリカの知識人層に伝わっていると芥川は確信している。
週刊現代が紹介していたCNNの一週間にわたる日本特集だって、芥川の「文明のターンテーブル」の影響がないとは言えないぞと思っている(笑)
首相が、ころころ変わる事についても、言えば良いのだ…私たちの国を作って来たのは庶民であり、どこかの一家族でもなければ、マスメディアでもないし、自民党でもない。
私たちは、その結果として終身雇用制を採用してきて、戦後の奇跡、世界に名だたる技術大国を作り上げてきたのだが、あなたがた20世紀資本主義が生みだした…愚かな商業主義の結果としての…マスメディア全体主義が作り出した「失われた20年」の過程で…何もかも貴方たちの有り様に合わせた。
結果至上主義…分けても経営者は任期中=単年度に業績アップを為さなければ失格…短期的な視野での経営を…それが正しいとの声が大きくなったのが、この20年であるとも言える…ほぼ100%受け入れた結果、
世界有数の単一民族である我々は、あなたがたより遥かに、皆で、その方向を向くのであるから、半年経っても結果を出せない首相には、NOを突き付けるだけのこと。至極当然のことで卑下する事でも何でもない。
世界の誰よりも、短期的に結果を出す資本主義を実践しているだけのこと。
「日本は世界一厳しい…半年の間に目に見える結果を出さなければ、駄目なんですよ」と、世界に告げれば良いだけの事。
ある種の人間たちは、事実をとことん検証する事を、何故か恐れるが…日本人のディーセンシィは、昨日、今日作られたものではない…隠しておかなければならない何かが在る様な、脆弱なものではないのである。
このような国で、事実や真実を隠しておきたいと考える者は、国民の労働のおかげで、自分たちの生活が成り立っていながら…その国民の財産をかすめとり続けている事を隠しておきたいと思う様な者たちだけだろう。
©芥川賢治
清水~高台寺を抜けて、歩いて行ったら、丸山公園に出た。十数年ぶりの訪問。
kyotoha korega kouenn nanodearu
煙草を一服できる場所からも、この景色が見えるのだ。
奥に見える黄と、その形に惹かれて。
そして僕はカメラと化すのだ。
mou bokuno kokoroha tomaranai
カメラマンにもなれると芥川は思ってる(笑)
そう思いませんか(笑)
heishasenmuha koregaiitoiu iu すすきが良い。と
ここにも芥川の「宇宙の塵」は在る。
kotoshiha kono aka ni miserareta
rinntoshita tatazumaino kikoyouno youna hanadatta sasagawamiwasann
rainennha isshoni kyoutowo sannsakushimashou
帰りに、いつも、気になる鴨を、誰も映さない角度から。
管氏とぬえについて…僕は管氏を全く否定してはいない…戦前や、僕が何度も指摘する自民党の田舎政治屋たちに比べれば、ずっとマシなのだ。
問題は、彼のぬえ性…他者の意見を、翌日には平気で自分の考えであるかのように言う所…政治家は、そういうものだというレベルを超えていると芥川は代表選の時に感じた。政治家であれ、学者、芸術家であれ、他者の意見や哲学を、無断で剽窃してはいけない…というよりも、己の確固たる哲学、思想がなければ、どの分野でも一流にはなれないだろう。
管氏は、そういう思念の人の補佐役に廻って、十二分な研鑽を積んでから、首相になるべきだった…政治は、生やさしいものではないから余計にそうなのだ…政治に、世間的な若さの概念なんかは全く関係がないことを、この2カ月は、日本中に知らしめもした…政治の世界では、昔から言われて来たように、50、60は洟垂れ小僧なのだ…今の低能の極のようなマスコミ…若けりゃ阿呆でも良い、見栄えさへ良けりゃ、口が達者であれば良い等と言う世界の、対極にあるのが、真実の世界であり、政治の世界なのだから。
僕が星氏について、一体、何様だと思っているんだと言及するのは、小沢一郎氏、或いは、氏に投票した200人超の議員たちは、民主党への期待と共に、国民に選挙された訳である。
一度も、選挙の洗礼を受けた訳でもない、主に記者クラブを自分の人生としてきた人間が、かれらの意見を全く無視して、除名しろ、それが嫌なら出て行け等と言う論説をなすとは、一体、何様のつもりだ、と言う事なのだ。
それに、僕は、彼に、明瞭に言ってやりたいのだ…日本は、あんたなんかでは全く成り立っていないこと…あなたが無視している民…一人ひとりの民…休日に、日本中から、その美を愛でるために京都に集っている無数の人達の暮らし…そのディーセンシィで成り立っているのだという事を。
付け加えれば、この人達の年収は、一生働いて五百万円。貴方の様に、軽く年収1,000万円超の人間ではないのである。
人混みが嫌だから京都には行かない、だとか、行く時は、しかるべきインテリ達と一緒に行く、或いは、そこに居る、結構なお仲間たちと歓談する…そのような結構毛だらけな人生とは全く無縁で、ただ、自分のそばにいてくれる、いてくれた人間たち…友人であったり、恋人であったり、家族であったりしてくれている人間たちと…皆、同じ気持ちでいることを知りぬいて、大混雑も厭わずに、京都という町…わたしたちのディーセンシーの故郷に、何度でも会いに行くのである。
©芥川賢治
僕は、伊達に、京都を再・再発見し、例えば、この季節には、矢も盾もたまらず、週末ごとに京都に、憑かれたように行っている…行きたいと思う訳ではないのである。
終に、今朝…二人の大人(たいじん)が出会う様にして…芥川は、今は亡き、或る大人と出会った。
このことは、ここで書くことではないので…いずれ本の中で書きます。
なにものかに属した呑百姓の精神について。
なにものかに属した呑百姓の精神は、emperor-banzai-fascismであれ、共産党一党独裁であれ、ちんけな独裁主義であれ、裸の王様になるだけなのだ。
ジャーナリストは、事実の検証をとことんやれば良いのだ。
管直人氏は、ぬえの様な人間であることを、代表選挙の時に、嫌と言うほど国民に見せつけた訳だが…そんな事にも気が付かないほへの頭脳構造。
それが、これまでの日本のジャーナリズムの正体だろう。日本が世界第二の超経済大国に成って、カームラや、その他の人達の様に、何のしがらみもなく…出世欲や権力欲、エリート意識とエゴイズム…これらには全く無縁の…事実を、真実を追求する女性たちがジャーナリズムの世界に現れたのである。
京都の紅葉は今週末から12月初めが見頃と勝手に思っていた。
いつもと同じような時間に目覚めて、直ぐにでも、京都に行きたかったのだが、…くりきんとんのTさんは、体が弱いから、もうついてこれない…そんなこんなで、午前中は、読者の方々に、サービス。新快速で京都に向かった。バスは沢山の人だから、5条坂の手前でタクシーを降り、パワー・ウォーキングを開始した。おまけに今日の靴は運動効果アップシューズ(先が上がっているのだ)アシックス版、マサイ族シューズとでも言おうか。
一気に5条坂を駆け上がって清水寺に到着して見れば、紅葉は見頃になっているではないか。それから以降の事は、後で書くとして、帰宅途中に、突然、思った事があった…今朝の朝日一面に「政権は立ち枯れるのか」と題して論説を張っていた星浩とは、一体、何者なのか…芥川がテレビを通して感じていた印象は、どこまで剥いても芯のない、或いは、決して芯を見せない玉ねぎの様な男…面の皮の厚さは、只者ではないと思っていた。
さっき、ネットで調べてみたら、東大卒であることは分った…それも彼にとっては、政治部に所属して、記者クラブの重鎮のような立場と相まって、重要な肩書なんだろうと推察した。
そんなことは、さておいて、星さんよ…現政権が、これほど稚拙なのは、単純な事…代表選挙…あなたたちが歪めた選挙であることは、もはや周知の事実だが…の後に、大人として…彼らが自ら言っていたノーサイドの精神で組閣しなかった事に尽きているのだ…所属議員の半分を除外して、良い結果が出る訳はないのは自明のこと…そのようにけしかけたのもあなたたちであることも衆知の事実。
おまけに、この党で、唯一、政権とはなんぞや、と言う事を経験、理解している対立候補を、完全に、外した政権の、当然の帰結というだけのこと。
この2カ月の事に、小沢一郎氏は、全く関係がない…何にも関係がないのも衆知の事実。
あなたは、現首相の奥方まで持ち出し、ほめそやしたせいなのだろうが、小沢一郎氏を除外し、民主党を解体しても良いんだなどと言いだすとは、一体、あなたは何様のつもりなのか。
現政権の大半は、言論の自由や、教育の自由に、事ある毎に口を出し続けて来た自民党の田舎政治家たちに比べれば…その面では皆、ずっとマシなのだ。
なにが駄目かってことは、もう言う必要もないだろう。
帰途、歩きながら、僕は腹が立って来たのだ。この星氏に代表される様な、体制からの情報に準拠した正義感を振り廻す連中に、俺の20年、「日本の失われた20年」が在った事を思えば、腹が立って当然だろう。
もう、この話は、これでお終い…心が腐る。
総理側近によれば、菅直人総理が最も恐れる人物、それが田中秀征元経企庁長官である。市民運動家だった若き菅氏が政界入りするきっかけを作り、新党さきがけでは田中代表代行、菅政策調査会長として村山内閣を支え、橋本内閣の経企庁長官、厚生大臣としてともに入閣した。
菅総理の表と裏、思考回路までを知り尽くす田中氏が、かつての同志に敢えて直言するー。
―代表選直後は71%を記録した菅内閣の支持率が、ついに27%(朝日新聞)にまで落ち込みました。
年内に20%台の危険水域突入は避けられないと見ていましたが、予想以上に早かった。しかも、横浜で開催されたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の終了直後にこの数字が出たのは、菅さんにとってショックだったでしょう。議長国としてこの国際会議を成功裡に終わらせられれば支持は回復するIそれが彼の胸に秘めた復活シナリオだったはずだからです。
世論調査でもう一点、注目すべきは、ねじれ国会の打開方法に対する回答です(NHK調査)。「解散総選挙で民意を問うべきだ」(38%)が「政策ごとに野党と連携すべきだ」を抑え、第1位になった。これは10月の調査とは順位が逆転したわけで、即ち、菅政権に退陣しろという声が最も多くなったという意味です。菅さんにもうしばらく任せてみようかと寛容だった国民も、もう我慢の限界を超えたんですよ。
この先、菅政権に復活の展望があるとは思えない。今のままでは、行き着く先は内閣不信任案の可決です。私は旧知の菅さんに、そんな無様な姿をさらしてほしくない。政治家として次のチャンスを残すためにも、一刻も早く、潔く退陣すべきです。本人は「石にかじりついても」と政権にしがみつくつもりのようで
すが、国民はそんなこと頼んでいない。世論調査を見れば、むしろ「かじりつかないでくれ」と言っているんですから。
―中国の胡錦濤国家主席との会談で菅総理はメモを読み上げるなど、その振る舞いも国民の失望を買いました。
一言ぜひ言っておきたいことがある。私は、メモを読むこと自体を否定はしない。しかし、領土問題を巡って厳しいやりとりになることが確実な胡錦濤主席やロシアのメドベージェフ大統領を迎え、握手をするときも会談のときも、菅さんは相手から眼を逸らしていることが多かった。会談相手の眼を見ることができないから、視線をメモに落としているように見えた。これではいけない。
相手の眼をまともに見ないのは、自信がない、本気じゃない、相手を恐れているということ。これは万国共通の理解です。外交の場面でこれは致命的です。こちらが怯めば、相手から強気の発言を引き出してしまう。それは国益の損失に直結します。あのような首脳会談なら、しないほうがよほどましです。
思い出すのは、93年にシアトルで開かれたAPECです。私はこのとき細川護煕総理に同行した。日本では細川さんのマフラー姿ばかりが評判になりましたが、現地での細川人気は大変なものでした。パーティーなどでも各国首脳が次々に握手を求めて来る。それに対して細川さんは相手の眼を見据えて鷹揚に接する。他を圧倒する見事な風格ある態度でした。
―領土問題でも、菅総理は毅然とした態度を示したとは言い難い。
領土問題は、相手に譲り、宥和的な姿勢を見せれば、平和的に解決するというものではない。むしろ逆です。一歩譲れば、相手はここぞとばかりさらに一歩踏み込んでくる。その結果、不安定さが増し、挙げ句、戦争にまで発展しかねない。そういう基本的な素養が、菅総理には不足してます。
そもそも、いまの菅政権は何を目指しているのかが不明確です。菅さんは国会で、「国民主権」「二大政党制」などとお題目を唱えていますが、それは政治の枠組み、土俵の問題。国民が知りたいのは、その土俵でどんな相撲を取るのか、ということです。そこが根本的に間違っている。それに気づいていないとしたら救いがたいですね。
菅さんはおそらく、自分が政権を獲ることだけを優先し、総理になったら何をするのかについては、まるで考えてこなかったのでしょう。そうとしか思えない。
「政治ってこんなもんじゃないの」これは彼の昔からの口癖です。その場その場で、やらなければならないことだけをやる。つまり、状況主義です。本当にやりたい、目指す理想がない。
しかし政治は捨て身の指導者の理想主義でしか大きく動くことはない。それが冷厳な政治法則です。やはり、彼は覇道を歩んできた印象が強い。トップの為政者は王道を歩んできた人にしか務まらないということなのでょう。
…以下略。
芥川は、室井佑月さんの、話言葉文体と言うか…良いなと思っている。
先週号でも、忘れていた事…事の本質が現れていることだ…を、くっきり思い出させてくれた…最後の指摘。
…前略
「どちらが体当たりしてきたか一目瞭然。無謀な中国漁船の活動がわかる」
なんてことはなかったってこと? あの人、JALの一件にしても、八ツ場ダムの一件にしても、そうそうトヨタリコール問題でも真っ先にトヨタ批判をしたりして、ほんと信用ならないよ。
…以下略
まだある。ビデオ映像流出事件で急濾、前日に集中審議が決まった10日の衆院予算委員会は、テレビ中継が開始から30分遅れたのだが、このときも民主党が不利な様子を国民の目から隠したいような態度が見えた。
衆院予算委理事で自民党の塩崎恭久氏が言う。
「朝9時半からの理事会で、NHKのテレビ中継がないことがわかった。机をたたいて怒鳴っても、民主党はムニャムニヤと口ごもるばかり。10時過ぎになって、『こんなことで委員会なんか開けるか!』つて席を立ったんです。そしたら、慌てて追いかけてきて、やっとテレビ中継が入ることになったんです」
消えてしまった
情報公開の公約
国会関係者によると、「どうやら民主党がNHKに、『自民党ももういいみたいだから』と、ふんわりと工作したようです」
党内でも同じく、都合の悪い資料は隠される。
ここに厚さ7惣ほどもある資料の山がある。これは、先の参院選挙のマニフェストの“原案だった”資料だ。仙谷氏と高嶋良充筆頭副幹事長が責任者のマニフェスト企画委員会でまとめたものだ。ところが、鳩山由紀夫前総理の辞任、菅直人政権への移行とともに封印されてしまった。
「党としてまとめたものを、政権公約会議に上げ、5月中にはマニフェストとして仕上がるはずだった。ところが、総理交代でそれっきり。結局、仙谷さんが抱えたままで、出てきたのは、あの菅さんのペラペラの冊子だけ。『詳細はホームページに載せる』というので待っていたけど、いつになっても載らなかった」(当時のマニフェスト企画委員会で中心だった議員の一人)
封印された原案は、2009年マニフェストとの真摯な比較や反省点も綴られ、
「党の議員全員を希望の分野に割り振って、有権者から声を拾い上げ、丁寧に作ったものでした。仙谷さんは、そういうものと真正面から向き合いたくなかったのかもしれません」(同)
原案では、「情報公開」の大きな項目を設けていた。
「国民の知る権利、行政救済手続きの充実」
○行政の透明化と国民への説明責任の明確化を図る
○違法・不当な公権力行使から国民の権利利益を守る だが、採用された冊子では申し訳程度になっていた。
みんなの党代表の渡辺喜美氏が言う。「全く反対のことばかりが起こっていますね。今の民主党がやっていることは、情報の隠蔽、隠匿です!」
野党時代の仙谷氏はカームラの特ダネ記事を見て、「内部資料があったら見せてくれないか」と連絡してきたこともあった。カームラは、「資料はありませんよ」
と答えたが、権力の都合で隠された資料など白日の下にさらすべきだ!との思いは同じだったはず。それが今は隠す側? さびしい限りではないか。
なお、海上保安官の皆さん、次から重要データは、週刊朝日にお持ち込みください。ネタ元は守ります。
本誌・川村昌代