文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

昨日、嵐山に向かう電車の中で…。

2010年11月28日 07時52分49秒 | 日記

斎藤文一さんの本を読んでいて、ドキッとした…「銀河鉄道の夜」には正確な時刻表がある。として挙げられている3項目の3番目に…汽車の運行時間が、きっかり四時間〇分であること。とあったからだ。

芥川が11月23日に、清水~南禅寺の旅をしたのも、きっかり4時間だったからだ。

さすがに、足に疲労を感じて…隣の永観堂にも、もういけないな、と思って、終了したのが、丁度、4時間だったからだ(笑)


最後の一言が、心に残った…昨夜の朝日夕刊から。

2010年11月27日 09時38分16秒 | 日記

…前略。

シャーウィンは名古屋出身。東京女子大を卒業後、60年に渡米、ハーバード大などで文学、歴史学を学んだ。米国で結婚。91年にスイスに移り、99年から英国南部バース近郊に住む。
「英国に来て、日本人に対する人々の態度が、どこか冷ややかなことに気づきました」
 
その背景に、戦中、日本軍の捕虜となった6万人近くの英兵が、激しい虐待を受け、ときに死に追いやられた歴史の記憶があった。元捕虜の父をもつ近所の家族と知り合ってわかった。

その後、シャーウィンは英国各地に元捕虜を訪ねく。その1人に、エリック・ロマックス(91)がいた。
42~43年、日本軍はタイとビルマ(現ミャンマー)を結ぶ泰緬鉄道を建設した。過酷な労働、栄養失調、病気などで連合軍捕虜と、アジア各地から動員された労働者が多数死亡した。
 
タイ西部の現場で働いたロマックスは、同僚がラジオを作るのを手伝ったことなどが発覚、日本軍から拷問を受けた。仲間2人が殴られて死んだ。
  
 そのロマックスに会うため、盛岡市に住む駒井修(73)が英国を訪れたのは2007年6月だった。駒井の父光男は1943年、陸軍少尉としてタイに渡り、捕虜収容所の副所長を務めた。
 
戦後46年3月、駒井は母に部屋に呼ばれた。自分と姉を前に、母の兄が何事か告げようとしたとき、「やめて!」と母が泣きながら止めた。
 
父が戦犯として処刑されたことは高校卒業後、教師に教えられた。しかし、父が何をしたのかは分からなかった。
 
父の戦友会に何度か出た。
「みなさんは、知っていることを私に教える義務があるのではないですか」
 戦友たちは黙った。
 
99年、英国の戦犯裁判資料を目にした。父がロマックスらを虐待して重傷を負わせ、捕虜2人を殴打し死なせた、と判決にあった。
 
謝罪に訪れた駒井に向かってロマックスが語った。
  
「私は裁判であなたの父親を指して『こいつにやられた、死刑にしろ』と言ったんだ。その息子がわびに来るなんて……」 ロマックスも苦しんでいたことを駒井は知った。
  「父に代わって心から謝罪いたします」
駒井の言葉をロマックスは黙って受けとめた。やがて緊張が和らぎ、ロマックスが言った。
  「ホテルにもう1泊、していかないか」    (上丸洋一)


郵政民営化なぞは、「失われた20年」に何にも関係がなかった。

2010年11月27日 08時39分56秒 | 日記

今朝の朝日の社説にはあきれた。小泉純一郎元首相の言葉を引用して論説を締め括るとは。

 

靖国神社に参拝する事が日本人の本質だと思っていた様な人間をだ…彼が他国との関係悪化を招いてまでもの情熱と同じ物を持って、自ら進んで、ヒロシマ・ナガサキに行った等とは、芥川は一度も見聞した事がない。

 

何よりも、「郵政民営化YESNOか」ほど、低能な、幼稚園児のレトリックには、それまで、お目にかかることはなかった。…この台詞は、イジメの原型のようなもの…最低レベルの話…こんな幼稚な二元論がどこにある?

 

彼も福田派の人間であるのは、偶然ではないだろう…こんな論理の行くつく先は、戦争やetc.愚かなものでしかないとしかないと僕は思う。

 

心と頭が腐る話は、止めて、昨日の夕刊の記事を次章に。

 

今日は、僕は嵐山に最後の紅葉を観に出掛けるのだから…芥川のような文章を見たかった(笑)


感謝。

2010年11月26日 16時52分08秒 | 日記

昨日の夕刻アメーバに、芥川の写真はFC2で見て下さい、と書いたら、驚き!…前にも書いたけど、このサイトの数は、分からない所があるのですが…いずれにしろ、平生、4050の数字が、あの後、243にまで跳ね上がっていました。

 

アメーバの読者の方たちが、見てくれたんだなと思っています。

 

お礼に、一日30回の投稿限度一杯に、清水~高台寺~円山公園~白川~蹴上~南禅寺の写真を投稿しました。

 

どうぞ、ご覧下さい。


通産省のエリートたちに言いたい。

2010年11月26日 12時04分20秒 | 日記

あなたがたは芥川の後輩にあたる訳だが…僕とは違い、順調な人生を送って、東大等の最高学府を出て、日本の最優秀選手の一人として、国を背負っている訳です。

 

現内閣のお粗末さに、愛想尽かしをしていることだろうが、そんなことは忘れよう。かつての世界最強軍団に戻ろう…その優秀な頭脳は何のためかを考えよう…この素晴らしい国を「文明のターンテーブル」が廻った国に相応しい、更なる発展、成長を遂げさせるために、神様は、貴方がたに優秀な頭脳を与えた。

 

20年の要らざる停滞を一気に取り戻そう…世界の経済情勢を、何処の国よりも鋭く分析して、日本が世界に誇る企業群の、先駆け、後押しをしよう。

 

貴方がたは、世界12の優秀な官僚なのだ。やれない訳が無い。

その働きに給料が見合わないのなら、言ってくれ。芥川が、声を大にして、

言い続ける…貴方がたの給料を世界最高水準にせよ、と。…但し、そうなった時は、天下りは一切無しだ…そんなのものがなくたって、貴方がたを放っておく人間、企業はない。引く手あまただ。


わたしたちがGOPANを開発しました。

2010年11月26日 10時06分02秒 | 日記

パナソニックは、芥川が以前に言及したように、この三洋電機の開発チームをCMに登場させて…家族一緒ならなお良いと思う…出演料を払ったらどうか。

 

芸人や女優等に高額な出演料を払うよりずっと良いし、各分野に敷衍(ふえん)すれば良いと芥川は思う…技術者の中国や韓国への流失を食い止める最良の案だと僕は確信する。

 

消費者も、そういう企業の製品をこそどんどん買うように志向すれば良いのだ。

 

芸人や女優等を使って広告するなんぞは、もう時代遅れだと芥川は思う。

 

全ては、一人ひとりの社員に依って成り立っているのだから。

 

芸人や女優なんか、それぞれの企業には、何も関係ないじゃないか。

 

そんなものに5,000万円や1億円の大金を払うのではない世の中に、早くすべきだと芥川は思う。


今朝の天声人語。

2010年11月26日 08時59分50秒 | 日記

国会は言論の府のはずが、このところ口論の府になり下かっていないか。そんな趣旨の投書が東京で読む声欄に相次いでいる。たしかに実のある議論は少なく、ののしりの声ばかり大きい。憂える人は投書氏以外にも少なくあるまい▼テレビの国会中継は質問者のパフォーマンス会場みたいだと、投書氏らは嘆く。とりわけ野党の若手に目立つようだ。「ヒステリック症候群とでも称すべき態度」で「大げさな物言いや、汚い言動で罵倒」する。そうした場面が続くことに、「これでは一種の低俗番組」と厳しい▼わが印象も相似たりだ。こき下ろすのに力が入り、度を超す人を散見する。言葉は魔物だから、自ら言い募るほど自ら酔っぱらう。ゆえに言葉はますます尖って、盛大になるが、言っている当人の人望は下がるばかりだ▼一問一答の委員会だけでなく、昨今は若手の代表質問にもその手の言葉が紛れ込む。政権への失望は言うまでもなく大きい。一方で自民党に人心が戻らないのは、そのあたりに一因がありはしないか▼清水幾太郎の名著『論文の書き方』に次の一節がある。「無闇に烈しい言葉を用いると、言葉が相手の心の内部へ入り込む前に爆発してしまう。言葉は相手の心の内部へ静かに入って、入ってから爆発を遂げた方がよいのである」。言葉は慎ましいものにかぎると、この碩学は言う▼ネズミ花火ではなく、静かで確かな言葉を聞く耳を、人はちゃんと持っている。与野党とも見くびるなかれ。丁々発止と口げんかの違いぐらいは、先刻お見通しである。

黒字は芥川。


今朝の日経一面から。

2010年11月26日 07時04分30秒 | 日記

 三菱自動車が先陣を切って発売し、米欧などが後を追う電気自動車(EV)。出遅れた中国メーカーが日参する新興企業が北京市内にある。2002年設立の阿爾特中国汽車技術。「デザインハウス」と呼ばれる自動車設計の専門業者だ。
 

すでに大手4社からEVの設計を受注。メーカーは外観などを決め、阿爾特の図面に沿ってエコカー用電池などを組み立てれば車が完成する。EVは部品点数がガソリン車の3割程度とされ、開発のハードルは下がる。
「11年には株式公開したい」と語る創業者の宣奇武董事長は三菱自の技術者だった。社員880人のうち日本人が50人で、日本にも拠点を持つ。日本のノウハウを生かし、中国で自動車開発の新たな姿が根付こうとしている。
 

アジアの経済発展は1990年代まで、欧米発の技術やサービスを受け入れた日本を、他の国・地域が追いかける形で進んだ。雁(がん)の群れのように飛ぶ「雁行型」の発展だ。しかし00年代に入り、群れの形は大きく崩れた。
  

「業界で先進的な地位を得ることができた」(台湾・元太科技工業の劉早誠董事長)。元太は09年12月、電子書籍端末で採用が進む「電子ペーパー」の米社イーインクを2億ドル(約167億円)超で買収した。
 

元太は買収で、代表的な端末である米アマゾン・ドット・コムの「キン
ドル」向けの電子ペーパーを独占的に供給する立場を固めた。世界シェアは9割を超す。アジアに流れ込むマネーを武器に、電子ペーパー分野で群れの先頭に立った。

技術の進歩も群れの秩序を変える。「(日本企業を引き離した)薄型テレビや携帯電話端末と同じパターンだ」。韓国サムスン電子の幹部は高級デジタルカメラ分野での追い上げを宣言する。
 

きっかけは「ミラーレスー眼」と呼ぶデジカメの登場だ。従来の高級カメラではレンズから入った光を振り分ける光学部品が欠かせない。日本が職人技を生かして一手に供給してきたが、ミラーレスー眼はこの部品無しで高い画質を実現する。
 

サムスンは日本との光学技術の差を埋めるカメラとみて、今年1月に参入した。高度な作り込みを必要としないデジタル製品の普及は、群れの先頭のはずの日本と他国の距離を縮めていく。

負けるなよ。キャノン、ニコン、パナソニック、ソニー、カシオ。頼むぞ。何度も何度もサムソンに、してやられてたまるかだぞ…政府も目ん玉ひんむいて、支援するのだ。「政治とカネ」なんぞの虚構ゲームをやっている場合ではないし、その暇もないぞ。

…中略

「韓国や中国には、まだ世界に先駆けて独自商品を開発する基礎能力がない」(三井物産戦略研究所の杉山秀雄海外情報室長)。現在のアジアでは、群れの先頭の雁が産業分野や政策により猫の目のように変わる。力を残す日本も含めた発展の主導権争いは過熱していく。


今朝の日経「大磯・小磯」から…需要拡大には雇用拡大が有効…。

2010年11月26日 06時41分49秒 | 日記

…前略。

日本でもバブル崩壊後の景気悪化に財政出動で対応したが、期待したほどの効果がなかった。

その反動が構造改革と小さな政府につながり、雇用が大幅に減って、景気低迷が深刻になった。「失業は甘えです」という経営者の発言が出たのもこのころである。

…中略。

需要さえ回復すれば、景気は回復する。この夏の日本の実質国内総生産(GDP)は大きく伸びたが、理由は猛暑とエコポイント効果でビールやエアコンがよく売れたからである。
 

需要回復には雇用拡大が有効である。来年春に卒業予定の大学生の就職内定率(10月1日時点)は60%に満たない。

これでは、最も消費をしたいはずの卒業間近の大学生やその親たちも消費をするはずがない。状況改善のためにも、国の予算編成にあたり需要・雇用創出基準は重要である。

雇用を増やすには財政資金が必要だが、その一方で税負担が需要を圧迫するという。しかし、日本の税負担はたった37兆円であり、社会保障費の支払いを含めた国民負担率でも、経済協力開発機構(OECD)加盟30力国の中では下から5番目である。

税負担が大きいほど需要は圧迫されるというのならば、むしろ日本は先進国の中で需要が盛り上かってよいはずである。

…中略。

それが明確でなければ、現在の米国や構造改革が叫ばれた日本のように、再び小さな政府論が台頭して、雇用縮小と景気のさらなる悪化を招きかねない。 (魔笛)


今朝の日経から…米株式市場でインサイダー疑惑。

2010年11月26日 06時26分46秒 | 日記

米金融市場で大規模なインサイダー取引の疑惑が浮上している。複数のファンドが非公開情報に基づく株式売買で不当な利益を得た疑いかおり、金融大手ゴールドマン・サックスが関与したとの報道も出ている。事件の展開次第では株価にも影響するだけに、市場関係者は警戒を強めている。

「専門家ネットワーク(expert network)」ー。聞き慣れないこんな言葉がここ数日、市場関係者の間に一気に広まった。今回のインサイダー疑惑のキーワードの一つだ。

疑惑を20~21日付の紙面で最初に報じた米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、企業の元幹部ら内部事情に詳しい「専門家」とヘッジファンドなどのつながりを指す。情報サービス会社が双方の仲介役となり、非公開情報に基づく株式売買でファンドが利益を上げていたと捜査当局はにらんでいるという。

報道によると、捜査は3年越し。米連邦捜査局(FBI)、米証券取引委員会 (SEC)、ニューヨーク・マンハッタン連邦検察など当局の捜査が最終局面にあり、一部案件は年末までに起訴に至るとしている。

捜査対象は幅広く、相当数のファンドなどが情報提供を求められたもようだ。投信運用大手のジャナス・キャピタル・グループは調査を受けたと公表。ウェリントン・マネジメントやSACキャピタル・アドバイザーも聴取を受けたとされる。

当局は22日にはニューヨーク、コネティカット、マサチューセッツ各州の中堅運用会社を家宅捜索。24日にはカリフォルニア州の投資情報会社の幹部を逮捕した。
 

市場関係者は捜査がどこまで広がるかに関心を寄せる。同紙はゴールドマンがヘルスケア関連の企業統合に絡み、情報を漏らしたかどうかが焦点の一つだと報じている。この報道を受け、ゴールドマン株は22日、3・4%急落し、その後の値動きもさえない。…以下略。
 (ニューヨーク=西村博之)