関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

最近オカしく思うこと(1) ─ 「段ボール箱」の見た目が豪華になり続けているぞ。エコ志向のご時世なのに。

2009年01月17日 | 日記
フツー、世の中が不況でコスト削減やらシンプル志向が強まると、運送パッケージである「段ボール箱」は質素なプリントになります。
事実、(80年代は)ド派手なカラー印刷でアキバの店先に山と積んであった中~大型家電の箱などは、めっきり印刷色数が減り、シンプルな装丁になったモノが今も主流です。

…ですが。

これとまったく逆行する、例外の「段ボール箱」もまた多いのでして。たとえば、飲料とか菓子、乾麺…などなど、保存の効く食品関係の箱。これらは押し並べて、色刷りも激しく華美になる一方です。

もちろん、(メーカーサイドも)理由も無く、不必要にこんなところにおカネをかけているワケではありません。

実はこれ、すべては長期化する不況で、保存食はお値打ちに「まとめ買い」すなわち「ハコ買い」する消費者が増えた…ことによるらしい、のですねー。

従来は、梱包運送&在庫管理するだけが目的だった「段ボール箱」。それが直接、店頭に(ハコから出さないまま)並んで(商品そのものとして)買われることを想定しなくちゃならなくなった ── そんな小売形態の変容を受けて、やたら多色刷りしてみたり、中身の解説テキストを記載したりして、外箱に“自己主張”させ、行き交う来店客らにアピールさせる必要に迫られたんですね。

(所得に比して)相対物価がどんどん上がる。1円でも安いモノ志向がますます強まる。その結果、従来は効率化を優先した部分が逆にコスト高に見舞われる。。。ひとことで消費者主義の天下と言いますが、きょうびの不況ってやつは、誠に皮肉な光景をもわれわれに現出せしめておりますぅ。はい。

 

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NHK紅白は、やはり「世相」の鏡。放映結果にみる、ふたつの「基調」。

2009年01月02日 | 日記
ある意味、これほど正確な“世相調査”はない、と思います ── NHKの紅白。

視聴率は景気の鏡。回復・横ばい基調のときは下がり、悪化基調のときは上がります。国民が人と同じ関心事に関らないと不安だ、安心のレールから外れたらオシマイだ、という深層の強迫観念のなせるワザであって、NHKがナニか(視聴率改善に向け)努力したから、というのは(要因として)当たってないでしょう。

一方、「白組の優勝」。これも明快に「ニッポンの男女のバイタリティ対決」です。異性の組に加担できるゆとりを持てる優位な側が、オトコなのかオンナなのか? ということです。

今年もオンナが強かった。だから白組が勝った、ということであって白組の人気が勝った、とは言えますが、けっして白組のパフォーマンスが優位であった、ということではありません。

ニッポンのオンナがオトコより元気で挑戦的であり続ける限り、「紅白で紅組が勝つ!」…なんて状況はなかなか来ないと思われます。